朝から快晴の土曜日。今日で10月もおしまい。
天気がいいので、今日も昼頃に少し歩いて見る。
今月中旬頃までは、ぐずぐずした天気が続いていたので、家ごもりで運動不足。二日連続で歩くと、ちょっと足腰が疲れている感じである。
それでも青空の下で歩くのは気持ちがいい。暑くも寒くもないので、今が一番いい季節かもしれない。
さておき、海の向こうの大統領選挙は大詰め。どちらに転んでも大モメになりそうな雰囲気なので、世界中がそのとばっちりを覚悟しないといけないようだ。そもそもトランプのような「政治家?」が降って湧いた理由は、ある意味、アメリカ・・というか、世界的な閉塞感が原因なのかもしれない。表向きの繁栄から置いて行かれた人たちの怨念という火薬庫に火をつけて煽っているのがトランプなのだが、一方、これまでの政治家はある意味、見て見ぬ振りをしてきたのだろう。そのツケがまわった結果なのかもしれない。しかし、本来、政治とは、そうした火種が爆発しないように、うまく火消しをしていかなければいけないもののはずである。それと真逆のことをして我田引水するトランプは、政治家ではなく単なる扇動者に過ぎない。荒唐無稽な陰謀論者すら利用するその姿勢には、歴史上悪名をはせた何人かの独裁者と重なるものを感じるのだ。
この選挙、どちらが勝っても米国が元通りになることはないだろう。結果として世界の政治バランスは大きく変わるだろうし、バランスそのものが保てるかどうかも怪しい。アメリカの終末論者ではないが、最悪の結果も頭の片隅に置いておく必要があるのかもしれない。
振り返って我が国は・・・・と言えば、唐突に辞任した前首相の後を継いだ元官房長官が、なにやら怪しい雰囲気である。野党の不甲斐なさの上にあぐらをかいた現与党の天下がいつまで続くのか・・・・こちらもちょっと閉塞状態である。コロナ騒ぎが収まる気配も見えない中、各国政府は財政破綻寸前だ。景気は最悪のはずだが、株式市場は活況である。各国政府がつぎ込んだカネが行き場をなくして市場に流れ込んでいる。政府は庶民にカネを使わせようと必死だが、本当にカネを使わなければいけないのは、一握りの金持ちたちだろう。某財務大臣(閣僚の中では一番の金持ちらしい・・)が、「カネに困っている人は少ない(から補助金が貯蓄にまわる)」などとのたもうたようだが、カネが貯蓄に回るのは、あんたたちの政治が信用されていないからではないのか。先行きの不安が拭えなくては、安心してカネを使うことはできない。GoToにしても、政府が使った金+αの効果がどこまで出るのかは疑問だ。出血を放置しながら輸血を続けている状況では、輸血できなくなった時点で「終了」である。
愚痴はさておき、我々庶民は、とりあえず成り行きを見ながら、うまく立ち回るしかなさそうである。
買い物帰りの東の空に満月。明日から天気はちょっと下り坂のようだが、気温もまた一段下がりそうである。
なんとなく気が重くなる世の中だが、とりあえず煮詰まらないように生きていくとしよう。