今朝も寝坊気味に起床。朝飯を喰う気分にもなれず、そういえば・・・と仕事を一つ思い出して手を付けてしまったら、結局昼過ぎまで仕事することになる。まぁ、今日の昼間はこれと言って予定もなかったので、それもアリ。結局、昼飯も食わずに一時過ぎまで仕事をして、ようやく遅いランチ(ブランチ?)にありついたのは午後1時半をまわっていた。
昼飯はホテルのバーラウンジ。こんなのやらスズメやらが、物欲しそうにやってくる。今日の昼飯はこれ。初日の晩飯とよく似た構成だが、アルコールはなし。昨日天気に阻まれたマウナケアの夜空を見に行くので、酒は抜きである。
コナ側から見ると山には黒雲。さて、上に上がったら雲を抜けられるかどうか賭けなのだが、とりあえずまた、サドルロードに向かう。サドルへの上りは、雲に突っ込んでいく感じ。途中で雨も降り出して、ちょっと怪しい雰囲気に。でも、ヒロ方面に近づくとこんな感じで晴れ間が見えてくる。なんとなくWindows Xpの壁紙っぽい風景の中を走って、マウナケアアクセスロードへ。
登り始めは少し雲がかかっていたのだけれど、ビジターセンターのあたりでは雲を抜けて青空になっていた。
ここから山頂を目指すのであれば、3時間ほど高所に身体を慣らしてから上に向かうのだが、病み上がりなこともあり、今回はここまで。それでも、ちょっと歩くと息が切れる。夜までには時間もあるし、身体を慣らすために、このあたりにいくつかある小山の一つに上ってみることにする。
息が切れるので、ゆっくり上がる。100mもないくらいの山だが、上がって見ると結構見晴らしがいい。こちらは、ビジターセンターとマウナケア方面。
この山の陰で見えなかったマウナロアも全体がよく見える。
とりあえず、少し運動したので、膝に来ないよう、またゆっくりと下る。で、またビジターセンターに戻って、車で夜を待つことにする。
このセンターには、スペースシャトルチャレンジャーのクルーだったハワイ出身、日系のオニヅカさんの名前が付けられている。
山の向こうに日が隠れて、あたりが薄暗くなってきたあたりで、少し離れた空き地に三脚とカメラを持ち出してセット。暗くなるのを待つ。暗くなり始めた頃、山頂の夕日を見に行った車の列が山を下ってくる。
西の空には三日月と宵の明星。完全に暗くなるまで、結構時間がかかる。気温が下がりはじめて、結構冷えてくる。
まだうっすらと明るい状態で、少しずつ星が見えてくる。この時期のハワイからは南十字星が見える。(下の画像の囲った部分が南十字星)
完全に暮れるとこんな感じで星が一気に増える。
とりあえず、撮影していたのだけれど、十数秒の露出の間にいくつもの人工衛星が写るタイミングがある。スターリンクのように小型衛星を大量に打ち上げるビジネスが増えているのだが、たしかに天文学者が懸念する空の汚染が発生しないかちょっと心配だ。
この時期、天の川は空の低いあたりに横たわっている。秋になると、地平から天頂に向けて立ち上がった天の川を見られるのだが、そのうちまた秋に来て、そんな絵も撮ってみよう。
そんな感じで、とりあえず今回したかったことはすべて完了。明日は午前中にホテルをチェックアウトして、夜のフライトまで時間を潰す。とはいえ、日本との打ち合わせが3件ほど。フライト直前に2件立て続けなので、ちょっと厳しい。なにより、PCの電源が確保出来ないとバッテリーがもたないかもしれない・・・とちょっと不安になっている。iPadでしのぐか・・・ちょっと考え処である。