またしても、あっという間に一週間が過ぎ去った。月曜に実家から帰ってきて、また仕事に追われる毎日。今週はオンラインのセミナーが2本とか、その準備だけでも大変だった。おかげで、散歩もあまり歩けず、目標未達の日が続く。週の後半は比較的暖かい日が続いていたのだが、そんな感じで昼間は自宅にこもりっぱなし。なんだかもったいない感じである。このところ近くの木にメジロがやってくるようになった。
木曜の夕方は、久しぶりのリアル飲み会で、こんなあたりに行ってくる。
金曜午後はセミナー講師で夕方まで。水曜のは朝から夕方までだったので、こっちは比較的マシだが、それでも神経を使って疲れる。金曜の晩飯は、近くの店で美味い魚などを喰う。今日は、ちょっとゆっくりめに起きてこんな景色を見ながら散歩する。
茶トラはいつもの屋根の上。
朝飯の後、昼風呂を浴びて、午後は宿題仕事と洗濯。あっという間に日が暮れる。
そう言えば、最近悲しいお知らせをよく聞く。先日、うちにも届いたのだが、個人情報が抜かれた・・・という奴。仕事柄、あ~あ・・・って感じなのだが、いまだに単純なSQLインジェクションとかで抜かれるケースがある一方で、委託先や内部犯行で抜かれるケースも後を絶たない。以前に比べれば、対策は進んでいるかもしれないが、攻撃の増加(情報がほしい動機を持つ悪党の増加、それを手助けする仕組みの拡充)に追いついていないように思える。とりわけ中小企業は日々の糧を得るのに精一杯の状況が続いているから遅々として対策が進まない。そして、そこが狙われる。サプライチェーンを支える中小企業が極めて脆弱な状況では、日本の産業基盤は足元が揺らいでしまう。かといって「無い袖は振れぬ」(本当にそうなのかは別として)という感覚も理解出来る。「食えなくなる」リスクのほうが大きいからということなのである。原価の上昇分を売値に転嫁できず、食い扶持も切り詰めざるを得ない中では無理もない。元凶は、多重下請け構造の底辺で付加価値を高めることも生産性を高めることもできない状況に追い込まれ、あるいはその状況に甘んじざるを得ないところにあるのかもしれない。政府のかけ声で経済界に賃上げムードが高まっているが、大企業を除けば、それで経営がさらに苦しくなり、本来必要な投資まで切り詰めざるを得ない状況にならないかが不安である。政府も「賃上げのお願い」ばかりでなく、中小、中堅が付加価値や生産性を高めるための投資をしやすい環境を整えることを真剣に考えるべきだ。もちろんバラマキや融資条件の無理な緩和による借金漬けの推奨といった愚策ではなく、市場の育成などを通じて方向性を示すことが重要だろう。しかし、そんな政策を誰が考えるのか・・・。与野党共に政治家には無理だろう。そもそもそんなまともな政策を考える政治家は偉くなれないだろうから。昔々、日本の高度成長を支えた官僚はと言えば、この10年あまりの「政治主導」で、すっかりスポイルされてしまったよう見える。進んで何かを進言しようなんて奴はもういなさそうだ。そんなことを考えれば考えるほど、先行きが暗く思えてくるので、愚痴はこのくらいで止めておくことにする。
今夜も西の空に木星と金星が並んでいる。さて、明日は日曜。ちょっと用事があって、また日帰りの小旅行である。
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