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ブラッディームーンと神々の王

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ちょっと不吉な雰囲気のタイトルだが・・・、さておき今朝はいいお天気。昨夜はちょっと遅くまで仕事したので、今朝は少し寝坊。富士山の雪はちょっと薄くなったよう。このところ少し暖かい日が続いたので解けたのだろう。まぁ、また真っ白になるのは時間の問題だろうが・・・。

今日は午前中に打ち合わせ2件。その後、週末にやっつけた仕事の仕上げと納品など。少し昼寝とかして、夕方にまた打ち合わせが一件。それが終わった頃には日が暮れて、東の空に満月が昇ってくる。

早々に買い物に行って晩メシを食い、それから近くの神之木公園に移動して観測態勢に入る。既にこんな感じで月が欠け始めている。

今夜は皆既月食。しかも、月食の最中に、天王星が月に隠れる蝕が起きる。これは、400年ぶりで、次に惑星蝕が重なるのは300年以上後だと言うから、見ないわけにはいかない。・・・ということで、こんな感じで少しずつ欠けていく月を観察。ちなみに、カメラはα7Ⅱに、600mmズーム+2Xテレコンで、1200mm相当の望遠である。

そして、午後7時過ぎには皆既月食となった。

血のように赤いブラッディームーンは、今の世界を象徴しているかのよう。今回は、「神々の王」たる天王星がこれにからむのである。月の左下から、次第に近づいていく天王星、

そして月に隠れる瞬間。

かくして、「天空の王」は血のような月の裏側にお隠れになる。公園では、近所の子供たちが観測会をやっていて結構賑やか。その脇で爺さんは、ひたすらカメラのシャッターを切る。

やがて、月の端に白い光が戻ってきて、皆既月食が終わる。

とりあえず、お隠れになった神様が戻ってこられるまでの間、ちょっとカメラを別の方向に向ける。今の時期、空で一番明るく光っている木星。さすが、このレンズだとこんな感じでガリレオの4大衛星が綺麗に写る。

だんだん気温が下がってきて寒くなってきたので、少し動いて身体を温めるなどしている間に、月が次第に戻ってくる。

月の3分の2くらいが明るくなった頃、月の端からまた、天王星が顔を出した。

月はもうかなり明るくなっていて、ハレーションがすごいのだが、どうにか蝕の終わりを撮ることができた。

そんな感じで観測目標は達成。午後8時半頃に撤収する。帰りがけに見上げた月は、こんな感じでずいぶん明るくなっていた。

とりあえず、レアな天文イベント観測成功である。

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このページは、風見鶏が2022年11月 8日 22:28に書いた記事です。

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