一夜明けたニューヨーク。8時起床。朝飯はホテルのレストランで食い、打ち合わせの資料を手直ししてから宿を出る。訪問先のすぐ近くに宿を取ってあったので余裕・・・と思っていたら、直前に別の会議スペースを取ったから・・・という連絡があって、ちょっと焦る。30分前にホテルを出たのだけど、到着はギリギリ11時になってしまった。下手に車を拾っても渋滞に巻き込まれる可能性もあるので歩いたのだが、なかなかいい運動になった。(笑)
受付で会社名を伝えたが、そんな会社は知らない・・・と言われ、案内のメールを見せて、ようやく入れて貰えた。このビルのエレベーターは、脇のパネルで行き先階を選ぶと、乗るべきエレベーターの番号が出てくるシステム。これまで、同じようなエレベーターを一度だけ見たことがある。デュッセルドルフ(ドイツ)のニッコーホテルでだが、地元の駐在者によれば、分かりにくいと不評だとのこと。ここも、初めての人は戸惑うに違いない。さて、18階の指定された部屋に行って見たら誰もいない。ドアもロックされている。しばし、彷徨ってから案内のメールに書かれていた予約情報のリンクを見たら入室用の暗証番号が書いてあったので、とりあえず誰も居ない部屋に入って待つことにした。窓の外にはマンハッタンの景色。周囲に高層ビルがないので、なかなかいい見晴らしである。待つこと数分、相手の会社の人が一人だけやってきた。残りの人はビデオ会議で参加するという。時節柄握手はなし・・・。思うに、急遽打ち合わせ場所が変更になったのは、たぶんそういう事情だろう。日本からカリフォルニアを経由してくる奴を、断るのもアレなので、とりあえず外で・・・という感じだ。来てくれた一人は相手の会社のデータサイエンティストで、ちょっと学者っぽいが、いい感じの男性。とりあえず、PCを広げて、打ち合わせを始める。彼らの会社から1名、フィンランド駐在の担当者が1名、日本から1名、そして隔離部屋(笑)の2名で2時間ちょっと打ち合わせをして、その後、来てくれた人に、少し統計学的な説明をしてもらって、打ち合わせは終了。帰りは会社に戻るという彼と一緒にホテル近くまで歩く。そんな感じで、今回の全業務はめでたく終了。ちょっとホテルで休んで、晩飯前に少し歩いて・・・と思って表に出たら雨になっていた。ホテルのドアボーイが傘を貸してくれたので、それを差して少し歩いて見る。
ホテルはブロードウエイに面していて、そこからブロードウエイをタイムズスクエア方面へ歩く。流石にこのあたりは観光客もいて、結構人が多い。観光客と地元民(笑)の区別は簡単につく。ここの連中は車が来ないと見るや、赤信号でもかまわずに道を横断するのである。皆で渡れば怖くない的な感じだ。まぁ、せわしない都会の風景なのかもしれない。
そんな感じでタイムズスクエアまでやってきて、特にすることも無いので、また折り返す。このあたりは、前回・・・と言ってももう10年近く前になるが、一度来ている。仕事でニューヨークに来ることは少ないので、なかなか来る機会がないのである。
お上りさんよろしく(実際そうなのだが・・・)写真を撮っていたら、ミニー姿のおばさん(どう見てもおばさんに見える・・・)に声をかけられて、写真を撮ろうという。どうやら観光客相手の小銭稼ぎらしい。とりあえずお断りして、ホテルに向かって歩く。
結構本降りだった雨も、小やみになって、傘をたたんでも歩けるようになってきた。帰りにコンビニへ寄って明日の朝の朝食を買って帰ることにする。ホテルで食うと、なんだかんだで40ドル近くするので・・・。
そんな感じでホテルに戻り、あれこれしている間にいい時間になったので、とりあえずホテルの下のレストランで晩飯を食う。ようやく仕事も終わって後は帰るだけ・・・結構疲れたので今夜はちょっと贅沢である。
やはり元気をつけるには・・・ということで、当然ここはニューヨークステーキの一択である。(笑)
いい感じでほろ酔いになり、部屋に戻って一眠りしてからこれを書いている。明日は昼の便で一旦サンフランシスコに戻る。時差3時間を巻き戻すので、1時間半の乗り継ぎ時間を入れても6時過ぎにはサンフランシスコに着く予定である。今回、プライベートのRSA参加にあわせて仕事を受けたのだが、請求をしやすくするのに敢えて行程を完全に分けたため、ニューヨークからの直帰ではなく、またサンフランシスコに戻って一泊し、明後日、帰国の途に就く。長旅もようやく・・という感じだが、明日はまた大陸横断である。
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