今朝もいいお天気のサンフランシスコ。こっちのコンファレンスは朝が早い。今日のセッションは朝の8時から。もたもたしていてちょっと遅刻する。
朝一番のセッションは、セキュリティ啓発プログラムに心理学的要素を取り入れる話。セキュリティの啓発はマーケティングと考え方がよく似ていて、そっちの経験を持つ人材を巻き込むといいよ、という話は面白い。たしかにそう言う要素が必要な気がする。2セッション目は、様々な新技術の登場で広がり続ける攻撃の切り口(Attack Surface)にどう対処するかという話だが、昨日のセッションと同様に、こうした話をするには50分のセッションはちょっと短すぎる印象。ゼロトラストというのはたやすいが、そもそも自分を信用できるのか・・・・などと、ロクでもないことを考えながら聞いていた。
午後のセッションまでは時間があったので、また常連参加者専用のラウンジでPCを開いて仕事をする。午後のセッションは、またしてもちょっと睡魔に負けて寝落ち・・・。ちょっと気合を入れるために、またラウンジに戻って仕事をする。月末の締切が迫ってきているので、明日も合間を見て仕事をしないといけない。夕方に常連の某先生と待ち合わせて、ケーブルカーでフィッシャーマンズワーフ方面へ移動。ピア39で食事をする。
入った店は初日に晩飯を食いに来た店。こんな景色が見えるテーブルで夕景を楽しみながら食事をする。
今日は軽くサーモンサラダ・・・のつもりだが、あまり軽くは見えない見た目である。
久しぶりに会った先輩と、あれこれ話をしながら食事をして午後8時前に店を出た。
空には三日月と金星。ぶらぶらとケーブルカー乗り場まで歩いて、ケーブルカーで帰ってきた。
今日、こちらに来ている日本の知人から聞いたのだが、日本からの出張者の中には、帰国指示を食らって、予定を切り上げて今日帰った人もいるそうだ。その会社では感染者が出たと言う話なのだが、感覚的に言えば、まだコントロールされているように見える米国とそろそろ国内感染拡大の瀬戸際にある日本と比較して、どちらがリスクが高いか・・・と言えば自明のような気もする。日本がこれ以上悪化する前に呼び戻したいという判断なのだろうが、色々な忖度が働いているようにも思えるから複雑だ。・・・とそんなことを思っていたら、米国で初の国内感染が疑われる例が、サンフランシスコのすぐ近くで出たというニュース。よりによって・・・という感じだが、感染経路不明の感染者が出た国の多くが、その後、どんどん感染者が増えている状況を考えると、こちらもちょっとヤバい状態である。場所的に見て、大きな空港のあるサンフランシスコやオークランドあたりから広がった可能性も考えられるし、SFベイエリア全体で人の移動もあるから、サンフランシスコで感染者が見つかるのも時間の問題かもしれない。ちょっとニュースから目が離せなくなってきた。状況によっては、コンファレンスを諦めてホテルに籠もるという選択肢も考えた方がいいかもしれない。このあと、日曜日に東海岸に移動するのだが、状況が悪化すると、訪問先にも気を遣うことになりそうだ。彼らにしても、カリフォルニアを経由した訪問者を迎えるのは微妙な判断になるかもしれない。残念ながら飛行機はキャンセル不可の安チケットなので、場合によっては移動するだけで終わってしまうかも知れない・・・。さて、ちょっと気が抜けないことになりそうである。