昨日は幕張メッセでやっているInteropに行ってきた。往年に比べるとだいぶ規模が小さくなった感じがするイベントだが、何か面白いものでもあれば・・・と思って行って見た次第。このところ、なんとなく目玉的な技術がない。5G関連でも・・・と思ったのだが、まだサービス開始前なのと、キャリアの話なので、実際の展示はほぼ皆無である。
とりあえず、ホールに入って最初に行くのがShownetのラックまわりとNOCなのだが、大容量化と仮想化が進んでいる以外は、これといって目を引くものもない。
NOCの風景もあいかわらず。一時あったSOCは数年前からNOCに統合されている。まぁ、これはひとつの形だろう。
Interopといえば、ネットワークエンジニアのお祭り・・・というイメージだったのだが、最近では、そうしたわくわく感も薄くなってしまった。出展者のほうは、なにやらセキュリティものが増えて、ネットワークまわりがあまりみられなくなっている印象。Interopの「とんがり」な部分が丸くなってしまっているのも寂しい。唯一頑張っていたのは、この会社だが・・・・。
アメリカと中国の「貿易摩擦」+「IT覇権争い」の話はさておき、個人的にはそれほど嫌いではないのだが、このキャッチにはちょっと苦笑した。もちろん、インテリジェンス=知能、知性というような意味合いで使っているのだろうが、英語のIntelligenceには、たとえばCIA(米国中央情報局)のIといった意味合いがある。それを分かって敢えて使ったとすれば、なかなか洒落たものだが、おそらくは広告代理店あたりが何も考えずに使ってしまったのだろう。少なくとも英語圏の会社なら広報あたりがチェックを入れそうだが・・・。皮肉である。
一通り展示を見て回ったが、いまいちときめかないので、早々に撤収することにした。さて、イベントがつまらなくなったのか、私が歳を食って技術屋魂が薄れたのか・・いずれにせよ、ちょっと残念な感じがした。
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