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現代文明の脆弱性

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今朝も快晴。気温はぐっと下がって2℃台。ちょっと厚着して散歩に出かける。

気温は低いが、厚着のせいで、それなりに汗をかく。その分、歩くペースが落ちると体が冷えて寒い。今朝は風が弱かったのが救いである。

とりあえず、今朝も散歩はフルコースで2時間弱、距離にして7Km強を歩く。

今日は自宅で資料作りなど。ちょっとニュースを見ていたら、なんとラスベガスのCES会場で停電騒ぎがあったらしい。大雨の影響で(たぶん漏電して)設備が焼けたという話だが、なんとも皮肉な話である。最先端のハイテクも、電気がなければただのガラクタだということが、図らずも立証されたようなものだ。停電などというものが、日常から消えて久しい。大震災直後を除けば、日本の電力事情は極めて安定しているように見える。少なくとも先進国においては同様だろう。そんな中で我々は電源の安定供給にたよりきって生活している。そして、その傾向はさらに強まっていく。インフラとしての電力網が災害などで破綻してしまうと、我々の生活は一気に産業革命以前の状態に戻ってしまう・・・というよりは、戻ることができなくて破綻するといった方がいいかもしれない。そろそろ、こうした危機管理をインフラレベルで考えるべきなのだろう。電力会社からの配電にたよる集中型から、スマートグリッドのように、地域レベルで、様々な電源を組み合わせた分散モデルに移行していく必要がありそうだ。

依存は電源だけではない。インターネットのような通信基盤もまた同様だ。昨今のクラウドブームで、様々なサービスが広域の通信網に依存を強めている。そうしたクラウド基盤上に構築されたAIなども同様である。これも災害や事故で障害が発生した場合、我々の生活やビジネスに大きな影響をもたらすことは間違いない。重要なシステムについて、広域通信やクラウドへの依存性を下げるような分散化の検討も必要だろうと思う。AIに関しても、たとえばP2P的な実装基盤を考えてもいいかもしれない。そんなことを考えさせられる事件だった。

寒かったが快晴の一日。一方で、実家の辺りは結構雪がきつくなっている。カメラで見ると、玄関先の積雪が次第に増えていく様子がわかる。あまり大雪になると屋根雪の心配があるので気がかりだ。

夕方に、いつものように買い物がてら歩いて、今日もトータル10Kmをクリアである。空気が澄んでいるから、夕焼け空が綺麗だ。一方、日が落ちると一気に気温が下がってくるから、歩いていて結構寒い。

これからしばらくは、寒さの底が続く。風邪などひかないようにしたい。インフルエンザワクチンは、あいかわらず不足が続いているようで、近所の病院はいまだ65歳以上限定である。12月には流通安定・・・という話だったのだが、どうやらダメだったようである。今年は接種を諦めざるをえないかもしれないのだが、大流行しないことを祈るしかないだろう。

さて、明日も引き続き自宅仕事である。

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このページは、風見鶏が2018年1月11日 23:59に書いた記事です。

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