ちょっと雲が多いものの、今朝も天気は悪くない。とりあえず、いつもどおりに散歩。
いつもどおりのルート、公園の山向こうの、いつもの猫たち。今朝はミケが先に上に陣取っていたのだが、後から茶トラが上に上がろうとして・・・・。
真上にミケが陣取っていて、途中まで上がった茶トラは先へ進めず立ち往生。しばらくどうしようか思案していたふうだったが、とりあえず脇のポストの上へ。
通して欲しそうな顔で上を見ているのだが、ミケは我関せずな雰囲気。なかなか面白い光景である。雲があって日差しが弱いので、ひさしの上もそれほど暖かくなさそうだが。トタン屋根のひさしが冷たいので、シートがかかっているこの場所に居座ったのだろう。
公園の銀杏もすっかり裸になって寒々した感じである。
とりあえず、いつものように公園で少し歩いてから、尾根に上がっていつもの場所。
そんな感じで今朝も7Km ほど歩いて帰宅。それから洗濯したり、ちょっと仕事をしたり。ニュースで、米国政府がWannacryを北朝鮮の仕業と断定したというニュースが入って、ちょっと興味があって調べて見る。当初から、ラザルス関与説は出ていたのだが、なんでこの時点での公式発表なのかや、何を持って断定したのかなどが気になった。ホワイトハウスの記者会見の記録が公開されていて、ひととおり読んでみた。
記者から、「なんでここまで時間がかかったのか」という質問が出たのだが、「この種の問題はスピードよりも正確さが必要で、慎重に調査を進めたから」との回答。なにゆえ今なのかということに関する明確な回答はなかった。また、確証についても、様々な状況、マルウエアの性質や、過去の事案などを総合して・・・という以上の話は語られなかった。むしろ、話の大半が、Wannacryの対応に米国の官民の連携が大きく役立ったことや、こうした脅威に対して一組織で対応することは不可能で、国が中心となって官民で情報をシェアして対応する(民間が国に情報を上げ、それを国がすべての関係者とシェアする)ことが極めて重要であると強調する内容だった。民間企業、たとえばマイクロソフトが、いかに迅速に連携して対応したかという点を賞賛することも忘れなかった。
メディアの質問は、北朝鮮からロシア問題にも飛び火。さらには、Eternal Blueの問題にからめて、NSAなどの機関が発見した脆弱性を温存しているのは、情報共有という方針に反するのではないかというような指摘も。これに対しては、米国政府は発見した脆弱性の90%を民間とシェアしている。残りの10%は安全保障上の理由で共有できないこともあるが、少なくとも(北朝鮮のように)150ヶ国に及ぶ国の多数のコンピュータに被害を与えるような攻撃に利用することは決してないという回答である。まぁ、教科書的回答ではあるが、たぶん状況次第ということなのだろう。「政府」の範囲はいかようにでも定義できるから。ある意味、あまり新しい話は出てこなかった会見。このタイミングでの「断定」発表は、タイミングを見た牽制の色彩も濃いのだろう。ちなみに、冒頭の話で、この発表前に日本を含む複数の同盟国にこの情報を共有し、同意を得ているとの話があった。そのせいか、日本政府が早々と同じコメントを出している。先日聞いたJPCERT/CCの話で、Wannacryの亜種がもはやランサムウエアの動作をせず、RATやダウンローダーといった、標的型攻撃用のツールとなっている状況が紹介されていたが、もともとそうした性格のマルウエアだったことは間違いないだろう。今回の記者会見でも、記者の、「北朝鮮はどれくらい金を儲けたのか」という問に対して、「わからないが、主目的は混乱であって、金儲けは副次的なものだろう」との回答があったのだが、これはそのとおりだろうと思う。
そんなことをしている間に、今日も夕方。綺麗な夕焼けである。
とりあえず、また夕方の買い物がてら、夜景などを見ながらしばらく歩く。こんなど派手なイルミネーションを飾った民家など。しかし、もう今週末なんだなぁ・・・と実感。クリスマス商戦が始まるのが早すぎで、なかなか実感が湧かないのだけれど、気がついたら・・・・である。
昨日の日経夕刊のコラムにあったが、クリスマスはキリストさんの誕生日・・・ではないらしい。もともと別の宗教の聖なる日を、後から出てきたキリスト教が利用した、ということなのだそうだ。
公園の管理事務所にもイルミネーション・・・。これは今年初めてかもしれない。
そんな感じで、今日も何事もなく過ぎていくのである。