昨日から、越後湯沢の情報セキュリティワークショップに参加している。昨日は、朝から車を走らせて湯沢まで。午後からイベントに参加し、夕方、ふらっと行ったお店で某S氏とばったり・・・。そのまま一緒に飲んで、ちょっと飲みすぎて・・・という感じで「終了」。今朝は、とりあえず7時起きして・・・。
朝食はホテルのバイキング。カレーがあるとついつい手が出てしまう。それからちょっと散歩して腹ごなしなど。
ホテルから会場まで歩いて、午前中のセッション。最初は国民消費生活センターの相談事例の紹介など。ネット詐欺・・・というよりも、ネット「利用」詐欺といったほうがいいのだろうが、そういう事例の話など。こうした詐欺の動機も、基本的な考え方もネット以前の詐欺と大きくは変わらない。変わったのは手段だけなのだが、何か特殊な物として扱われていることに違和感を感じる。もっと、心理学的な分析などを通じて、被害者(被害者予備軍)への啓発方法を再検討したほうがいいような気がする。
スポンサーセッションにちょっと疲れたこともあり、昼前にちょっとエスケープして、毎度のように湯沢高原へ上がってみた。以前、ここはコスモス畑で、いい感じだったのだが、なぜかコスモスがなくなって、こんな赤い花というか植物だけになっている。ちょっと残念な感じだ。
さておき、とりあえず、そのあたりを少し歩いて見る。
結構アップダウンがあって、運動にはなる。人も少なくて、のんびり歩けるのがいい。あたりは、標高のせいもあってか、既に晩秋の雰囲気に近い。こんなトンボもたくさん飛んでいる。
昼飯時なので、こんなお店でカレーパンとアイスコーヒーで小腹を満たす。
近くでは山羊も飼われている。まぁ、山羊は、うちの近所の草刈り山羊と大きくは変わらない。
結局、結構なアップダウンを歩いて、元のロープウエイ山頂駅まで戻ってくる。コスモスがないのは残念だが、こんな、お花畑は目を楽しませてくれる。
そんな感じで少し歩いて運動してから下山した。
とりあえず、会場の公民館まで歩いて帰る途中に、こんな猫がいた。
人慣れしているのか、触っても逃げないので、ちょっとモフモフさせていただく。ちょっと癒やされた。
午後の講演で面白かったのは、名古屋工大の先生の、産業系システムのセキュリティ技術者育成の話。OT(Operation Technology:つまり現場の技術)を知らない人間が、いくらセキュリティを知っていても、こうした現場のセキュリティは守れない。むしろ、「現場力」強化の一環として、現場を担う技術者やマネジメント層に必要なセキュリティ教育を施す方がいいという考え方は、OT現場だけの話ではない。IT現場でも、ネットワークやシステムの構築、運用の専門技術者が、いかにその仕事に必要なセキュリティの知識(意識)を獲得するかということが極めて重要なのである。何度も書くが、セキュリティしか知らない「専門家」は実際の現場では役に立たない。昨今、「トンガリ」セキュリティ技術者育成に官民挙げて熱が入っているのだが、「オリパラ」にかこつけて、こうした人材を大量育成して、「あとは野となれ・・・・」では困る。2020年を過ぎた後に、こうした人材が仕事にあぶれる危険が高いからだ。むしろ、IT現場の技術者が、必要なセキュリティのスキルを獲得するような施策を打つことが、最終的に「オリパラ」の遺産として後に残る成果となるのだろうと思うのである。同時に、こうした現場の技術者やセキュリティに特化した技術者をよりビジネス的な視点からマネジメントできる人材も、不足が懸念される。こうした人材の育成も急務だろうと思うのである。
最後の講演は、昨晩一緒に飲んだS氏によるAIとセキュリティの話。大筋の流れは同意するのだが、いささかAIに対して楽観的な印象がある。たしかに、現状では人がモデルを作り、あれこれお膳立てしないとダメなのだが、やがて、そうしたお膳立ても、専用のAIが行うようになるのだろうと思うのである。つまり、AIがAIを育て、育成していくサイクルができあがったとき、AIは人間の手を離れていくのだろうと思う。これは自然な流れであり、その先に、いわゆる「技術的特異点=シンギュラリティ」があると思うのである。そろそろ、我々はAIに対する楽観論を捨てて、奴らとどう共存するかを考えた方がいいのかもしれない。
さて、そんな感じでイベントは無事終了。今夜は湯沢泊まりなので、ホテルに戻って一風呂浴びた後に、晩メシを食いに街に出た。昨夜、S氏と飲んだ店にまた行って、今夜は一人で飲む。
隣の席に、女性の一人客がいたのだが、私が最後にたのんだ酒と同じ酒を飲みきれないので飲んでくれと言う。いや、私もそろそろ限界なので、最後の一本・・・と思ったところなのだが・・・。とりあえず、もらったものの、最終的には飲みきれず、残して帰ることになってしまった。見れば、結構、女性の一人客が多い。私もあと10年若かったら・・・などと、よからぬことを考えながら宿に戻った次第である。ちなみに、この店から宿までは1Kmほどある。帰るまでに結構酒がまわった。
とりあえず、これを書いてちょっと落ち着いたので、寝る前に、また一風呂浴びようかと思っている。明日は、朝から実家へ向かう予定である。
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