昨日は、思い切り寝坊。散歩はやめにして、ちょっと片付けなどをしていたのだが、天気がよさげなので、実家帰省ついでに、星の写真などを撮ってみようかと思いついた。
倉庫に行って望遠鏡を車に積み、支度をして家を出る。日曜なので、下りの混雑はないだろうと見込んでいたのだが、意外な伏兵。保土ヶ谷バイパスが三浦半島方面や湘南方面からの帰りの車で混雑の上、事故渋滞で東名に上がったのが午後5時半くらいと、大幅に出遅れ。でも、そこから先は特に混雑もなく、順調に進む。笹子を越えて、甲府盆地を横切って、双葉SAで晩飯。このころには、もうだいぶ暗くなっていた。
それから、いつものように諏訪まで走って、そこから霧ヶ峰に上がる。月は三日月。早い時間に沈んでしまうので、いい星空が期待できる。とりあえず、いつもの展望駐車場に車を停めて望遠鏡をセットアップ。照準合わせは、とりあえず月があるのでやりやすい。ついでに、ちょっと月も撮影。まだちょっとピントが甘い感じ。望遠鏡のピント合わせも、もう少しうまくできる方法を考えないといけない。
思ったよりも空が明るいのと、星野写真用の追尾装置を忘れたので、今回は望遠鏡で銀河や星雲関係を中心に撮影することにした。
20cm反射鏡の直接焦点に、SONY α5100を取り付けての撮影。視野が広いので、複数の銀河を一緒に撮影できるのだが、倍率は低いので、小さな天体はちょっと辛い。α7Ⅱも持って行ったのだが、センサーサイズの大きいフルサイズカメラだと、余計に倍率が下がるので、今回はAPS-Cサイズの5100を使った。
渦巻き銀河の腕がなんとなく見えるのは、20cm口径の威力だが、雑誌などの写真みたいに撮るには、50cm級の望遠鏡が最低必要である。まぁ、望遠鏡自体の値段(百数十万円)もさることながら、持ち運びは難しいので、別荘にでも据え付けることになるから、そっちのほうが金がかかる。まぁ、これは夢のまた夢だろう。意外にいい感じに撮れたのが、この、M51、通称、子持ち銀河だ。二つの銀河が衝突しつつあるものだが、それぞれの銀河の渦巻きがよくわかる。
直接焦点はセットアップが楽なのだが、倍率が低いのが難点。このリング星雲も、トリミングして2倍ちょっと拡大しているが、それでもまだまだである。拡大撮影は風などによる、ぶれの影響も大きくなるので、なかなか難しい。
土星も撮ってみたのだが、惑星は直接焦点ではほとんど点にしか見えないのが残念。午前1時過ぎくらいから雲が出始めて、やがて星が全く見えなくなったので、撤収。山を下って高速道路に上がり、諏訪湖SAで一眠りする。朝8時頃まで寝ていようと思ったのだが、やはり車の中ではなかなか眠れず、結局朝5時前に起きてそばを食い、実家に向かうことにする。
いつものように、松本から安房トンネルを抜け、高山から飛騨清見、東海北陸道のコース。富山県に入ったあたりから、雨になり、前が見づらいくらいの結構な土砂降りになった。途中、眠くなったので城端SAでまた仮眠。北陸道に入って、雨がきついので小矢部川SAでまたしばらく休憩と軽く仮眠する。
結局、実家に着いたのは、午前11時前だった。昼飯を食ってから、ちょっと仮眠している間に天気は急回復し、一気に青空が広がった。運動不足なので、とりあえず散歩にでかける。裏の田んぼはもう田植えが進んでいる。
今日はちょっと遠出して、最近郊外にできたショッピングモールまで歩いてみた。
これが、なかなかの巨大モールである。
中は3階建てで、食品からブランドショップ、レストラン、ゲーセン、映画館とほとんどのものが揃っている。平日というのに、人も多く、田舎とは思えない賑わいである。規模的には、トレッサ横浜あたりにも引けを取らない。これは、小松市周辺の店がお客を全部持って行かれると騒ぐのがよくわかる。まさに、地方都市の空洞化、郊外シフトの典型だろう。
結局、ちょっと遠出しすぎて2時間強、距離にして8Km ほどの散歩になってしまい、空腹も重なって、ちょっとへろへろになって帰ってきた。まぁ、すぐに晩飯だったから問題はないのだが、この状態で飯になると、ついつい食い過ぎてしまうのが難点である。結局、消費した以上に食ってしまうので元も子もない。
番猫はあいかわらず、餌をもらう時だけ愛想がいい。最近、餌をもらうのを覚えてしまい、私の顔を見ると、近くまで来て「お座り」をするようになった。犬じゃないのだから・・・と思うのだが、犬と違うのは、餌をもらったらあとは用無し・・・とばかりにどこかへ行ってしまう現金な奴である。まぁ、猫だから仕方がないのだが。
さて、今回は、来週月曜まで一週間の滞在である。
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