実家滞在4日目の土曜日。お天気は朝から若干不安定で、ちょっと風があって、時折雨がぱらつく状態。午前中は仕事をして、午後から市内を少し歩く。近所の中華屋の前にこんな屋台がおいてある。5月中旬の祭りには、各町内の子供たちが獅子舞をしてまわるのだが、そのお囃子用の屋台だ。
私も子供の頃、毎年参加した記憶がある。祭りの期間は学校を休んで一日中市内を巡り、祭りが終わった後に打ち上げで、温泉ヘルスセンターへ行くのが楽しみだった。
今日の散歩は、国道沿いから駅をまわって帰ってくるコースでちょっと短め。昨日少し歩きすぎて膝に来たので今日は抑え気味にした。
駅裏にある昔の「小松製作所本社工場」跡地は、現在、公園になっている。以前は、ここに大きな工場があったのだが、今は広大な空き地だ。
世界の「コマツ」発祥の地も、いまは見る影もない。寂れていく街の象徴でもある。
小松駅前は八重桜の並木。ここにあるのも「勧進帳」がらみの銅像だが、こちらは弁慶と代官富樫の像。義経ではないところが面白い。
線路の高架脇に、昔の特急「雷鳥」のボンネット電車が置いてある。ここで、ちょっと「鉄」分が(笑)補給できる。
「雷鳥」から「サンダーバード」に名前が変わって久しいのだが、大学時代、これに乗って京都から郷里に帰省したので、懐かしい電車である。一時間半ほど歩いて実家に戻り、また少し仕事をしてから、晩飯前にまた散歩。今度は裏の田んぼの中を一周。
今日もそんな感じで平和に過ぎていった。危惧された北朝鮮の暴発も今日はなかったようである。休日なので、空は静か。スクランブルもなかったようだ。寂れた街だが、母親のような年寄りが暮らすのには静かでいいかもしれないなと思いつつ、こんな平和がもうしばらく続けばいいなと思うのである。
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