実家でひいた風邪がなかなか治らず、一進一退、むしろ悪化しているかもしれない。昨夜は、晩飯の後、早々に寝たのだが、夜中にちょっと熱っぽくなったり、咳が出たりとなかなか眠れず、結局、朝飯を食ってからまた部屋で昼過ぎまで寝ていた。かなり濃い痰がからむのと、鼻水が出るのとで、なかなか眠れないのが辛い。本当は医者に行って抗生物質でも出して貰うのが早いのだが、高飛び中はなにかと面倒くさいので、日本から持ってきた風邪薬を飲んで我慢している。
結局、今日は午後3時頃にコンベンションセンターへ行き、北ホールの展示を少し見てきた。
北ホールは自動車関連主体の展示である。自動車メーカー各社を中心に、関連製品や部品メーカーの展示が並んでいる。各社とも、自動運転車の展示に力が入っているのだが、2年前はコンセプト展示だったのが、今回は実際に試作車を展示しているメーカーも多く、技術的にはだいぶ成熟しつつあるように見える。
自動運転車は、いわば車輪の付いたコンピュータなので、このフォード社のように、試作車の中にはネットワークスイッチとケーブルが張り巡らされている。さすがに、このレベルだとイーサネットをベースにネットワークを組まざるを得ないのだろう。自動車がネットワーク化すると、それらと他のネットワークをシームレスに繋ごうという流れも強くなる。家庭のIoT機器と車を繋いで・・・という展示もいくつか見られた。
セキュリティ面での展示もいくつか。このARGUSのシステムは、車のネットワークを常時監視し、不審な動きを見つけるサービスである。自動車系のセキュリティコンファレンスでは、侵入防御について様々な議論があるが、簡単に止められない車のシステムについては、アラームを人が分析して判断する、こうしたサービスが今のところは現実的なのかもしれない。
電装系メーカーの展示では、昨日のBOSHE以外にもロボットの展示が見られた。こちらはデンソーのロボット展示。なんとなく、BOSHEと同じようなコンセプトでの展示である。
自動車用のHMIも進化している。統合されたディスプレイはもちろん、ヘッドアップディスプレイを使ったAR的なインターフェイスも多く展示されていた。下の例は、ホログラムを使って、パネルを目の前に浮かせ、それを指で操作するというもの。いろいろ課題は多いのだが、自動運転車が町中を走り回る頃には、そうした技術が実装されているのだろう。
自動運転といえば、AIが不可欠なのだが、その分野で存在感を見せているのが、NVIDIAである。もともと、画像処理を高速化するための、GPUは機械学習(深層学習)にも応用ができる。PX2という深層学習エンジンを自動運転車の頭脳に据えようという戦略である。毎秒30兆回の深層学習処理をこなすというからなかなかの驚きである、
自動車各社は、自動運転時代をにらんだコンセプトカー展示を行っているのだが、トヨタのテーマは「自動車愛」らしい。自動運転時代になれば、車を所有する意味が薄れてくる。そんな時代になっても愛車を大事にして欲しいということなのだろうか。
こちらはホンダ。コンパクトなEV自動運転車のイメージだろうか。
自動運転の世界では、IT,電機メーカーも存在感を出そうと頑張っている。餅は餅屋・・・といったところだろうか。
そんな感じで北ホールを回っていたら、いい時間になったのでホテルに戻った。
体調もいまいちだし、晩飯を食って、早めに休もうと思ってホテルの中のレストランに行く。元気づけに今夜も肉・・・と思ったのだが、スペシャルディナーの説明をよく聞かずに頼んだら、なんとステーキに蟹がついてきた。
こってりしたチャウダースープとサラダ、おまけにデカいジャガイモまで出てきて、見るだけでおなかいっぱい。ジャガイモや付け出しは残して肉と蟹だけ食ったのだけど、明らかに食い過ぎである。夜はまたちょっと熱っぽくなり、おまけに寒気までしてちょっと最悪の状態に・・・。今回はちょっと体調がネックになりそうである。
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