昨夜の雨はどこへやら、今朝も快晴のコナ。
あっという間の一週間。今日が今回最後の一日なので、またちょっとロングドライブに出てみることにした。今度は南回りルートでキラウエアまで。11号線はコナからしばらくの間、いくつか街を抜けるのでスピードがあがらないから、サドル越えに比べると時間は5割増しくらいかかる。でも、海岸線の景色はまた時間にはかえがたい。
キラウエアの国立公園エリアは一度入ると一週間は何度でも無料で入れる。
前回は車で走り回ったので、今回は景色や動植物などを見ながら少し歩いて見ることにした。
このまえ溶岩を吹き出していた火口のあたりが、今日は陥没してしまっていた。これは去年と同じ。こういうことを繰り返しているらしい。
火口の外周には遊歩道が作られている。火山ガスが流れる方向以外はぶらぶらと歩くことができるので、車を駐めて、少し歩いて見る。
それから、近場の見所探し。これは、大昔の火口跡。
昔の火口が並ぶあたりは、すっかり雨林に覆われている。
そんな中を少し歩くと、こんな溶岩洞窟がある。
森の中を歩くと色々な鳥のさえずりが聞こえていい感じだ。日本人や中国人の賑やかなツアーご一行様を避けながら、静けさを楽しむ。
それからビジターセンターに戻り、午後5時前にキラウエアをあとにする。
帰りはヒロに抜け、そこからまたサドルへ上がる。ヒロ側はまた雲の中だったが、昨日より雲が低そうだったので、またマウナケアの中腹まで上がって見た。今日は途中で雲の上に出て、青空が広がる。2800mのビジターインフォメーションセンターは快晴。いい星空になりそうな予感。
そして夕暮れ。西の空低くに金星が光り出す。
日没と共に、山頂から続々と車が降りてくる。ライトの行列。
今日は一段と気温が低くて、かなり寒かったが、案の定、最高の星空が広がった。撮影しながら息をのむ星空を堪能する。天の川が南西から北東にかけて空を横切っている。これは天頂付近。夏の大三角、わし座、こと座、はくちょう座のあたり。
こちらは南の空、天の川の最も明るい、射手座のあたり。ちょうど銀河系の中心方向である。
北東の空にはカシオペア、アンドロメダ銀河も見える。
実際、星が多すぎて、見慣れた星座がなかなか見つけられない。寒さに凍えながら、また星空を堪能した。ずっと見ていたい空だったが、風邪を引いてもこまるので、8時頃に山をあとにする。サドルを下っても、まだ星が見えていて、今夜は下の方まで天気がよかった。いい夕日が見られたかもしれないが、今回は星をとることにした次第。
さて、明日の朝にはコナをあとにする。もう一晩、天国に浸っていよう。
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