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IoTとIdentity

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・・・・などというお話しを明日、こんなイベントですることになっているのだが、今日はいつもの客先詰めのかたわら、資料の仕上げなど。

例によってすっかりバズワード化しているIoTだが、これまた、本質的に結構深い意味を持っている。単に機器のネットワーク化にとどまらず、それに関連する様々なサービスや、データを集約、処理して,フィードバック、提供することで、様々な付加価値を生み出すのが"Internet" of Thingsなのである。これは、クラウドで、サービスが様々な形で結びついて付加価値を生むのと同じ仕組みだ。言い換えれば、Cloud of Thingsと言ってもいいかもしれない。そんなクラウドの世界でも、その必要性から標準化、オープン化されてきたIdentity Managementやフェデレーションだが、これに機器が加わることで、さらに広がっていくことになる。そんなあたりの課題を少しまとめてみようというのが、話の趣旨だ。Web2.0 クラウド そしてIoTと、米国発のキーワードをことごとくバズワード化させてしまい、結果として遅れをとってしまう日本。そろそろ、その言葉の裏にある本質を見て、先回りしないとまずいと思うのだが、残念ながら、そういう動きは少ない。尻馬に乗ってバスワード化に拍車をかける輩と、どうせバズワードだろう・・・と無視するか、真面目に考えようとしない連中に、なんとなく二分されてしまっているのが情けない。とりわけ業界のメインストリームにいる人たちにその傾向が強い(営業は前者、技術は後者な)感じがする。まぁ、国内に閉じた仕事ならばそれもいいかもしれないが、ネットの世界はボーダレスだ。国内の産業を真剣に振興するつもりなら、海外に先手を打って市場をリードするくらいの気概がほしい。そうしないと、結局主要な標準や技術、ビジネスモデルを海外勢に押さえられてしまうのである。猫も杓子もIoTと言いながら、それじゃ、それで何をするかということになると、結局、ユースケースも海外の事例頼み。IoTありきではなく、ニーズありきのIoTを考えないと意味が無い。今の困りごとを解消するでもいい。もしくは、次のビジネスの道具としてでもいい。何かをするために、IoTが必要だ(本当に必要なのか?)という流れでものを考えないと、まともなソリューションは出てこないだろうと思う。これでは、またしても「いつか来た道」である。そんな危機感を募らせながら、明日は喋るのである。

そんなことを思いながら、夕方まで仕事をして、いつものように秋葉経由で帰ってきた。

ちょっとヨドバシを冷やかしてから帰ってきたのだが、電車で居眠りしてしまい、東神奈川まで一駅乗り過ごしてしまった。

明日は、冒頭に書いたイベントで終日外出である。面白そうな話も多いので楽しみだ。

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このページは、風見鶏が2016年9月15日 23:16に書いた記事です。

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