今朝は大幅寝坊、洗濯をした以外はほとんど何もせずに、ゴロゴロして過ごした。天気はイマイチだったが雨は降らなかったので、洗濯物はどうにか乾いた。テレビのニュースは、今日もBREXITの話が続く。日本に続いて開いた欧米の株式市場でも暴落が目立つ。この状況は週明けにかけて続きそうだ。
日本からは見えないが、実際、イギリスでは移民の激増で社会インフラが危機的な状況なのだそうだ。病院のERで数時間待ちは普通、学校は定員オーバー・・・、そのような状況がどんどん悪化していることが、国を二分した大接戦の原因だという。どの国でもそうだが、人は豊かさを求めて都会に流れるものだ。EUができて、全体が一つの国のようになれば、同じ事が起きるのは当然だ。一つの国と違い、言葉の壁もあるから、そう言う意味では唯一の英語圏であるイギリスに移民が集中するのもうなずける。(移民だけでなく、同じ理由で国際企業も集中する)とりわけ、国ごとに格差が大きいEUにあっては、英、独、仏の三カ国が飛び抜けて経済力が大きいから、どうしてもこれらの国に人が流れるし、生活上不可欠なコミュニケーションが容易な国に人が流れることも想像にかたくない。EUが旧東欧圏に広がった時点でこうしたことは十分に想定できたはずだ。そもそもEUとして、早期になんらかの手を打つべきだったのだろう。こうした政治的な無策が歪みを拡大させた。このあたりが、いまだ政治統合の過程にある不完全な共同体としてのEUの限界なのかもしれない。そこに難民の大量流入が追い打ちをかけた格好である。しかし、だからといって、EUそのものの舵取りに大きな責任を負うべき主要国のひとつが脱落せざるを得なくなったことには、大きな危惧を抱く。同じ動きが独仏の国内にもあるが、これらが勢いづけばEUそのものが崩壊に向かう可能性が高い。歪みを解消し、統合を進めていくことができるのか、ここからが大きな正念場である。一方のイギリスは、得たものと失うもののバランスに当分苦しみそうだ。今の状態で経済が悪化すれば、状況はずっとひどくなるだろう。離脱には短くても2年かかる。だが、ヨーロッパ市場を狙う企業や資本の流出などの影響はその前から始まる。離脱を煽った政治勢力に、こうした問題に対する明確なビジョンがあるようには見えない。こちらも正念場である。いずれも最悪の状況に陥らないように祈るしかなさそうである。
さて、海の向こうも気になるが、こちらもなかなか厳しい状況が続いている。ただでさえ失速気味の「アベノミクス」が、この騒ぎで完全に頓挫する可能性も低くない。その時に、暴走気味の現政権がどのような動きをするのかが気になる。そう言う意味では、選挙で勝たせすぎないようにできるかどうかが大きなポイントだろう。他に受け皿がないだけに、地道に国民に奉仕せざるを得ない状況に追い込んでおくことが最も重要だろうと思うのである。
今日は、国民年金国民健康保険の保険料と、税金の前払い分(予定納税というお上の勝手な理屈による制度)を払ってきた。独立してから2年ほどは、まともな稼ぎもなかったので、気にならなかったのだが、昨年人並みに稼いだとたんに、金額が跳ね上がった。この上、もうすぐ住民税が来るので、わかっていても重税感を感じざるを得ない。この税金が無駄遣いされないように、しっかりと見ておきたいと思うことが、庶民的にはせめてもの意地だろうと思うのである。
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