今日もなんとなく梅雨っぽい空。それ以上に、世界経済(経済だけじゃないのだが・・)に暗雲がたちこめつつある。朝からニュースはイギリスのEU離脱国民投票の開票状況を報じている。朝のうちは残留派優勢の見方があったのだが、開票が進むにつれ様子がおかしくなってきた。BBCを見ていると、離脱派が僅差で優勢。一時残留派が上回ったが、また逆転され、それからじりじりと差が開いていく展開。昼過ぎまで見たところで、ちょっと打ち合わせに外出した。
行き先は二子玉川。途中で綱島に寄って、銀行で割れたキャッシュカードを再発行。だましだまし使っていたのだが、そろそろヤバくなって、下手をすると機械の中で完全に割れて詰まってしまう可能性も出てきたので、東横線に乗るついでに寄った次第。後日送付かと思ったのだが、その場で発行してくれた。手続き自体はすぐに終わって、2,3分で新しいカードが手に入ったのだが、窓口待ちで20分ほどかかったので、打ち合わせにぎりぎりの時間になってしまった。で、自由が丘経由で大井町線に乗り二子玉川へ。
なにやら、すごく変わった感じの二子玉川駅周辺だったが、考えてみれば、もう十数年足を踏み入れていないのである。実際、ここまで来る用事も無かったのだが、いつのまにかずいぶんハイカラな街になっている。
一時間ちょっとの打ち合わせのあと、そのまま帰って、買い物をしてから自宅に戻る。昼飯を抜いていたので、ちょっと早めの晩飯。
さて、どうなっただろうとテレビを見たら、EU離脱決定のニュース。首相は辞任するらしい。これは大波乱である。円相場は一時100円割れ、株価は1000円以上の暴落。まぁ、ある程度想定された結果とはいえ、いつまで影響が続くか見えないところが不安である。経済面の影響もさることながら、政治不信から国民の内向き指向が強まっていることに乗っかって、それを煽る勢力が台頭しつつあることに不安感を禁じ得ない。米国のトランプ騒動も、今回のイギリスのEU離脱決定もよく似たシチュエーションに見えるのである。とりわけ国際的に影響力がある国が内向き指向に陥ることは、結果的にパワーバランスを変えて、国際情勢を不安定化させる。先の大戦も、そうした状況下で起きたことを考えると、経済だけでなく政治的な不安定化も大きな懸念材料である。しばらくは推移を見守りたいところだが、気になるのは我が国の選挙である。某首相は早くも、経済不安を我田引水に使い始めている。日本人の国民性から見て、不安の強い時期は変化を望まない傾向が強くなるから、与党にとっては追い風だろう。不安定化は避けたいが、あまりに多数を取らせると、またロクでもないことをやらかそうとするに違いないので、ほどほどにしておきたい。野党がいまひとつなだけに、「勝たせすぎない」のがぎりぎりの線だろうな。そう言う意味では、我が国の政治もちょっと残念である。
さて、なんだかんだで週末に突入。明日は天気もいまいちのようなので、自宅で仕事かな・・・。
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