今朝は、いつもどおりの散歩風景から。自宅で一晩寝て、朝はちょっと寝坊気味に起きて散歩。天気は雲が多いながらも、朝のうちはおだやか。気温も上がって、ちょっと暑いくらいの一日になった。
朝、体重を量ったら、やはり実家効果は絶大。なので、ちょっと気合いを入れて歩いた次第である。
そういえば今日は憲法記念日。現政権の悪影響で、改憲派がなんとなく勢いづいている感じがする。自民党の憲法草案を見たが、かなり時代錯誤な印象を受けた。今朝の日経に手厳しい意見広告が載っていたが、そのとおりだと思う。結局、自由だの人権だのに理由をつけて足かせをはめる発想は、どこか大陸の赤い国とも通じるものがある。先の戦争で、どうして米国に負けたのか、彼らはわかっていないのだろう。国を守るなんて気持ちは、自発的なものだ。決して政府のお仕着せではない。トランプ氏の暴言に眉をひそめつつも、言論には言論でというのが彼の国の(少なくとも国民の)姿勢だろうと思う。政治の世界にはどこの国でも、どす黒い影がつきまとう。だが、それに国民がきちんとタガをはめているから、国として道を大きく踏み外さない。(まぁ、ベトナムのような大失敗もあったが・・・)そんな国と、今の北朝鮮よろしく言論を力で封じて挙国一致を演出せざるを得なかった国との差は大きい。物量以前に精神面でも完全に負けていたのだろうと思うのである。憲法も東京裁判も勝者の論理だと言うが、それなら、日本国民は国の針路を誤って敗戦に導き、多くの命を犠牲にした指導者の責任を問うたのだろうか。いや、問うてはいないだろう。昭和天皇を裁けと言っているのではない。むしろ、その威光をかさにきた軍部の暴走を引き起こした者や、それを止められなかった者たちを、戦勝国の目線でなく、日本国民の目線で裁くべきなのだ。それもせずに、現憲法や東京裁判に異議をとなえるなど笑止千万である。あの戦争が決して不可抗力でなかったことは、歴史が証明している。踏みとどまる、もしくは引き返すタイミングはたくさんあったはずだ。それをなぜ、破滅に突き進んだのか。戦後70年の今でも謎は解けていないと思う。そんな状況では、世界の物笑いだ。それをしない(させない)連中が改憲を叫んでも、不信感しか感じない。たしかに、自衛隊や安保法制は現実解かもしれないが、それを言い出した連中への不信感が感情的な反対論を呼ぶのだろうと思う。あの法律が通ったことで、改憲までする必要性は失せた。つまり、改憲論は現実解などではなく、特定の連中の思想なのである。騙されないようにしたいものだ。
散歩しながら、そんなことを考えていた。まぁ、年に一回くらいは、こんな日があってもいいだろう。
やはり、実家の裏の田んぼの中の散歩と違ってアップダウンがある自宅周辺のルートはいい運動になる。今日は、この高台の坂を少し往復して運動量を増やした。
結局、夕方の便しか取れなかったので、今日は午前中に洗濯をして、昼過ぎまですこし自宅で仕事をした。4時前に自宅を出て、羽田へ向かう。
折り悪く、台風並みの低気圧が日本海を北上中。関東でも午後からだんだん風が出始めたのだが、北陸方面は強風注意報や暴風警報クラスの荒れ予想。飛行機も天候調査の結果、着陸できなければ引き返すという条件付きの出発となった。
乗り継ぎ客待ちで出発が10分ほど遅れて羽田を離陸。大揺れ予告と引き返しの可能性が何度もアナウンスされる。
16Lから離陸して左旋回し、都内上空を北西に向かうコース。雲が高いので、下はよく見える。
富士山は頂上まで雲の下にある。上層の雲がかなり厚いのは、天気が荒れ模様だからだろうか。
飛行機はずっと雲の下を飛んで、乗鞍上空あたりを越える。向こうに御嶽が見える。いずれもまだ白い。
高山上空あたりで針路を北寄りに変え、富山県をかすめて金沢上空から小松に24アプローチするコース。上空の雲はどんどん分厚くなっていく。
着陸態勢に入ってからは、強烈な向かい風でかなり揺れる。カタカタとした揺れではなく、ふわふわした揺れなのでなかなか気持ちが悪い。
およそ10分遅れで、なんとか小松空港に着陸。小松は大粒の雨がぱらついて、風も結構強い。空港の駐車場に車を置いていって正解だった。とりあえず、午後7時前には実家に入って晩飯。夜更けになって風がやたらと強くなって、2階にいると、風で地震のように揺れるのがちょっと不気味だ。雨はもう上がったようだが、この風は明日以降もしばらく続きそうな感じである。南風なので、夜になっても気温が下がらず、ちょっと汗ばむ感じである。
さて、そんな感じで実家に戻って、連休明けまで、実家で仕事をすることにする。
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