さて、飛行機は定刻に羽田を離陸。そのまま北上するかとおもいきや、一旦南へ飛んで相模湾上空へ出た。眼下に江ノ島あたりの海岸線。
深夜便なので、たぶん騒音を避けるために、海上で高度を上げたのだろう。このあたりから針路を北に変えて、新潟県と富山県の境目あたりから日本海へ。食事を食べ終わる頃には、もうロシアの沿岸にかかっていた。それから一眠りして4~5時間くらいだろうか、目が覚めて窓の外を見たら、見事なオーロラ。もう、シベリアの北極圏を飛んでいる。
コンパクトデジカメで窓越しに撮ったので、こんな感じが関の山だったのだけど、なにやら幻想的で、しばらく窓に張り付いて見とれていた。
ちなみに、ほとんどオーロラにかかるくらいの場所を飛んでいたので、だいぶ放射線を浴びたと思うのだが、この景色は、多少のリスクを取っても見る価値はありそう。
そんなことをしていたら、寝る時間がなくなってしまい、少しうとうとしたらもう機内の灯りがつけられた。見れば、もうスカンジナビア半島の根元あたりを飛んでいる。朝飯は、こんな感じ。
そして、定刻よりもだいぶ早くパリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着。デュッセルドルフ行きはターミナル2Gという、別棟の小さなターミナルから。トランジットシャトルで移動するのだが、これにだいぶ時間がかかった。早めに着いたのが幸いしたようで、ターミナルでラウンジに寄る時間を稼げた。
でも、ここのラウンジは朝6時にならないと開かないようで、10分ちょっと待たされた。1時間ほどラウンジでオーロラ画像などを画像処理してFBにアップ。ちょっとPCが不調で手間取ってしまい、搭乗時刻を過ぎてからゲートに移動。ここからの飛行機は、これ。BAEのリージョナル機のようだが、この機体で四発である。
離陸する頃には、そろそろ日が昇って、うとうとしている間に、もうドイツ上空を飛んでいた。
この機体、主翼が上にあるからか、胴体中央部の荷物入れが異常に狭い。キャリーケースが入らないので、ちょっと失礼して、ビジネス席の荷物入れに押し込んだ。ちなみに、この区間はアップグレードしていないので、エコノミーの最前席。ちょうど窓がない場所だったので、首を曲げて、後の窓から景色を見ていた。
で、デュッセルドルフには、ほぼ定刻に到着。天気は曇りで、時折小雨。気温は12、3度とちょっと寒いくらい。空港駅から鉄道で一旦デュッセルドルフ中央駅まで出ることにして、駅へ向かう。路線などがいまいちわからず少し迷ったのだが、チケットの自販機で行き先を入れると、列車の候補を表示してくれるので、これは便利。でも、車内のアナウンスがドイツ語なので、ちょっと不安になり、ドア脇の路線図で確認。どうにか無事に中央駅に到着。時間があるので、デュッセルドルフの街を少し歩いて、最終日に泊まる日航ホテルの場所を確認。
小一時間つぶしてから、ケルン行きの列車に乗る。列車の雰囲気は、春に行ったオランダとよく似ている。改札はなく、切符を買って乗るだけ。ここも時々抜き打ち検札があるのだろう。インチキが見つかると罰金を取られる。30分くらいでケルンに到着。駅前にこんな大聖堂。
ちょっと歩いてライン川沿いに出てみる。
川沿いは遊歩道が続いていて、船着き場も多い。ライン川の遊覧船が並んでいる。川沿いはこんな感じのヨーロッパ・・・という雰囲気の町並み。
こんな鉄の鳥は、なんとなくドイツらしい。
重いザックを背負って、キャリーケースを引っ張って歩くのは結構疲れる。所々にある古い石畳は、キャリーケースにはちょっと辛い。それから川沿いを離れてホテルの方へ向かいつつ、腹が減ったので昼飯どころを探す。
結構人が多いショッピングエリアを歩いて、ちょっと路地に入ったイタメシ屋のランチバフェで昼食がてらビールを一本。いや、このあたり、お国柄なのか、飲んでる奴が多いので、ついつい・・・・(笑)。英語が通じるかちょっと不安だったのだけど、とりあえす大丈夫だった。観光地だから、ということもあるんだろう。イギリスやオランダなら心配はないのだけど、大学時代にドイツ語の単位を落としまくった身としては、ちょっと辛い。ホテルのチェックイン時間まで少しあったので、また少し時間つぶしに歩く。
明日のコンファレンス会場のホテルなどを確認しつつ、少し歩いている間に、時間になったのでホテルにチェックイン。ホテルは落ち着いた感じのいい雰囲気。部屋も綺麗だ。
歩数を見たら、なんと17500歩ほど。さすがに疲れたので、一眠りしたらもう7時を回ってしまっていた。腹は空いていないから、晩飯も食えそうにないので、とりあえずこれを書いている次第。あとで下のバーあたりで一杯引っかけてまた寝てしまおうかと思っている。明日からESCARコンファレンス。去年、ハンブルグで初参加した自動車組み込み系セキュリティのコンファレンスである。
ところで、明日、ケルンはお祭り騒ぎになるらしい。市内は大混雑のようだが、会場までは徒歩3分なので問題はないだろう。
コメントする