後から思い起こすに、結構悲惨だった昨日の顛末はさておき、今日は白浜シンポジウムの2日目。ちょっと雲は多めながらも天気はわるくない。
朝風呂を浴び、朝食の後、一番のバスで会場へ向かう。
今朝の一番目は、JC3の竹本さんの講演。JC3の活動紹介など。JC3の話は、先日某所の会合で坂さんの話を聞いて、ある程度理解していたのだが、いわゆる日本版NCFTA(米国のサイバー犯罪対策官民連携組織)という位置づけ。ただ、専門人材が、産(ベンダ+ユーザ)官、学に広く分布して、なおかつ回っている米国と、人材が産(ベンダのみ)に偏って固定されている日本では事情が違うだろうと思う。情報共有するにも、レベル感を合わせるのが大変だし、トレーニングと言っても、いまだユーザ企業の中には丸投げで済ませる風潮も少なくない。さて・・・・、大目標のオリンピックに向けて、こうした活動が、日本のセキュリティにおける人材配置を大きく換えてくれればいいのだが・・・と願わざるを得ないのである。こうした活動が、上の方の掛け声倒れにならず、広く産学を巻き込んで機能できるかどうかが鍵だろうと思っている。
さて、二本目のセッションは飛ばして、外に出てちょっと仕事をする。そのまま少し早めに昼飯を食って、また少し仕事。とんびが気持ちよさそうに舞っている。のどかだ。
午後は総務省の施策の紹介など。総務省のような、お仕事盛りだくさんの官庁は大変だな・・・というのが実感。割と基本的な話が多かったので、少し眠気に負けてしまう。
最後のセッションは、パラレル側のセッションを聴きたかったのだが、直前の休憩に入った直後から既に会場が満席になってしまい、やむなくメインセッションを聴く。内部犯行対策の話ではあるが、結局、特効薬的なものなどないわけで、思うに、まずは組織が人を大事にするところから始めるしかないだろうと思うのである。人をいい加減に扱っている組織は、いずれ、そのしっぺがえしを食らうことになる。そういう文化を創った上でないと、対策がうまく機能しないことは明らかだろう。そういう意味では、ことさらに「内部犯行」防止ばかりを強調して、いわゆる「性悪説」といった言葉を振り回すことは、結果的に逆効果になりそうな気がするのである。ベネッセ事件以降、一部に、またこうした風潮が強まっていることを危惧している次第だ。
さて、今日も無事終了して、サンセットディナー(ディナーと言っても、バイキング形式のカジュアルな夕食だが)はこんな場所のとなりのレストランで。この施設は、様々な「海鮮煎餅」を売っている。なかなか面白い。
ちょっと雲が多い夕暮れ。今日も、この時間帯は多くの人が窓辺でカメラをかまえていた。
しかし、来る前から続いている喉の痛みがなかなか治らない。ほかに風邪のような症状はないが、体調はいまいち。今夜は、一旦ホテルにもどって一休みしてから、よなよなナイトセッションへ・・・・と思っていたのだが、いつしか寝入ってしまい、気がついたら夜中になっていた。
さて、明日は最終日。お昼で終わって、それから私は京都へ向かう。大学時代のサークルの同窓会を夜の部から参加し、京都に一泊して帰る予定である。
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