雨の成田、とりあえずパリ行きAF機に搭乗。機内安全ビデオが新しくなっていた。デルタと同じような感じで面白いコンテンツに仕上がっている。でも、そこは流石のおフランス。小洒落たというか、華やかというか、これはこれでなかなかいい感じである。
ビデオを楽しんでいる間に、タキシイングから34Lに入って離陸。
離陸後すぐに雲に入って、しばらくは雲の中を一路北に向かう。日本海に出るまで雲は晴れず。海上は晴天だったが、所々気流が悪くて揺れた。食事が出る頃には、そろそろロシアの海岸線にかかるあたり。
シベリアはまだ雪と氷に覆われている。春はもう少し先だろうか。
とりあえず、ワインを飲んでしばらく眠り、それから起きて一仕事。今回の高飛び中にちょっと形にしないといけない仕事があるのだが、時差ぼけとの戦いになりそうだ。
仕事に疲れて、また一眠り。やがて軽食が出て、もうパリは目と鼻の先。ほぼ定刻にタッチダウンした。
しかし、この空港はやはり無駄に広い。乗り継ぎで歩く距離は半端ではない。パリの気温は23℃、もう暑いくらいで、乗り継ぎゲートのラウンジに着いた頃には汗だくになっていた。
ここで一時間ほど待って、アムステルダム行きに乗り継ぎ。一時間もかからないフライトに軽い機内食が出るのだが、結構慌ただしい。食べ終わった頃にはもう飛行機は高度を下げ始めている。
スキポールの周辺は、かなり田舎。今回は昼間だったので、景色がわかるのだが、前回暗くなってから到着した時は明かりがほとんど見えず、どんな田舎だと不安になった次第。
アムステルダム・スキポール空港もだだっ広い空港である。ターミナルはこじんまりとまとまっているが、敷地の広さは半端ではない。離れた滑走路に着陸したら、遙か彼方に管制塔が見える。ゲートに着くまでに畑の中の曲がりくねった誘導路を走り、道路を越え・・・延々と走ってようやく・・・。まぁ、飛行機が走る分にはこっちは疲れないからいい、パリみたいに人の移動が長距離なのは辛い。
並行して着陸するKLM機だが、あちらはターミナルに比較的近い滑走路である。
で、こちらも定刻に到着。とりあえず、今夜は空港近くのホテルに泊まる。もう7時をまわっているが、夏時間なので、まだ日が高い。
で、徒歩数分のホテルまで歩いたのだが、なんとなく変わった雰囲気のホテル。いきなり庭にこんなオブジェがあったり・・・。
モダンな、というか、なかなか面白い感じのホテルである。チェックインもセルフのキオスクだし、部屋はこじんまりとしているが、ちょっと近未来的な雰囲気。
部屋のテレビにウエルカムメッセージが表示されている。
部屋の照明やらブラインドやらは、部屋に備え付けのiPadで操作できる。さて、セキュリティは・・・と気になるところだが、無線LANはゲスト用と分離されているし、iPadも完全にカスタマイズされているようで、簡単にクラックできそうにはない。ここで意地になるとハマるので、これには手を出さないことにする。
ちょうど空港に夕日が沈む頃、部屋のブラインド越しの景色。
部屋のテレビのメッセージ、「賢い旅人は、小さいバッグと大きなハート、それにいいサングラスを持っている」はなかなかの名言かもしれない。
そんな感じで、空港脇のホテルに落ち着いて、窓から空港の夜景を眺めている。
現在午後10時をまわったところ。日本時間では朝の5時過ぎだから、ほぼ徹夜明けの感じでかなり眠い。そろそろ寝て明日に備えよう。明日は、遅めにチェックアウトしてハーグへ移動。夜はレセプションがあるので行ってみるつもりである。
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