今日は寝坊の上に、終日家で書き物仕事。朝方まずまずだった天気は午後には崩れて雨になった。まぁ、外出もしないので関係なし。仕事はそこそこ進んだが、運動不足な一日である。まぁ、こんな日もあっていいかな。来週はまた忙しいから・・・・
そう言えば、フランスでのドイツ機墜落。どうやら副操縦士のご乱心が原因との見方が強くなっている。飛行機自体のシステムは昔に比べて大幅に向上しているから、事故が起きる原因の多くが人的な部分。どうせなら、システムでカバーできないものか、などとついつい考えてしまいがち。実際に車は、うっとおしいほどに、人の動きに介入して来るようになった。飛行機も・・・とついつい思うのだが、実は自動システムの設計思想が根本的に違うという話を以前に聞いた。簡単に免許が取れ、誰でも運転できる車と、高度に訓練されて、信頼度の高い(とされている)パイロットが操縦する飛行機の違いである。車の場合、自動システムと運転者の操作が競合した場合、多くの場合自動システムの判断が安全側にあるというのが、設計思想だ。まぁ、ちょっと癪にさわる感じもするが、平均的なドライバーの水準を考えればやむを得まい。一方、飛行機の場合はパイロットは遙かに技量が高い。従って、自動化システムも、最終的にはパイロットの判断を優先する前提で、必要なサポートをするよう設計されている。今回はそれが仇になった格好だが、これは今のところやむを得ない考え方だろうと思う。そう言う意味で、科学や技術が進化しても、人の本質や弱さは何千年も変わっていない。いや、むしろ次第に弱くなっているようにも感じる。そう言う意味では、そろそろこうしたミスマッチに目を向けることが必要な時代になったのかもしれない。文明は高度化するほど脆くなるものだから。
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