・・・ということで、今日はこんなあたりに出かけてみた。
自分としては、可能な限り最新技術は追いかけているつもりなのだが、たまにはこういう場所に出かけて、あれこれ見てこないと、そのうち置いて行かれてしまうんじゃないかという不安感がある。まぁ、これは技術屋の宿命なのだが。
しかし、これだけ壮大なおもちゃを作れる実験場は、たぶんここしかないから、ここでやったことが数年後に現場に広がっていくことになるわけで・・・。ここも、Software Definedが流行になっているわけだが、要素技術はさておき、Defineするための抽象化された記述方式はまだまだの感じがする。これも、できればXMLとかで標準化してしまいたいところだ。今日のキーノートでスピーカーが、SDNをプログラミングに例えて、アセンブラを知らなくても、C言語で・・・という話をしていたが、そういえば、初期のCコンパイラのバグには泣かされた。どれだけ穴が開くほどコードを眺めても間違いがないのに、正しく動かない。コンパイル途中で、アセンブラのソースを吐かせて、ようやくそれがコンパイラのバグだとわかるわけで、同じように、SDNも最初のうちは、逆にトラブルシュートが難しくなってしまうんじゃないだろうかと危惧している。まぁ、年寄りの愚痴のたぐいなのかもしれないが、あまり、いろんな物がブラックボックス化してしまうのも、いかがなものだろうか。平均で見た技術レベルが大幅に下がってしまう結果、何か大災害があったら技術が全部失われたりはしないだろうか、などと終末論的なことを考えてみたりするわけで・・・。
まぁ、そういうことを考えること自体が、歳を食ったということなんだろう。
とりあえず、冷房が効いた講演会場で凍えながら2本ほど話を聞いて、それから昼飯の後、展示会を1時間ほどまわって帰ってきた。かつてほどの展示会ではないので、1時間あれば、めぼしいところは見て回れるわけで・・・。
昼間は雨だったのだが、夕方には晴れ間が広がって、こんな夕景。いつものように、買い物がてら散歩に出かける。
雨上がりで、ちょっと湿気が多い。予報では、今夜また一雨あるような話だが、今のところ降りそうな雰囲気はない。この時間は、散歩道のあちこちに猫が出ている。この手前の猫は、なにもないところをずっと凝視している。もしかしたら、何か見えているのだろうか・・・などと、ちょっと夏向きの妄想をしてみたり。
日に日に、紫陽花の色が濃くなっていくのは、この季節の楽しみ。不快な季節で唯一の清涼剤である。
そんな感じで散歩と買い物を終えて帰ってきた。昼に食ったカツカレーがちょっともたれている。このところ、あっさりしたものばかり食っているので、ちょっと胃袋がなまっているのかもしれない。
さて、今日はそんな感じでおしまい。でも、ああいうところに行くと、また何かゴリゴリと作って見たくなるのだが、まぁ、これは性分なんだろうな。暇つぶしに、何かやってみようか・・・。
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