昨夜、結局寝たのは1時半くらい。で、結局、今朝も朝飯直前まで寝坊。今朝も気持ちのいい海辺の朝。
会場へのバス待ちの間、ちょっと後ろを見たらこんな碑がある。昔の外湯の跡だろうか。
脇を見たら、こんな落とし物。もう時期が時期なので、しばらく放置されていたものかもしれない。
昨日よりも一本遅いバスにしたのだけど、それでも開会までの時間を少しもてあまして、会場周辺を歩いてみる。のどかで気持ちがいい。
このBig-Uは、その名の通り、建物がUの形をしている。その屋上にはこんな芝生。
ここから白浜の温泉街方向を見るとこんな感じで結構距離がある。
今日は、まず昨日のコンテスト結果発表と表彰式。この危機管理コンテストは、各チームが架空企業のインシデント対応チームとして、その対応を競うもの。一方、仕掛ける側は、次々とインシデントを仕掛けていく。面白いのは、CIOやお客に対する報告や対応なども含まれること。たとえば、サーバの不具合を修正した後、再起動しなければいけない場合、関係先に連絡して許可を取るといった手順も求められる。無許可の作業は減点対象である。実際に仮想環境にサーバなどを用意して主催者側のスタッフがそれに対して、あらかじめ書かれたシナリオ通りの攻撃を仕掛ける。それだけでなく、電話でお客としてクレームを入れたり、勝手に作業するなとCIOのお叱りまで演出する。なかなかリアルだ。競っているのは学生チームだが、これは社会人、たとえば企業のIT部門とかにやらせてみたい気もする。学生たちにとっては、お仕事の厳しさを学ぶいい機会になるのだが。
結局、優勝はコミュニケーションをしっかりとりながら、そつなくリカバリーできた岡山大のチーム。今回初参加、SECCON CTFなどで常勝の灘高・慶応大・東大混成のイプシロン・デルタは、リカバリー速さはダントツだったが、惜しくも終盤の無許可作業が響いて二位に甘んじた。そういう意味ではCTFとは違った難しさがある。個人的にはCTFよりも、こうしたコンテストを全国でやったらいいと思うのだが、シナリオ作りから「劇団メンバー」つまり、バックで仕掛けをするスタッフのトレーニング、準備などがCTFよりも数段大変とあって、なかなか難しそうだ。でも、なにかやる方法がないだろうか・・・と思ったコンテストである。
そのあとは、SIEM話のあと昼食。午後は、最後にパネルセッション。休憩時間にモデレーターのM氏とちょっと四方山話をしていたら、今回のパネルは打ち合わせなしでやるとのこと。たしかに、シナリオ見え見えのパネルはつまらない。でも、最初は質問に戸惑うパネリスト続出で、ちょっと厳しかった雰囲気も合った。でもまぁ、だんだん調子が出てきて、なんだかんだで結構面白いセッションになった。
そんな感じですべてのイベントが終わり、最後にスタッフたちを称えて拍手。
お疲れ様でした。今回初参加だったけど、なかなか有意義な時間を過ごすことができた。
帰りは、バスで、途中、こんな場所に寄ってお土産とかを物色。こういうところは、なかなか気が利いている。出張で来ている人も多いから、会社や家族へのお土産も重要。私は、自分用に饅頭を買って帰る。
電車で帰る人を駅で降ろした後、空港へ。出発の2時間近く前について、まだセキュリティチェックも開いていない状態。なにもない空港で、屋上に座って、しばらく、ぼーっとしていた。様々な鳥の声が聞こえる。とりわけウグイスの声が、のどかな気分にさせてくれる。そうこうしている間に、飛行機が到着。これが折り返しで羽田行きになる。エンブラエル(ブラジル)製のリージョナルジェット(76席)である。
最後列の窓側に座って、夕日を見ながら離陸。1時間ほどのフライトで羽田に戻ってきた。帰りはほとんど揺れもせず、なんとなく物足りない感じで羽田に着陸。腹が減ったので、羽田のカレー屋でカレーを食って、それから置いてあった車で帰ってきた次第。なので、帰りがけのビールは残念ながらお預け。久々に日本でのセキュリティイベント参加。こういう感じも悪くない。次は秋の湯沢かな。
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