意外と単純だったという話なのだが、それは後でゆっくり書くとして・・・。今朝はちょっと薄雲が広がった朝。かなり寝坊して7時起き。それから散歩。
いつもより小一時間早い時間なのだが、小学生が登校準備で集まっている。みんなリュックをかついでいるところを見ると、今日は遠足のようだ。しかし、最近のお子様は立派なリュックを背負っている。結構いい値段がするだろうに・・・。
今夜あたりから天気が崩れる予報になっているので、明日の散歩は久しぶりの雨かもしれない、などと思いつつ歩いていた。
今日は、PCのメンテとかをしようと思っていたのだけど、朝一にちょっと仕事が舞い込んで、それで半日つぶれた。そんなことをしている間に、昨日の続報が・・・・。本人が犯行を認めたという話。どうやらこれは本当らしい。正直言ってかなり驚いた。昨日も書いたが、当初考えていた犯人プロフィールから見れば、考えられない一連の行動である。彼が(犯罪者として)愚かだったのか、それとも、警察や検察との駆け引きで精神的に疲弊した結果なのか。いずれにせよ、あっけない結末である。テレビに映った片山被告は連行される際うすら笑いをうかべていたようにも見える。精神的に破綻した可能性もあるなと思うが、今後の裁判の過程で彼の心理なども明らかになって欲しいと思うのである。
今回は、ある意味で犯人をリアルの世界に引きずり出した警察の作戦勝ちと言うべきだろうか。潜伏した犯人をあぶり出す心理戦は警察が昔から得意とする手法の一つだろう。もしかしたら、早い段階でのプロファイリングで、彼の心理を見抜いていたのかもしれないなと思う。行き過ぎれば、相手を過度に追い詰めかねないこうした心理戦のリスクは、過去のえん罪事件なども含めて認識されるべきなのだが、犯罪捜査に有効な手法であることも事実だ。犯罪心理に通じた警察の勝利、というべきなのかもしれない。
一方で、犯人がもっと慎重だったらと考えると、なかなか厳しかっただろうなとも思うのである。保釈後のメール送信がなければ、裁判はかなり厳しいものとなっただろう。もしかしたら、弁護側が勝っていたかもしれない。犯人がリアルの世界に出てこなければ、捜査はもっと難航していただろう。そういう視点から、今回の事件を再評価してみることは、今後のサイバー犯罪捜査にとって意味があることかもしれないと思うのだ。
今回はこれで一件落着となりそうだが、こうした犯罪は今後も発生するだろうし、より深刻なものが発覚しないまま進行してしまう可能性もある。守る側にとっては油断できない状況が続きそうだ。
季節はそろそろ梅雨に向かい始める。道ばたの紫陽花も、そろそろ花をつける準備を始めているようだ。なにやら世の中全体がちょっと不穏な雰囲気。平穏であることを祈りたいところだ。
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