昨日の夕方にちょっと早めの成田着。ちょっと心配だったが、昨夜は久しぶりによく眠れて、軽い時差ぼけ感は残るものの比較的回復は早そう。今日はとりあえず休養日ということで、旅の洗濯物を片付けただけで、あとはまったりと過ごした。しかし、昨日横浜に着いて、ロンドンよりもずいぶん寒いのにびっくり。今日も天気はよかったのだけど、気温は低めでセーターの上に上着がないと外出は寒いくらいだった。
そういえば、ロンドン出発前日のちょうど一週間前、行方不明になったマレーシア航空機、今日、マレーシアの首相会見をBBCとCNNがライブで放送していたのだけど、消息を絶ったあと、長時間飛行していたことがほぼ確実になったとのこと。トランスポンダなどの通信機器が意図的に切られた可能性があり、乗っ取り(もしくは乗員による奪取)の可能性が高くなっている。トランスポンダが切れることで、通常、航空管制に使用されている二次レーダーでは情報を捕捉できなくなる上、公海上で、高度を下げればレーダー自体に写らなくなってしまうが、衛星との通信や空軍の一次レーダーに写った機影の解析などから、高度を下げて西に飛行して、マレーシアを横切り、その後北西方向に進路を変えたとのこと。衛星とのコンタクトはその後6時間以上続いていたようで、ずっと飛行していたことを示しているようだ。こうしたことから、現在、南シナ海で行われている捜索は中止し、想定される二つのルート、最後に確認された地点から北と南の2方向、タイ北部からカザフスタンあたりにかけてと、南にインド洋を南下するルート中心の捜索に切り替えるとのことである。なぜ南北に絞れたのかが謎なのだが、もしかしたら複数の静止衛星との通信時の信号強度差などから経度だけはおおまかに割り出せた可能性もある。
バミューダトライアングルの謎みたいな事件は、思わぬ方向に行きそうだが、少なくとも乗員、乗客の家族にとっては一縷の望みをつないだことになる。思うに、これが意図的な奪取ならば、たぶんレーダーを避けるだろうから、低空かつ海上を飛ぶだろうと推測もできるのだが、いつまでも飛び続けられるわけではないし、着陸するにしても、大型機の777が着陸できる場所は限られるから、何を意図しての行為なのかを推測しながら捜索を続けていくしかないかもしれない。マレーシア当局が機長の自宅を捜索しているとのニュースもあるが、それはたぶんそういう可能性を考慮してのことなのだろう。自殺願望とかでなければいいと祈るのみだ。
乗員の異常な行動という意味では、その昔、羽田沖にJALのDC8を逆噴射で落とした機長がいたのだが、病気ならばまだしも、心理的な問題は発見が難しいだろうと思う。乗客にとっては乗員を信頼するしかないので、いずれにせよ、早く真実が明らかになってほしいものだ。
さて、一風呂浴びて寝るとしよう。
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