このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。2008年9月に旧ブログから引っ越しました。バックアップをご覧ください。

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現実回帰を急げ・・・ということなのか!?

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さて、いよいよ今朝はアスペンをあとにする日。非現実の一週間はあっという間に過ぎ、遠ざかるにつれ、楽しい出来事は記憶の一部となり、現実が押し寄せてくるわけだ。朝6時に、たのんであったタクシーで友人と宿を出て、アスペン・スノーマス空港に向かう。料金はお迎え料込みでチップ抜きで$20くらい。空港にはすでに多くの乗客が集まっている。

デンバーから直行で帰る友人は一本遅い便だったのだが、つきあってくれて同じ時間に空港まで来た。チェックインを手伝っていたら、係が気を利かせて同じ便に振り替えてくれた。実は、デンバーで乗り継ぎ便の搭乗券を受け取るという作業が残っていて、英語が不自由な彼を見て気を利かせてくれたんだろう。UAの地上係員は今回の印象では総じて親切だ。

登場後、一発ボケをかます。なにげに着席していたら、そこは自分の席だと言われて、よく見たらA席のはずがDに座っていた。来るときの便は同じ列のDだったので、反射的に座ってしまったようである。周囲に笑われながら席をかわる。B席のおじさんいわく、いや、座席は冷え切ってて冷たいので、暖めて貰ったのはいいんじゃないか?・・と。豊臣秀吉じゃないんだから・・・。それに相手は女性だから、ちょっと苦笑されてしまう。しかし、空気が薄いところに一週間いたので、ちょっと思考力が落ちてるのかもしれない。

滑走路に向かう途中にこんな風景。翼などの着雪、着氷を落とすための薬剤をかけている。降雪地で気温の低い地方ではよく見る作業。デンバーの空港でもこのクレーン車が大量に並んでいた。

そして離陸。ちょうどスノーマスの麓あたりの上を旋回しながら高度を上げて雲に入っていく。

しかし、思い切り窓にかかった解氷剤がこんな感じでこびりついて、景色がみにくい。凍らない上に粘度も高いようである。

そんな30分ほどの飛行の後に一面真っ白のデンバー空港に着陸。

ここで、とりあえず友人が搭乗券を受け取るのをアシストしたあと、そこで別れて、私は一旦荷物の受け取り。ここから、デルタに乗り換えてミネアポリスに飛ぶ。

で、荷物を受け取りに行ったら荷物が出てこないわけで・・・。まぁ、この程度は日常茶飯事なので、係に聞いてみたら積みきれずに別便で今運んでいるから1時間ほどで届くとのこと。デンバーが最終目的地か聞かれたのはそういうことだったか・・・。別会社に乗り継ぐので、デンバーが目的地だと言ってしまったのだが。まぁ、乗り継ぎ時間にはだいぶ余裕があるので、それでいいよと言って、とりあえずデルタのミネアポリス行き搭乗券をキオスクで印刷する。今回、うまく乗り継ぎができず、ミネアポリスで一泊することになってしまったのだが、大きなスキーケースなどを宿まで持って行くのも面倒なので、成田に流せないか交渉してみたのだが、翌日便はダメとのことで、力仕事を覚悟する。

UAのバゲージクレームに戻ったが、なかなか荷物が出てこない。再度確認すると、もう届いているはずなので確認するから5分まってねと言われて待っていると、今探しているけど、もし時間がないようだったらミネアポリスのホテルまで届けてくれると言う話。ホテルの住所を教えようとしていたら、見つかったという電話。どうにか荷物が手元に届いてここは一件落着。とりあえず、デルタのバゲージドロップに荷物を預けてセキュリティを抜けて搭乗口へ。ちなみに、最近米国ではTSA Precheckという制度が試験運用されていて、事前スクリーニングされた乗客(本運用では申請・審査になるようだが、どういう情報でスクリーニングしているのかは謎。まさかNSA情報?などと妄想してみる・・・)について、セキュリティチェックを簡素化しようというものである。搭乗券にTSA Precheck もしくはTSA Pre✔の表示があれば専用レーンを通って、荷物からPCや電子機器などを出す必要も無く、靴も上着も(金属物がなければ)着たままで金属探知機を通って・・・という昔ながらの形で通過が出来る。X線検査機の精度が上がっているので、ある程度リスクの低い乗客はこれでいいという判断なのだろう。合理性を追求するアメリカらしい。ただ、このあたりは臨機応変のようで、時節柄、現在ロシア便については、かなりチェックが強化されているようだ。

そんな感じで、今度はデンバーからミネアポリスへのフライト。

こんな感じで、コロラドからネブラスカ、ミネソタにかけては白い大地が続く。ランチが出ることを期待して朝飯を抜いたのだが、1時間半ほどの飛行時間では出ないようで、結局バナナ2本で空腹を凌ぐ。

さて、ミネアポリスに着いて、荷物を受け取る。ここで、またトラブル。スキーケース(これは、スキー2本とブーツが入る大型の物で、多少荒っぽくされても大丈夫だと思っていた)が壊れて出てきた。何か機械のような物に引っかけた跡があって、角の部分のファスナーが壊れてそこから開いてしまっている。ちょっと修復を試みたが、完全に修復できず。幸いに、折り返しの先の角だったので、開いている部分は少ないから、ベルトとかで押さえれば何とかなりそうな状態。まぁ、こういうことは、ある程度想定しているのだけど、今回、ちょっと頭にきたのは、つけてあったFRAGILEのタグが取られてしまっていたこと。これには、ちょっと悪意を感じたので、係をつかまえてクレームを申し立てる。係の対応がいまいちなので、すこし頭に血が上って食い下がったのだが、まぁ、ここでゴネてもどうにもならんので、なんとかカバーして持って帰って、旅行携行品保険でなんとかしようと思った次第。デルタとUA、機内の対応は前者はだいぶ良くなっているのだが、まだ米国地上係員の質は後者の方が上のようだ。(もちろん丁寧な係員もいるのだけど、平均すれば・・・という話)サーベイのメールが来たら、あれこれ書いておこうと思っている次第。

ここで、明日の帰国便のチェックイン可能時間になったので、チェックインをすませて、荷物を預けられるかどうか、再度聞いてみたのだが、やはりダメで、結局重い荷物をホテルまで持っていくことになった。

空港のホテルシャトルのピックアップ場所まで荷物を運ぶのも一苦労。大汗をかいて暑かったので、最初は外に出てシャトルを待っていたのだけど、10分もしたら体が冷え切ってしまった。それもそのはず、最高気温が華氏1度(摂氏ではマイナス15度前後)くらいという極寒の地である。アスペンが春のように思える気温だ。なかなかシャトルがこないので、また中に入って、ホテルに電話を入れて確認。5分くらいで来るというので、それを待って乗り込んだ。

今回、空港近くのハイアット・プレイスに泊まったのだが、シャトルの運転手もフロントもなかなかいい感じのホテルで好印象。難を上げれば中にレストランなく、軽食を注文して部屋に持ち帰るか、外の店からデリバリーをたのむしかないこと。夏場なら食いに出るのもありだろうけど、さすがに冬場は外には出たくない。結局、朝昼ともまともに喰っていなかったので、腹が減っていたから、例によっての特大ハンバーガーを食ってちょっと一息つく。

腹がふくれたら眠くなり(実際飛行機の中では半分くらい寝ていた。空気が濃くなったら熟睡できるのかもしれない)そのまま横になってしばらく寝てしまったのだが、これが裏目に出て、夜中に目が覚めて眠れなくなると言う典型的時差ぼけ症状が今頃になって出ている。でもまぁ、もう帰りだけだし、ボケてるほうが日本時間には戻しやすいので。

しかし、今日は疲れました。なんとなく一気に夢心地から引き戻されたようで・・・。これは、さっさと現実にもどってこいという暗示なのかも・・・。帰国したら頑張って働こう。

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このページは、風見鶏が2014年2月 7日 15:09に書いた記事です。

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