今朝は6時起きして、7時前のシャトルでコングレス会場へ向かう。去年のフィラデルフィアもそうだったが、ASISは、各ホテルを回るシャトルを用意してくれるので、多少、宿が会場から遠くても大丈夫なのがいい。とりあえず、バッジホルダーをもらって、ISC2のシールを貼ってもらい、それからオープニングセレモニーへ。去年もそうだったが、なかなか派手なオープニングである。開始前にはこんな金管四重奏とか、なかなか格調高い感じだ。
各国国旗の入場から始まって、会長挨拶。ASISのテーマである、STRATEGIC, SMART, SECUREを、フィーチャーしたアトラクション。今年は、こんな絵を音楽に合わせて、その場で書いていく。SMARTの絵にはアインシュタイン。
ASISはいわゆるトラディショナルなセキュリティの団体。Anualイベントは今年で59回目という歴史のある団体である。ちなみに、来年のAnnualはアトランタで60周年記念だそうだ。こうしてみると、(ISC)2は、まだまだ・・・という感じ。展示会もほとんどが物理セキュリティ関連。監視カメラ、セキュリティゲート、電子錠から防弾チョッキまで・・・。セキュリティは、サイバーセキュリティだけじゃない、というか、むしろサイバーセキュリティはまだまだ新参者、という感じがする。
でも、これらの多くがITやIPネットワークを基盤として動いているのだから、サイバーセキュリティが保てないと根幹が揺らいでしまうのも事実。そういう意味では、物理セキュリティ屋さんのうほうが危機感が強いのかもしれない。
展示会場の上からは海・・・じゃなくてミシガン湖を望むことができる。水平線が見えるような湖というのは不思議な感じがする。
最初のセッションは、ASIS側のトラックで面白そうなタイトルがあったので、聴いてみた。アポロ13号というから、おそらくは危機管理なんかの話だろうと思っていたのだけど、どうやらこれは単なるつかみに使っただけのようだ。中身はというと、我々サイバーサイドのセキュリティマネジメント屋さんがずっと言い続けているようなことばかり。ちょっと期待外れだった。
それからランチだったのだけど、挨拶というか前置きのイベント(表彰式とか)があまりに長くて、その間食事のお預けを食らった参加者はちょっと退屈顔だった。特に、私のテーブルは(ISC)2のステッカーを貼った参加者ばかりだったので、みんなちょっと不満顔である。まぁ、伝統ある団体はどこの国でも、こういう儀式が大事らしい。
さて、午後のセッション前に、展示会見学タイムがあるのだが、この時間で疲れ切ってしまう。おまけにそろそろ日本の明け方時間になるので、眠気もピーク。今回、いつになく時差ぼけがきつい感じで、午後のセッションはかなり頻繁に落ちてしまった。途中で帰ろうか・・・とも思ったが、どうにか我慢して最後まで聴いたものの、特に最後のセッションは半分ほど記憶が無い。ちょっと今日は不発に終わってしまった感じである。そういえば、最近よく聞く「水飲み場攻撃」が、Water Hole Attackの訳らしいというのが判った。まぁ、水たまりにくる草食動物を待ち構えるワニとか、肉食獣をイメージしたものなのだが。最近、標的にしたい企業のWebサイトを改ざんして、そこの社員を感染させるようなことも多いというので、日本じゃトヨタなどが、その目的で改ざんされた可能性もあるな・・・とか妄想していた。このまえ政府系サイトが改ざんされたのも、そのあたりが目的なのかもしれない。
とりあえず、瀕死の状態でシャトルに乗り、宿までの間寝ていた。帰って寝ると、そのまま夜中まで寝てしまいそうなので、どうにか頑張って、晩飯にでかける。また、すこし夜景をみながら、レストランを物色する。
なにやらこのあたりは、肉屋が多い。今日は肉以外にしようと、イタ飯屋を見つけて入ったのだけど、パスタにしようと思って、ふとあたりを見回したら、あまりに皿が巨大なので、ちょっと引いてしまった。結局、食い切れないと思い、サラダと肉(重さが決まっているので、大きさも想像できるから)にした。ビールは勧められたイタリア物
で、その後出てきたサラダを見て仰天・・・。12品目のサラダ・・・なのだが・・・しまった、サラダもか・・・と思ったがもう遅い。とりあえず、時間をかけずに一気に喰う。これだけで満腹になってしまいそうだが、まぁ、野菜なので、どうにかクリア。その後、8ozのフィレ。
明日はちょっと違う料理の店を探そう・・・。そんなわけで、初日を終了。明日も終日会場で缶詰予定。
コメントする