昨夜は10時間くらい寝て、体調は回復。朝は6時前に起床して普通に散歩。天気はこんな感じで悪くない。富士山がよく見えている。
裏山に上る道すがら、だんだん歩道の落ち葉が多くなっている。
今朝はカラスが騒がしい。なにやら、この山のてっぺんにある児童館あたりに群れて大騒ぎしている。
それ以外は平和な朝。気温はけっこう低くて、ジャージを着ていても汗をあまりかかない。
そういえば、この数日、ネット上の脅迫事件などの容疑者があいついで釈放されている。PCにウイルスが仕掛けられて、何者かによって遠隔操作された可能性があるとのことだ。今日、報道された東京のケースでは、本人が自白しているのに・・・・である。そういう意味では自白の不確実性が改めて浮き彫りになるのだが、それはさておき、最近、警察もPCをきちんと調べるようになったようで、そのこと自体は悪くない話だと思う。こうしたケースはこれまでも可能性を指摘されていたのだが、実際、現実のものとなったわけだ。
ただ、こうしたいわゆるコンピュータフォレンジックの限界も指摘されている。いまや、犯罪者もこうした手法はよく知っているし、痕跡を完全に消してしまうこともできる。いや、それ以上に、偽の痕跡を残すことだってできる。たとえば、無実の誰かがそのPCを操ったように見せかけることも可能だ。まして、このような報道がなされれば、自分でマルウエアを入れておいて・・・というような輩も出てくる可能性がある。これをどのように見破るかについては、相当ハードルが高い話だろうと思う。
こうなると、痕跡をたよりの従来型のフォレンジックでは限界だろう。たとえば、利用履歴をきちんと保全して自分の無実を証明できるような技術、逆に言えば、意図的に痕跡を消すことが困難になるような技術を開発しなくてはいけなくなりそうだ。これもなかなか難しい。とりわけ、コンシューマ市場でこうした技術を導入できるかどうかは、結構微妙だろうと思う。強いていうなら、OSベンダやアンチウイルスベンダあたりが、サービスとしてログ保全をやってくれるといいのかもしれない。
そんなことを考えながら歩いた今朝の散歩。空にはもうだいぶ欠けた月。
今回は警察が動いた事件だったからわかったが、実際こうしたマルウエアの被害に遭っている人は、相当いるのだろうと思う。犯罪予告のような書き込みは即、警察沙汰になるが、中傷とかストーキングのたぐいは、なかなかそこまでいかない。実際は、そうした被害の方が多いかもしれないなと思う。ただ、人のPCにマルウエアを仕込んで遠隔操作すること自体が、今の法律では明らかに犯罪だから、その事実さえ見つけられれば、警察を動かすことはできそうだ。でも、それが一般利用者には難しい。たとえば、自分に覚えのない書き込みなどのクレームを受けたら、こうした可能性も念頭に、専門家に相談できるようなルートを整備する必要がありそうだ。このあたりは、社会的な取り組み課題だろうと思う。
さて、今日は午前中はちょっと仕事をして、午後から耳鼻科の診察にお茶の水あたりまででかけた。
風邪のせいで、ちょっと状態は悪化しているものの、手術後の経過は良好のようだ。もう少し・・・といったところらしい。それから、いつもどおり、ちょっと秋葉まで歩いて寄り道。帰ってきたら、もう5時頃で、そろそろ日没。
なにやら、一気に日が短くなってきた。まさに、秋の日はつるべ落とし、である。さて、今夜もあまり無理をせずに、早めに休むとしよう。帰りにスーパーで早生みかんを買ってきた。そろそろこんな季節。冬支度を始めなきゃいかんな。
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