このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。2008年9月に旧ブログから引っ越しました。バックアップをご覧ください。

ゲストログインがうまくできないので、コメントを承認制にしました。スパムでないことを確認の上、公開します。判断はあくまで「風見鶏」の主観で行いますので、文句は受け付けません。(笑)承認が遅れることもままあると思いますが、あしからず・・・

システムトラブルのため、2015年以降のブログ画像と2018年5月以降の記事が消失しました。画像は鋭意、新しい物から順次復旧中ですが記事については残念ながら戻せません。残念ですが、あきらめます。

なお、ここに書いていることは、あくまで個人的な思いであり、いかなる組織をも代表、代弁するものではありませんし、無関係ですので念のため。

最終日

| コメント(0) | トラックバック(0)

さて、今日は午前中のみで、全体セッション2つ。パネルが一つにキーノートが一つ。パネルは、シンクタンクな人たちが語るこれからのIT。様々な切り口から語られたのだが、印象に残ったものをひとつ。イノベーションを起こしたいなら、それにふさわしい人を集めてやれ・・・という話。ITに使われる技術屋(Technobotというらしい:日本的にはIT土方といったところか)ではなく、オタク(Geek)でもいいから、自分で何かを考えられ、何かを作れる人材だ。ただ、こうした人材を使うのは難しい。往々にして、ビジネスサイドな人間はこうしたオタクを理解しない。逆もまたしかり。つまり、もう一人、間を取り持つタイプの人材が必要だということだ。ビジネスサイドの言葉も、オタクな言葉も翻訳できる人材だ。ただ、思うにこういう人材はそうそういない。なぜ難しいのか。言葉の翻訳だけならできる人間は多いだろうが、双方から信頼され、双方を信頼できるような人材となるとまれだ。つまり、本当に必要なのは言葉の伝達ではなく、信頼のブリッジ役である。言葉はその道具として存在する。もうひとつ、これはビジネスサイドへの言葉だが、イノベーションを起こす人材についての考え方だ。Not as a servant but as a partner つまり、こうした人材は決して召使ではない。ビジネスの大切なパートナーである、ということだ。今だから言うが、かつてあからさまに前者な言葉を吐いた上司がいた。私は今でも決して彼を信頼しない。

最後のキーノートは、未来予想に関するもの。これも印象的な言葉、Do not predict. つまり、「予想をするな」ということ。ではどうすればいいのか・・・。Forecastつまり「予報」しろ、ということらしい。つまりピンポイントで何かを予想するのではなく、可能性に幅を持たせて考えろということだ。台風の進路予報がいい例だ。ポイントは、いつ頃にどの範囲にいる可能性が高いか・・・・ということを予報する点にある。10年先のことを考えるのもこれと同じというのは、なんとなく納得する。未来は現在から連鎖して決まる。単純な因果律ではないだろうが、現在の直後に何が起き、そこからさらに何が起きるかを考えると、どうしても幅が出てくる。それでいいのだ。すべての可能性があるのだから。もちろん天災的なものはあるが、これは例外として考えればいい。少なくともかなりの部分が想定された範囲に入ってくるだろう。

全日程が終了。外へ出たら快晴。日差しが強くて、すぐに日焼けしそうなお天気。湿度が低いのでまだいいが、気温は結構上がっている。ポトマック河畔、ヨットが涼しげだ。

さて、どうしようかと考えて、まずは昼飯でも食おうかと、レストランを物色。船着き場で今回知り合ったISACA東京支部な人とばったり会ったのだが、彼はアレキサンドリアに滞在していて、そちらへ戻って昼飯を食うという。フェリーまで50分ほどあるものの、中途半端。私はちょっと腹が減っていたので、彼とはそこでわかれて、やっぱり飯を食うことにした。

結局、近くのレストランに入って、スープとサラダ(といってもステーキサラダなので結構重い)で昼食。

それから1時間あとのフェリーで対岸のアレキサンドリアにわたってみた。

アレキサンドリアは歴史のある街だ。以前から、空港に行くタクシーでこのあたりを通るたびに歩いてみたかったので、行ってみた。ただ、フェリーを1時間ほど待ったので、あまり時間がない。とりあえず、King Streetという中心の通りを地下鉄の駅まで15ブロックほど歩くことにした。

日向を歩いたら大焼けしそうなので、日陰の側をあるく。赤レンガの街並み。秋は街路樹が紅葉するので美しいのだが、夏は夏で緑が鮮やかだ。

やはり15ブロックは結構疲れる。1ブロック100mとして1.5Km、もうちょいあったかもしれない。

で、ようやく地下鉄のKing Street駅に到着。イエローラインとブルーラインが通っていて、2駅乗れば空港だ。来る時もこっちのほうが良かったかもしれない。CSI Annualがないので、今度はいつ来れるかわからないけれど、今度来た時はこのルートを使ってみよう。

乗ってしまえば、あっという間に空港。ちょうど1時間前に到着。チェックインしてセキュリティを抜けたらもうあまり時間もないので、ラウンジには寄らずにそのままゲートへ。

アップグレード待ちリストは40人中20番目、絶対無理。まぁ、1時間ちょっとのフライトなので問題なし。ということで、D.Cをあとにした。

飛んでしまえばもう、あっという間にクリーブランドあたり、エリー湖を渡りながら高度を下げ始め、デトロイトに到着。ラウンジでこれを書いている。帰りの便は8時50分発。あと15分ほどで搭乗時刻なので、そろそろ移動しようかと。

それでは日本で・・・・でも、帰ったら真夜中。たぶん日記は書かないで寝るんだろうな。では・・・

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.kazamidori.jp/MT/mt-tb.cgi/629

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、風見鶏が2011年6月30日 07:38に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「朝の散歩」です。

次の記事は「なぜかシアトル午前2時」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。