昨日から法事のための実家帰省。羽田から小松までの飛行機は連休で大混雑。そういえば、京急で羽田に向かい際に川崎でみかけたこの看板。
京急ではなく、「京阪」電車の広告なのだが、昔、京都に住んでいた私からすると、京都駅から祇園方面(つまりは四条河原町界隈)まで行くのに、JR奈良線東福寺経由で京阪電車は普通つかわんわなぁ、と。素直に京都駅から市バスだろう!。この経路で行ってしまった川崎市民はいるのだろうか。(笑)運賃的にはちょっとだけ安いかもしれんけど乗り換え2回はないよな。
ドアツードアで4時間弱。のどかな、というか「閑散」に近い田舎の風景。
東京界隈の混雑ぶりと日本の国土の狭さを考えると、今の日本の人口分布はかなり無駄を生んでいるような気がする。そろそろ首都圏集中の解消を本気で考えないと、日本はかなり損をすることになりそうだ。これだけ通信手段や交通手段が発達した時代に・・・である。まぁ、年寄り層の票だのみの地元国会議員や、むやみな東京繁栄論を唱える石原のおっさんを、また選んでしまった東京には、あまりその気はなさそうだが・・・・・。
昨夜は、かなり早めの沈没。今朝は、サマータイム(お達者クラブモードともいうが)起床。5時だともうかなり明るい。
のどかな田園風景なのだが、街の中心部は高齢化と空洞化がどんどん進んでいる。街の看板だった某大企業の工場も今はもうない。なのに、道路だけはどんどん増えていく不思議。これが日本の政治の問題なのだろう。まもなくできる新幹線も観光客は多少呼べても、若者や働き盛りのの流出を招くだけな気がしてならない。それだけ東京は巨大な引力を持っている。これがブラックホールになってしまう前に、なんとかしなければいけないのだろうが、首都機能分散論議は石原のおっさんが都知事になってからまったく聞こえてこなくなった。
帰ってくるたびに、そんなことを考えさせられる街だ。都会人たちが移り住んでできる仕事はここには少ない。これだけ通信手段が発達し、どこでも仕事ができる世の中になっているのに・・・だ。停電や節電対策で在宅勤務が進むのなら、田舎に住んでもいいはずなのだが、なかなかそうはならないのが今の日本の会社の仕組みだろう。これが今回の大災害をきっかけに少しは変わるかなと期待しているのだが。
散歩途中にこんなものを見つけた。電線に、位相ごとの色分けされたタグがつけてある。これは始めてみた。3相の送電線なのだが、分岐点ごとに貼ってあるのは間違いを防ぐためなのだろうか。
30分ほど散歩して実家にもどった。ここにも小さな春。
<さて、そろそろ親戚たちを迎える準備をしなくては・・・・・
コメントする