このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。2008年9月に旧ブログから引っ越しました。バックアップをご覧ください。

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節電対策

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昨日は、久々の日記ブランク。理由はこのサーバの移行作業で、データ更新ができなかったため。・・・ということで、2日分まとめての日記。

さて、我が家の一番の電気食い虫はなんといっても、サーバとネットワーク機器類。メインPCやNAS、一部のスイッチは使うときだけ電源を入れればいいのだが、サーバと防火壁は仕方がない。特に、サーバは以前に節電対策で何台かあったサーバを集約してVMWARE ESXi箱に押し込んでいたのだけど、パフォーマンス重視で最大520W仕様。最近は余計なインスタンスを全部落としているので、実際動いているのはこのWebサーバのみ。いくらなんでも、ファンとか熱とかの余計なロスのほうが大きいので、省エネモードに移行することにした。

さて、小さなサーバにWebサーバだけを分離して・・・と考えて、昨日はぶらりと横浜のヨドバシまででかけた。

PCやパーツ売り場をぶらぶらしながら、あれこれ選択肢を財布と相談しながら考えてみたのだが、出来合いのPCは余計なものがいっぱい付いているので無駄。省電力を考えると、最新のCore i3 の省電力版と mini-ITXボードで一台組み上げるのがいいのだが、結構高く付く。ふと売り場で目にとまったのが、ShuttleのAtom D510ベアボーン。弁当箱サイズで定格40W。まぁ、サーバはFreeBSDなので十分。でも、一からセットアップしてデータを移行するとなると難航は必至。できれば、ESXiを動かしたいが、AtomはVTサポートなしなのでダメ。さて、としばらく考え込んで、腹が減ったので地下街に降りて昼飯を食って、それからまた売り場に戻って、結局Atom箱とメモリ2GB、バルクのWestern Digital  2.5inch 7200rpm 320GBのHDD(これもSSDにしようか迷ったのだけど、お財布優先),バルクのパイオニア薄型DVDドライブを買った。

横浜線で大口まで戻って、あたりの桜の様子見。さすがに、一昨日からの強風はとどめだったようだ。ソメイヨシノはもう全滅状態。

白い花のヤマザクラ系の木は、遅咲きの種類でまだ花がのこっているものもある。

宴の後・・・・・・といった感じだろうか。川面を埋めるピンクの花びら。

で、家に帰って工作開始。ベアボーンなので、組み立てはあっという間。さて、ここでちょっと思案。電力事情が改善すればまた仮想環境に戻したい。なんとか今の仮想マシンをそのまま動かすことはできないだろうか・・・。そう考えて思いついたのが、Linux版のVMWARE Playerだった。

とりあえず、CentOS5.6 (i386 32bit)をダウンロードしてDVDに焼き、インストール。ところが、起動してみるとNICを認識しない。このベアボーンのNICはJMEという会社のもの。Webで探して、ドライバをダウンロード。ところがこれがソースからmakeする必要があり、カーネル開発パッケージが必要になった。カーネルまわりになれたFreeBSDとは違って、Linuxはちょっと勝手が違う。とりあえず、DVDから開発用のRPMを入れようとしたのだが、拒否される。ネットに繋がらないのでオンラインのリポジトリが使えないから依存関係を解決できないためらしい。おまけに、デフォではgccすら入っていない。(まぁ、セキュリティ的には妥当なのだが)なんとか試行錯誤してリポジトリをローカルに設定し直しDVDから一式インストールして、ドライバをmake。なんとかNICは認識するようになった。

さて、その後、VMWARE Playerをダウンロードしてインストールしようとしたら、インストーラのバイナリが実行エラーになる。よく見たら中身が壊れていて、ダウンロードのやりなおし。マニュアルを読んだらVT対応CPUが必要と書いてあったのでまた悩む。とりあえず、Workstationは、32ビット環境で64ビット仮想マシンを上げないならVTなしでもOKと書いてあったので、これも落としてみたのだが、ものは試し。とりあえず、Playerを入れてみたらエラーもなく導入できた。やってみるものだ。たぶん、Workstationと同じ仕様なのだろう。CentOSを64ビット版にしておけば、64ビット仮想マシンも動くかもしれない。(このCPUは64ビットはサポートしている)

次に、ESXiから仮想マシンをOVFテンプレートにしてエクスポート。これが大変。vSphereクライアントコンソールでダウンロードするのだが、仮想ディスクの使用量は50GBほど。ネット経由のスループットは、GbEにもかかわらず、30Mbps程度しかない。4時間ほどダウンロードしているあいだ、サービスは停止。とりあえず、11時前にダウンロードは終わったので、サービスを立ち上げて、手元で導入作業。ここでブログを書くと、あとでつじつまがあわなくなるので、昨日はパスした次第。

そこからがまた大変。今度はメインPCからAtom箱に転送しなければならない。最初sftpでやったら、20Mbps以下しかでない。ftpに切り替えるために、Atom箱にvsftpdを入れ、ファイアウォールとSE-Linuxを一旦解除して転送開始。NICは100Mなので、最初、80~90Mbps近く出たから大喜びしていたのだが、しばらくすると、一気にスループットが落ちて、トラフィックのグラフはギザギザになってしまった。CentOS側のロードアベレージは20近くまで上がっている。原因はどうやらディスク書き込みキャッシュの書き出しの負荷らしい。つまり、今度はI/Oネックというわけだ。まぁ、非力なマシンなのでしかたないのだけど、結局この転送作業にも3時間ほど。私の電池が切れたので、とりあえず放置して寝ることにした。

3時過ぎに目が覚めたえら、転送は終わっていた。しかし、それだけでは終わらなかった。VMWARE PlayerがOVF形式を読んでくれないのだ。あちこち探し回って、変換ツールを見つけ、動かしたところでもう4時過ぎ・・・。また放置して寝ることに・・・・。

今朝、起きてみたら、まだ半分も終わっていない。結局、変換作業で昼頃までかかって、ようやく動かすところまでこぎつけた。これはあっさりとクリア。で、いよいよマシンをDMZに映すのだがそのまえに、全モジュールを最新版に更新。アドレスをふり直して再起動してDMZにつないだ。ところが、またNICはJMEという会社を認識しなくなってしまってネットに繋がらない。調べたら、カーネルにパッチがあたっていたことが判明。結局、ドライバを再構築し直して何とか作業完了。いやはや、疲れましたわ。で、これが実物。NAS箱+外付けHDDと防火壁の間に立っている黒い弁当箱がそれ。

まぁ、この写真、あれこれ突っ込みたい人は多いだろうけど、そこはおさえて、おさえて・・・・。(笑)でも、結構馬鹿にできないのは、このIntel Atom D510, 2コア4スレッドのHT付き、クロック1.6GHzだけど、Linuxとかを動かすには十分。おまけに、その上でVMまで動いている。VMには2CPUを割り当て。Linux環境だけで、ブラウザもOpenOfficeも使えるから、メインマシンはビデオ編集なんかのパワーが必要な処理以外では不要かもしれない。まぁ、この夏はなんとかこれで乗り切れそうだ。この電力なら、ネット周りと合わせても、このまえ作った非常用電源で動くので、停電対策にもなるし。まぁ、自分でも酔狂なことしてるとは思うのだけど・・・・。

とりあえず一段落で、昼飯がてらに散歩。今日も暖かい。崖の上の桜はまだこんな感じで楽しめる。

さて、なんとなく疲れたので、昼寝でもしよう。では、おやすみなさい。

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このページは、風見鶏が2011年4月17日 14:49に書いた記事です。

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