今朝もいい天気。暖かい感じだったのでコートは着ないで出たのだけれど、正解。たぶん着て出たら、電車の中で大汗をかくところだった。ちょっと余裕で家を出たのに、電車が遅れて、結構、ぎりぎり。おまけに大混雑で、かなり疲れる出勤だった。
新橋駅で気温はすでに2桁。時間は一本あとの電車とほぼかわらず。でもまぁ、会社は間に合ったのでよしとしようか。そういえば、新橋駅前、こんな風景が・・・。実は顔まではっきり写っている画像なのだけど、選挙期間中なのでとりあえず縮小。このまえまで九州にいた人である。そういえば都知事選だったなぁ、と思い出した。都民ではないので傍観者だが、個人的には放言癖のある現知事はもういいかなと思ってる。かといって、誰、というのもないので結局は票の食い合いで現職有利に展開してしまうのだとしたらちょっと残念だが・・・。東京都知事の権限は小さな国の大統領よりも大きい。政治家にとって座り心地のいい椅子であることは間違いなさそうだが。
今日のお昼は、みんなでららぽーとまで食べに行った。インドネシア料理店。そのあと、ちょっと周囲をひとまわり。このあたりの桜はもうひといきといったところ。暖かくなったので、2,3日のうちには咲きはじめるだろう。
この桜は何の種類だろうか。濃いピンクの花。唯一、咲き始めている。
福島原発のニュースは海外メディアでも大きく取り上げられている。扱いは既にチェルノブイリ級になっている。2号機は圧力容器破損の疑いがあるようだ。だとすれば、最も汚染された水が流れ出してくることになる。本来、燃料棒が破損していなければ、それほど多くの放射性物質を含まない水だが、燃料棒が破損しているため、強い放射能を持つ「燃えかす=ウラン核分裂生成物」が流れ出してくる。冷却しなければ燃料棒がより破損する可能性もある。しかし冷却のためには水を入れざるをえず、その水が漏れ出すという二重苦に陥っているようだ。水をくみ出して、危険の少ない形でどこかにためつつ、引き続き水を注ぎ続けるしかなさそうな感じ。作業にあたっている人たちの被爆も気になる。なんとかこれ以上大事にならないようにと祈るしかない。
今日、同僚たちと昼食をしながら、一般の人たちの放射性物質についての知識がどの程度のものか、あらためて思い知らされた。自分自身はもともとそれを勉強していたし、大学の卒業研究は放射線の計測に関するものだったから、自分の知識をついつい普通に感じてしまうのだけど、逆に自分が特殊なのだとなんとなく思い知らされた感じがした。私は単に、それを少しかじった程度だが、おそらく多くの専門家たちは、今のところ離れた場所への影響については楽観視しつつも、原発自体の状況には強い危機感を覚えているだろうと思う。現状を悪化させないことで精一杯、いつまでこれが続くのか、という危機感だ。たとえ、今回の事態が収束したとしても、この原発はもう使い物にはならないだろうし、まさにチェルノブイリ原発の石棺と同じ運命をたどることになるのだろう。撤去すらできず、廃墟として何十年も置いておくしかなくなるのではないだろうか。いや、この期に及んで修復しようなどと考えず、二度と使えなくなってもいいから、今は事態をどうにか収束させることに集中すべきだと思う。
総理はクリーンエネルギー推進を口にしたが、今のところすべてをそれに置き換えるのが非現実的であることもわかっているだろうと思う。この狭い国土で資源も少ない日本が今の経済活動を今のエネルギー効率のままで進めていく限り、原発は「必要悪」として残っていくことになる。何か、劇的にエネルギー効率を高める手段はないものだろうか、それを真剣に考えるべき時が来ているのかもしれない。
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