この「おねーさま」または「ビリビリ」的目覚ましを止めて、外を眺めたら気温3℃。まぁ、昨日にくらべればいくぶんマシな朝。でも寒い。富士山も綺麗に見えている。
とりあえず洗濯をして、そのまま乾燥モードに移行。もうベランダ干しは5月の連休あたりまではムリ。電気を食うがいたしかたない。
そうこうしている間に、アマゾンで注文していたBDが一枚届いたので、見ながらゲソゲソ笑ってたら、もうお昼。昼飯を食って、それからちょっと散歩に出かけた。コジマをひやかしてから、しばらく行ってなかった公園方面へ。公園の花壇はまだ寂しい感じだが、そろそろ春の準備がはじまっている。
それから高台に上って、おなじみの、この景色。この頃には気温も結構上がってきた。もちろんマスクはしているのだが、時々鼻がむずむずする。
家に帰ったら、やはり目がかゆくなったので、目薬をさして花粉を洗い流す。
そういえば、ニュースを見ていたら、例のカンニング事件(ケーサツ的に正しくは、試験問題漏洩による業務妨害事件:容疑は偽計業務妨害罪)の続報。手口が明らかになったのだけど、案外ローテク。単独犯かつ、試験中に股に挟んで隠した携帯(たぶんガラケー)を左手で操作して投稿したとか。器用だなと思う反面、よく見つからなかったな(どうして見つけられなかっかた)と思う。マスコミさんたちは、IT専門家なる方々のハイテク手口話を嬉しそうに報道していたのだけど、現実はといえば、いまやローテクと言ってもいい手段だったわけだ。こんな手口ならば、これまでの試験監督さんたちは織り込み済みのはず。つまりは油断したというわけだ。たぶんマスコミはちょっと間をおいてから、手のひら返しで杜撰な監督体制を非難するのだろうと想像する。まぁ、彼らにとっては二度おいしいのだけど。しかし、マスコミが騒ぎ立てたおかげで、みんな引っ込みがつかなくなって、ケーサツ沙汰にまでなってしまったのだけど、本来はもっと教育的な見地で考えるべきものじゃないだろうか。アンフェアな行為ではあるが、少なくともよってたかって袋だたきにする話でもなかろう。反省文の一枚も書かせて不合格にすればいい話ではないのか。
ITが進んで、ハイテク犯罪がクローズアップされがちだけど、案外、昔ながらのローテクは滅びない。それは、技術が進んでも人間自身がぜんぜん変わらないからだろうと思う。つまりは、人間系の弱点は残ったままだ。ハイテクばかりに目がいって、こうした昔ながらの人間系の問題を置き去りにすると、すでに絶滅したはずの手口がまたしても復活しかねない。クラウドや仮想化が話題に上がると、ハイパーバイザの脆弱性の危険性を声高に叫ぶ人たちが増える。でも、それを言う前に、ハイパーバイザの管理システムは安全なのだろうか。仮想マシンの壁を越える技術はかなり複雑なものだ。しかし、管理システムのネットワークに侵入し、管理者のアカウントを取れれば簡単にシステム全体を乗っ取れてしまう。こうした方法論はこれまでにほぼ確立されているし、仮想システムの壁を崩すよりはるかに簡単だ。そうした過去問題に対策をきちんとした上での話であればいいのだが、そんな基本的なことを忘れてしまえば、たぶん狙われたらひとたまりもないだろう。油断大敵である。とかく日本人は権威に弱い。マスコミが報じるまことしやかな「専門家」の話に踊らされてしまうのだ。もちろん彼らとて嘘を言っているわけではない。でも、多くの前提があるということを忘れてはならないのだ。ローテクもかつてはハイテクだった。今ハイテクと言われているものも、いずれ陳腐化するし、マスコミは相手にしなくなる。でも、それらの多くはあいかわらず使われている。それを忘れないようにしたいものだと思う。
ともあれ、そんなことをつらつら考えながら、暇なので、一杯引っかけて昼寝したら、また夕方まで寝てしまった。
さて、もうこんな時間。ヒストリーチャネルの宇宙ものを見ていたら、また物理本を読みたくなったので、引っ張り出して読んでいたりするのだけど、これは結構いい暇つぶしになる。でも、前回は、ここから算数本、古典物理本と芋づるになって結局挫折してしまったので、まぁ、慌てずぼちぼち読んでいこうかと。とりあえず、今夜はもう寝るけど。では、また明日。
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