いやはや、すごい天気だったな・・・と。
今朝は、4時に一旦起きてNASAの発表をストリーミングで見ようと思っていたのだけど、30分ほど寝坊。結局、既に掲載されていたプレスリリースで内容を知った。「地球外生命発見」をにおわせる思わせぶりな予告のおかげで期待がふくらんだのだけど、実際はちょっと違った。でも、見方を変えれば歴史的な大発見だろうと思う。地球の生命は、炭素、水素、酸素、リンというような元素から構成されている。最低限、こうした元素がない環境では生命は育たないとされてきた。しかし、今回発見された微生物は、ちょっと違う。干上がりかけた湖の高い塩分とアルカリ性、そして有毒な高濃度のヒ素とリンの欠乏という極限環境で増殖をしている。極限環境で生きる微生物は多く発見されてはいるものの、今回の驚くべき点は、リンがほとんどない環境で増殖ができる点だった。詳しく調べたところ、細胞内のDNAやRNAはもちろん、エネルギーを司るATPなど、リンを不可欠とする部品の中のリンがすべてヒ素に置き換わっていたらしい。ちなみに、ヒ素は周期律表で見るとリンの下にある兄弟分の元素であり、化学的に似た性質を持っている。それゆえ、リンを含む生物にとっては有害なのだが、この微生物は、リンのかわりにこのヒ素を使うように変異したようだ。
SFの世界ではこうした可能性が昔から取り上げられてきた。たとえば、炭素の下には珪素がある。科学的な性質もにているから、珪素でできた岩石様の生物みたいなものがよく出てきたのだが、今回の発見はそうした可能性が現実にあることを示した点で大発見だと言えるだろう。これによって地球外生物の探査は、従来は生物が存在しないだろうと思われていた環境にも広がることになる。そういう意味で、宇宙生物学にとっても画期的な発見だというのはよくわかる。
地球外生命・・・でなかったのは残念だが、研究者たちにとってはある意味それに近いものだったことだろう。
とりあえず、これを確認して、また寝床に戻り、少し寝坊気味に起床。というか、風雨の音に起こされたといったほうがいいかもしれない。台風でも来たかと思うような荒れ方で、会社に行く気が一気に失せた。でも、さすがに休むわけにも行かないので、ぎりぎりまで様子を見ていたら、幸いにも雨が上がってきた。おかげで電車は遅れて大混雑だったものの、濡れずに、しかも遅刻もせずに出社できた。
お昼には、もうすっかり青空になっていたが、風はまだまだ強く、散歩はちょっと辛かった。
なので、今日はちょっとショートコースの散歩。この絵だけ見ているとすごくいいお天気に見えるのだけど。
でも、海を見ればこのとおり、濁って白波が立っている。
こんなものも見つけた。たぶん、一旦地面にしみこんだ雨水が、芝生の切れ目から噴き出したのだろう。今朝の雨がいかに強かったかよくわかる。
風は、散りかけていた桜の葉も綺麗に吹き飛ばしていた。今朝、都内では冠水があいついだようだが、その原因の多くは落ち葉で排水溝が詰まったからだという。
気温が上がってちょっと暑かったので日陰ルートを選んで、豊洲運河沿いへ。風が強いので汗もそれほどかかないのだけど、高層マンションの切れ目を吹き抜けるビル風には吹き飛ばされそうになる。こんな風だとコンタクトレンズはホコリが入って辛いのだけど、今日は雨でホコリが流されたせいか、大丈夫だった。ただ、以前に風でコンタクトを飛ばされたこともあるので、目は細め・・・。
そういえば、昨日の夜、見ていたテレビ番組で江東区の空撮をまじえた紹介をやっていた。それで見たのがこの風景。
ここには70年代くらいまで晴海方面に通じる貨物線の鉄道が通っていたらしい。これはその鉄橋の橋脚跡。そういえば、何度か日記の写真にも登場しているが、春海橋の横に、廃線の鉄橋がそのまま残っている。それから、こんなところにも・・・。これはテレビで見るまで気がつかなかった。
空が青くて気持ちがいいのだけど、風はちょっと強すぎる。今日は散歩は早めに切り上げ。ビルに映った景色はいい感じなのだけどね。
なんだかんだで、今週もおしまい。週末突入。また気温が下がりそうな感じだから、風邪をひかないようにしないといけない。ちなみに、今日の歩数は少なめで、7000歩強どまり。まぁ、ちょっと足も休めないとね。
コメントする