昨夜、天気がよくなることを期待して、ベランダに望遠鏡をセットアップした。カメラの直接焦点で撮影する方法もわかったし、カメラ本体をちょっとリニューアルして、ミラー開放で液晶モニタができるようになったので、拡大モードでフォーカスも多少合わせやすくなった。(でもまだ、かなりシビアなのだけど)
自動導入、追尾の精度は、方向と極軸の角度がまだ甘いので、いまいち。基準星で補正するのだけど、基準星の近くでは精度が上がるものの、少しはずれたり、時間が経過すると精度が落ちるので、また補正が必要。でもまぁ、撮影対象の近くに少し明るい星があれば、撮影前にその星を基準で補正しておけば、20秒程度の露出にはなんとか耐えられそうな感じだ。
問題は空の明るさ。この写真は朝の4時前に撮影したものだけど、高感度の設定では、20秒も露出しようものなら、画面が真っ白に飛んでしまう。半月が空にかかっていたせいもあるのだろう。望遠鏡の集光力が災いしているのだけど、これは辛い。こうなるとどうしても、空の暗い田舎に行きたくなってしまうのだけど、それもなかなか大仕事。そろそろ山は寒くなってるし、防寒装備が必要。さて、冬場のスキーの時にでも持って行って撮影しようかな。
とりあえず、オリオン大星雲と散開星団M38。ISO2000程度で10秒前後の露光。それでもかなり白っぽくなるので、あとで明るさとコントラストを調整して、こんな感じ。いまいちなのだけど。使ったのは口径10cmの反射式望遠鏡+ニコンD7000直接焦点
そういえば、今朝、はじめてISSを見た。木星よりちょっと暗いような感じで、見た目の速さは、このあたりを飛んでいく羽田発のジェット機よりもかなり速い。南西から北東にかけて、空を横切っていった。早起きした甲斐があったかもしれない。カメラが望遠鏡に取り付けられた状態だったので、撮影できなかったのが残念だけど。これは今朝の軌道情報。
こんなことをしてると、だんだん欲が出てきてどんどんハマっていきそうなのだけど・・・・。やっぱ、老後はどこか空が綺麗な田舎で暮らすかなぁ(笑)
コメントする