3週間に2回の海外出張で、あっという間に時間が過ぎ去り、気がついたら、すっかり秋も深まっている。昨日の昼休み、久しぶりに豊洲界隈を散歩してみたら、木々もすっかり色づいていた。
体内時計は完全にリズムを失っていて、いつでも眠れるしいつでも起きられる状態。そりゃ、プラスマイナス8時間~11時間の時差を連続して与えたのだからしかたがない。逆に、こうなっているほうが、日本時間に戻しやすい。単に規則的に寝起きしていればいいのだし。
あの夏の暑さが嘘のような、落ち着いた雰囲気。でも、世間はそんな落ち着きとはほど遠い。横浜界隈はなにやら厳戒態勢、しかし、情報だだ漏れ政府に不安は募る。厳罰化云々を言う政治家もいるが、どれだけ厳罰化したところで、きちんとした情報管理のフレームワークと体制がなければ、仕事を窮屈なものにするだけで、現場のモティベーションは決して高まらないから、マイナス効果のほうが大きそうだ。国家機密なのだったら、そもそも誰でもコピーできるような状態においておくことそのものが間違いだ。つまり、逆の言い方をすれば「機密」などという認識は現場にはなかったのだろう。海保の活動は、時々広報用ビデオとしてYouTubeなどにもアップロードされていたというから、現場は案外軽い感覚だったのかもしれない。まぁ、永田町、霞ヶ関界隈が大騒ぎをしているニュースは聞こえていただろうから、機微な情報であるという認識は常識で考えればあってもいいのだけれど、そもそも情報管理とは「常識」などというあいまいなものに頼ってはいけないものだ。普段からこうしたビデオの扱いをきちんと定義しておかなければいけないし、今回のようにそれが証拠物だったり、国際問題の種だったりするような場合、もっと上の判断で、ただちに適切な機密度指定と、取り扱いについての指示がなされてしかるべきである。こうした事件が起きたということは、それがなかったか、十分に機能していなかったという証拠でもあろう。つまりは、今回の「漏洩」問題は、秘密という「グー」の後出しじゃんけんみたいなものだ。おそらく法的にも「秘密」の定義が争われることになるだろう。何度も言うが、これは情報管理の基本だ。またぞろ、性善説論議が出てきそうだが、これは基本をサボっていたことが原因であって、人間の本質云々という哲学論争とはまったく関係がないから、馬鹿な話には耳を貸さないようにしたい。
ついつい、そんなことを考えながら散歩をしてしまうところが悲しいのだけど。最近、会社で健康増進キャンペーンと称して社員に歩数計を配っている。iPod nano touchの歩数計と比較してみると、会社配給の歩数計のほうが多めに出るようだ。さて、どちらが正しいのか・・・。まぁ、そういうことを気にするようになったということは、会社は社員の健康に、いくぶんかは貢献していることになるのだろう。
そういえば、夜、帰りに見たらこんな景色も。うーん、まだちょっと早いような気もするけど。
さて、この週末は体調をととのえるためにのんびりと過ごすことにしよう。今朝は病院の定期診察に都内まで行ってきた。帰ってきて、洗濯物を干して、現在2回目の洗濯中。終わったら昼寝でもしようかな。そういえば、季節外れの黄砂が飛ぶという話。なんとなく遠くがかすんで見えるのはそのせいか。洗濯物は大丈夫かな。
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