参院選たけなわ。テレビでは毎日、各党党首の演説風景が放送されている。家の近所は不思議と選挙カーが少なくて静かなのだけど、数年に一度の「お祭り騒ぎ」にはちがいない。
しかし、各党の言うことを聞いていて何か違う・・・と思うのは私だけだろうか。まずは、与党の党首。そりゃ、野党が与党を集中攻撃するのはあたりまえ。1対Nで論戦をする覚悟がなくて与党党首は務まるまい。それが政権党党首の責任だろう。だが、そういいたくなる気持ちもわからないではない。それは野党たちの態度だ。結局、自らポイントを稼ぐ材料もなく、敵失だのみ。そろって与党の足を引っ張るしか、自分たちの存在感を出すことができないというのも情けない。某野党から飛び出した小政党の言い分などは、まさにそう。結局、どこも過半数を取れなければ、自分たちがキャスティングボートを握れるという思惑はありありだ。しかし、前与党の顔ぶれを見ても、これが政治的な不安定さに繋がることは明らかだ。少数派を無視はできないが、それが力を持ちすぎるような主客転倒はありえない。
結局、彼らは国民が、何を嫌っているのかがまったくわかっていないのだろうと私は思う。つまりは、政治家が自分たちの思惑で、勝手な理屈をならべて国を仕切っていることが気にくわないだけなのだ。国民を小馬鹿にしたような態度に鼻持ちがならないだけなのだ。いつになったら、彼らはそれに気がつくのだろう。いや、気づかないから、「政治家」なんかやってられるのかもしれないのだけどね。
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