自民党が騒がしい。大物の離党騒ぎがあいついでいる。民主党の体たらくが続く中にあっても、自分たちの支持率が上がらないことが、よほど不思議と見える。一方、政権党である民主もわけがわからない。小沢問題は、いつのまにか沖縄基地問題にすりかわり、鳩山首相がまずは悪役を引き受けた形になったが、参院選問題でまた小沢問題がちょっと浮上中。結局、これは民主党の体質というか、小沢一党の根深さを露呈したものだと思う。
自民にしてみれば、失点続きの民主の足下をすくって点を稼ぎたいところだが、身内から足下をすくわれている。離党組の言い方も気になる。自民党にいたのでは支持率を稼げないから、新たな「野党」を作って票を分散させるのだとか。で、選挙の後、どうするつもりなのだろうか、というのが最大の疑問。
民主も民主だ。小沢のあの自信はどこからきているのだろう。少なくとも国民の支持を得ているという自信ではなさそうだ。もしかしたら、自民のごたごたも彼の仕業なのだろうか・・・・などと疑ってみたくもなる。
選挙目当て・・・・の動きとしか見えないのがなんとも悲しい。しかも、政策で・・というよりは、目先を変えて・・・というような発想が見え見え。どこまで国民を小馬鹿にしたら気が済むのだろう、あいつらは。そういう政治家に愛想をつかして、国民が民主を勝たせた、ということがまだわかっていないらしい。このままでは、本当に政治不信が根深くなってしまう。すでに国政は盤石だった官僚機構を失った。あとは、政治手腕(の貧弱さ)がどんどん露呈されてくるだろう。マスコミもまじめな政策ネタよりは、こうしたどたばたのほうが面白いから、どんどん報道する。結果、政治家はどんどん国民からあきれられる存在になってしまうのだ。
そろそろ目を覚ませと言いたい。
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