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ITセキュリティ屋さんの資質

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いまさらながらに、こんなことを書くのだけど、個人情報保護法騒ぎ、Winny騒ぎ、JSOX騒ぎ、そして昨今のクラウド騒ぎを見ながら、あらためて思ったことがある。つまり・・・・

ITリテラシの低いセキュリティ屋は「役に立たない」ということだ。

何の役にたたないかと言えば、「ビジネス=仕事」である。いまやITなしでは仕事ができないし、新しいIT技術をどんどん活用していくことが、ビジネス上での競争力に繋がる。20世紀終盤に言い尽くされてきた言葉のはずだが、これを台無しにしてしまった奴らがいる。それが、ITを知らない、「自称セキュリティ屋」たちである。

最新の技術を使いこなしていくことがIT活用の本来の姿であるとすれば、その足を引っ張りつづけることは「悪」以外の何者でもない。たとえば、しゃぁしゃぁと「ノートPC持ち出し禁止」などというばかげた主張をしてしまう奴らだ。いったい何のために買ったノートPCなんだろうか。リスクがあるならば、それを回避して「使う」方法をきちんと考え出すべきであり、「使うな」ということでは決してないだろう。ビジネスは「待ったなし」なのだから、新しい技術が使われ始めてから使い方を考えたのではもう遅い。先回りして、安全な使い方を研究しておくのが、本来のITセキュリティ屋の仕事のはずだ。

どうしてそんな変なことになってしまうのか。そういう連中を、そんな仕事につけた人たちの責任も大きいから、彼らだけを責めてもしかたがないのだが、そもそもITがわからなければ、ITのセキュリティポリシーやガイドラインを決められるはずもない。IT部門の技術畑の意見は聞いても。技術的な本質がわからないから当然疑心暗鬼になってしまう。理解するでもなく、全面的に彼らを信用するでもない。結局、意見は半分に聞いておいて、ありきたりのベストプラクティスにたよってしまう。それならばまだマシだが、最悪なのは自分が責任を負えないから、(ありえないルールを作って、それを破った)人の責任にしてしまおうという連中だ。持ち出し禁止を唱えるような輩はそんな連中が多いと私は思う。

世の経営者の皆さんに言いたい。セキュリティ屋にするなら、IT畑のエース級にきちんと教育を施して育てるのが一番いいと。間違っても総務端や法務畑の余った人材を回すべきではない。ITを使いたいと思わない人間にITのセキュリティをまかせてはいけない。それは会社のIT活用を阻害し、競争力を損なってしまうからだ。

いまさらながらだけど、ふとそんなことを考えながら、怒りがこみ上げてきたので・・・・書いてみた。

 

#リアルでのお仕事に関した愚痴ではないので、念のため・・・(苦笑)

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このページは、風見鶏が2010年2月19日 23:32に書いた記事です。

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