昨日はいいお天気だったから、朝から掃除、洗濯、布団干しなど、あれこれやって、遅い目の昼飯をいつものそば屋で食べてから、向かいのコジマを冷やかし・・・のつもりだったが、折悪く、DSiーLLの発売日。DS-Liteのスペシャルカラー(クリムゾン・レッド)は気にいってはいるものの、画面が小さくてRPGなどの長時間プレイは目が疲れて無理。ドラクエもとん挫したままになっている。出たら買おうと思っていた「おじさん、おばさん向けDS」なので、即ゲットしてしまった。
それから、家に帰ってとりあえずバッテリーを充電しながら、あれこれ・・・。最近日が短いので、あっという間に陽が傾いて・・・・。気持ちいい感じなので、久しぶり気夕方のお散歩に出かけた。もうちょっと寒くなっている。
いつもの公園の木々はすっかり紅葉して、夕陽を受けてあざやかだ。
この公園から、いつもの高台に登って、夕陽を見るのが夕方の散歩パターン。ぼちぼち歩きながら、またしても昨日の昼のようなことを考え始めた。こうして見えている、自分を完全に取り囲んでいるように見える景色が、実はそれがすべてではなかったら・・・・。すべてを電磁相互作用に依存している人間の五感は本当に信じられるのか。まぁ、この疑問は自分の存在、いや人類やこの世界自体の存在への疑問にもつながりかねないので、非常に危険なのは承知しているのだが、最近ついついそういうことを考える。高次空間に繋ぎとめられた薄っぺらな3次元方向にしか厚みのない世界にいるのが我々なのか、もしくは、光というものの性質のせいで、そういうふうに(周囲に存在している他の次元方向にあるものが存在しないように)見えているだけなのか。この美しい夕景も、もしかしたらまったく違う見え方をするのかもしれない。
見えているものとの間の距離は、本当に見えているとおりなのだろうか。これは、単に我々が知覚できる3次元のスクリーンに光というものによって投影された影なのではないだろうか。同じ距離に見えるものでも、実はもういくつかの次元を加えて距離を測ると、バラバラなんじゃないだろうか。光によって見えるものは、すべて自分にとっては過去の影だ。アインシュタインによれば、この影の状態以上に、今に近いものを考えることは無意味らしい。しかし、それはなんとなく不自然に感じられる。その同時性における不確かさの大きさは、距離が遠くなるほど大きくなるらしい。もちろん、これは光の速度が自然界の最高速度であると仮定しての話だ。しかし、そもそもその速度は何を基準に測っているのか、それは測り手の固有時間に過ぎない。どの固有時間で測っても同じ速度に見えるという光の性質を、私はそのまま受け入れることができない。そうさせている何かが、より高い次元に存在するはずだ。いや、時間そのものについての考え方が間違っているのだとすれば、そうした時間に依存した測定は少なくとも、今考えられているような意味はもたなくなるだろう。
また、頭がこんがらかってきたので、少し忘れて、夕陽をながめることにした。この太陽は、8分前の姿だ。でも、これを見ながら、今現在の太陽がどうなのかを想像することをやめられるだろうか。それはあまりに不自然に思える。ちなみに、8分前太陽を出た光の中には、太陽の中心部で100万年も前に生まれたものがあるらしい。太陽の中心部から光が外に出てくるには、それくらいの長い年月がかかるのだそうだ。もちろん、まっすぐに出てこられるわけではないのだが、それにしても、この落差はなんだろう。
そういえば、光は物質が存在する空間では速度が落ちる。これも不思議な話だ。真空中の光の速度は自然界の最高速度だが、たとえば水の中ではそうではない。光、つまり電磁波の伝わる速度よりも速いものが存在する。チェレンコフ効果という、高エネルギーの粒子やニュートリノの検出などに使われている現象は、たとえば水中を光よりも速く動く荷電粒子に電磁場(もしくは光子)が追い付けずに引きはがされて光として見える現象なのだそうだ。ちょうど、飛行機が音速を超える時の衝撃波に似ているかもしれない。そうなることの理論的な説明はあるのだが、なんとなく感覚的には納得がいかない。これが、私が理論家になれなかった(ならなかった?)理由なのかもしれないのだけど。
ともあれ、光、時間、不思議なものがこの世界には多い。たとえば、パラレルワールド仮説を例にとれば、この瞬間も世界は枝分かれしている。たまたまこれを読んでしまったあなたは、なんらかの理由で読まなかった自分とはすでに違う時の流れにいるわけだ。私もそう。この瞬間にも、これを書くのに一回で書けただろう私と、ミスタイプをした私はすでに違う時間の流れの中にいる。時間の流れは、もしかしたら確率的な広がりを持つものなのかもしれない。今の私がある原因の連鎖の結果だとすれば、それ以外の時間軸を持ってしまった私は、今の私の(時間の流れの空間において)周囲にに確率的に分布しているはずだ。それじゃ、時間は1次元じゃないのか。今の私という存在は高次元における私全体のひとつの切片でしかないのか。
こう考えると、そこから先にまた妄想が広がる。きりがないし、頭も疲れるので昨日はこれくらいで切り上げた。でも、こんなメモ的な日記を残しておけば、また続きを考えられるし、もしかしたら大発見ができるかも・・・なんて夢みたいなことも考えられるから楽しい。
さて、家にかえったら、DSが充電完了していたので、さっそく動かしてみた。まず、家の無線LANにつなごうとしたのだけど、これがうまくいかない。さすがに、このご時世、家はWPA2/AESを使っているのだけど、これはDS的には「上級者向け機能」ということになっている。APにはすぐにつながったのだけど、そのあと何度やってもDHCPでうまくアドレスがとれない。固定アドレスを設定してみたら通信はしてるみたいだけど、DNSへのアクセスがおかしくてネットにつながらない。どうやら設定したネットマスクもおかしいみたいで、ブロードキャストがうまくいかないようにも見える。これは、もしかしてバグなんだろうか・・・。「上級者機能」だからなぁ、そういうこともあるか・・・。ネットにつながらないとファームウエアも更新できないしなぁ・・・。困った。結局、これで3時間ほど悪戦苦闘して、昨夜はおしまい。ま、従来通りのゲームはできるので、そのうち解決策が見つかることを期待していよう。