朝飯の買い出しがてら、近所の小学校で早々と投票をすませてきました。まだ7時台なのに、結構な人出。若いカップルが多かったのが印象的。早めにすませてこれから遊びに・・・という感じにもみえます。今回は案外若い人の投票率も高いかもしれませんね。
野党優勢はほぼ変わらないでしょうが、問題はどれくらい勝つかですね。個人的には、あまり大勝はしてほしくないのですが。JM党が完全崩壊しちゃっても困る、というかそれじゃJM党とMS党が入れ替わっただけで終わってしまうので。日本の政治や行政に一番欠落していたものは、失敗したら政権が入れかわってしまうかもしれないというプレッシャーだったんじゃないかと思うからです。
官僚まかせの政治にしたって、結局はJM党の長期政権の中で、たいして実力もない政治家をご褒美的に閣僚にしてお茶を濁してきたのが原因。政策は官僚に考えさせておけば・・という考え方が、政治と行政の両方を腐らせてしまったんでしょう。霞が関だけじゃなくて、JM党自身も官僚主義化していたんじゃないですか?。
もし、MS党が大勝しても、忘れないでほしいのは、前回の選挙のこと。小泉政権の人気は、JM党自身の官僚主義を破壊しようとした点にあったんだろうと思います。だから、あれだけ勝てた。でも、彼らはその理由を考えずに好き放題やった上、小泉退陣後は旧態依然とした形に戻ってしまった。つまり、期待を裏切れば、明日は我が身ということを肝に銘じておいてほしいわけです。
官僚主導打破を狙うのならば、自前の政策ブレーン、しかも行政と霞が関の構造をよくわかっている人間を揃える必要があると思います。たとえば、霞が関の中にも今の官僚組織になじめずはみ出している有能な人材はいるはず。そういう人材を引き抜いて、ブレーンを作るようなことも是非やってほしいと思います。
しかし、JM党、もし大敗したらどうなるんだろうか・・・。乗っていた豪華客船が実は泥船だとわかってしまった、お客は、それでも船を立て直そうとするのか・・・。もしかしたら、沈んでいく船から我先にと逃げ出すんじゃないだろうか・・・。だとしたら、そういうキツネやタヌキはそこまでの連中だったということなんでしょう。結局、安泰な場所にいて、順番が回ってくるのを待っていたい連中なのでしょうからね。それとも、古狐、古だぬきがまだ船にしがみついているなら、若手は逃げ出して船ごと沈めてしまうというのは手かもしれません。また新しい船を用意すればいい。ここで、MS党に逃げ込もうとする奴らはたぶんどうしようもない連中でしょう。
今夜のテレビが楽しみです。まぁ、序盤で大勢は決まってしまうんでしょうけど・・・。
日本が本当の民主国家になれるかどうかの戦いはこの選挙のあとから始まります。次の選挙までの間に政治や政党がどのように変わっていくのか、有権者として注視していきたいなと思います。