1週間のリハビリ出社を無事終えて、GWに突入。まぁ、それまでの間4ヶ月のロングバケーションだったわけだから、全部出勤してもいいくらいなのだけどね。今日から5月、コイノボリの季節。
午後、家に帰ってしばらくテレビを見ていたら居眠りしてしまい、気がつけば夕方。テレビでは、横浜の新型インフルエンザ疑い患者の検査結果の会見。とりあえず新型ではないとわかって一安心。昨日の成田の乗客もシロだったので、いまのところ日本は大丈夫そう。ただ、世界各地に飛び火しているから、日本に入ってきても不思議じゃない。この連休で海外に出かける人も多いから、可能性は大だ。昨日や今日のような騒ぎが連休明け直前からまたはじまるに違いないと思う。
世界中で感染者が増え続けていて、二次感染もあちこちで確認されつつあるから、なんとなくフェーズ6に引き上げ・・・なんて不安もある。なんとなくマスコミ報道も不安をあおりがち。実際に、昨日、今日の報道を見て、最初、新型が入ってきたと思いこんだ人も多かったようだ。各地のマスコミを見ていると、私見だが一番冷静かつ正確な報道をしているのがCNNのように見える。数値的な情報も切り出してではなく、全体像がわかるように伝えているだけでなく、専門家のコメントも広く紹介している。たとえば、WHOの担当者のコメントでは、「感染確認症例がどんどん増加しているのは、確認に時間がかかり、確認待ちになっていた分の結果がどんどん出て行っているためで、それをただちに、現在も感染が急拡大していることには結びつけないほうがいい。」というものなどもあった。見出しも控えめだ。一方同じ米国でもABCはかなりセンセーショナルな見出しを付けている。ただ、中身は比較的バランスがいい。日本ではNHKが比較的マシだと思う。なんとなく、現代人は「破滅的」シナリオを思い描きがちなようだ。先日、ABCニュースで報じていたが、教育水準が高い人ほど「破滅的」または「終末的」(Apocalyptic)な結末を思い描きがちだとか。エリート人種で構成される報道陣(これは嫌味で言っているのだが)は、この傾向が強いのかもしれないな・・・と。(笑)
冗談?はさておいて、いずれにせよ深刻な事態であることは間違いないし、「弱毒性」ウイルスといっても、感染が全身に広がらないだけで、呼吸器系感染が重症化する危険性はある。決してナメてはいけない。あるニュースで言っていたが、軽症でも大量に患者が発生すると医療現場が混乱するから、それが怖いのだと。そのとおりだと思った。こうなってしまうと、風邪や季節性のインフルエンザにかかっただけで、本人や周囲をパニックに陥らせる可能性もある。ともかく、新型インフルエンザに限らず、余計な病気をもらわないようにすることだと思う。手荒い、うがい、人ごみでのマスク着用などを心がけたい。また、調子が悪い人は出かけたりせず、早めに医療機関に相談するべきだ。新型に気を取られているうちに、普通のインフルエンザが流行する可能性だってある。毎年、この時期には小流行が発生するようだから、注意するにこしたことはないだろう。
悪質な便乗も出てきている。インフルエンザ関連の情報に見せかけたスパムメールや、マルウエア(コンピュータウイルスなど)を仕込んだ添付ファイルを付けたメールなどが出回っているようだ。米国などでは、「豚インフルエンザFAQ」と称したPDFを添付したメールが出回って、これを開くと、Adobe Readerの脆弱性が攻撃されて感染するという。この脆弱性はすでにパッチが出ているものなので、最新版のソフトを使えば大丈夫なようだが、先月末にはまた新たな脆弱性も見つかり、攻撃コードが公開されている。この脆弱性のパッチはまだ公開されていないので、これがつかわれると状況は深刻だ。PDFであっても、素姓のわからないファイルは開かないほうがいい。日本では、マルウエアが含まれたZIPファイルを添付した同種のメールが、国立感染症研究所の名前を騙って送られているようだ。研究所では注意を呼びかけている。
さて、そんなことをしているうちに、今日も夕暮れ。昨日までと違って、今日はちょっとうす雲がかかっている。空にはすでに半月に近い月が出ている。
明日からの5連休、前半は実家にちょっと帰ってこようと思っている。今回、はじめて高速道路1000円の恩恵にあずかろうと思うのだけど、渋滞を避けるために、タイミングをみはからって移動しようと思っている。
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