このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。2008年9月に旧ブログから引っ越しました。バックアップをご覧ください。

ゲストログインがうまくできないので、コメントを承認制にしました。スパムでないことを確認の上、公開します。判断はあくまで「風見鶏」の主観で行いますので、文句は受け付けません。(笑)承認が遅れることもままあると思いますが、あしからず・・・

システムトラブルのため、2015年以降のブログ画像と2018年5月以降の記事が消失しました。画像は鋭意、新しい物から順次復旧中ですが記事については残念ながら戻せません。残念ですが、あきらめます。

なお、ここに書いていることは、あくまで個人的な思いであり、いかなる組織をも代表、代弁するものではありませんし、無関係ですので念のため。

2009年5月アーカイブ

うとうとしながらBBCニュースを見ていたら、入ってきたのがこれ。大統領自ら、米国のサイバーインフラが脅威にさらされており、これを国家の大きな安全保障上の問題として対処する方針をアナウンスしたものです。

ホワイトハウス内に担当部局をおくほか、全体を統括する責任者(cyber czar)をおくとのことで、国家安全保障上の主要な課題のひとつとして取り組む方向性を示したものです。同時に、最近行われたサイバーセキュリティに関するレビューのレポートも発表されました。このレビューの結果として、オバマ政権はこの問題をこれまで以上に深刻にとらえて取り組むことを決めたようです。

実際、昨今、米国の軍関連のプロジェクトや電力網関連のシステムなどへの侵入事件が頻繁に報道されており、テロリストや国家情報機関の関与もとりざたされているなかでの発表は、その裏側でこうしたサイバー攻撃が、「軍事問題」に発展しつつあることを示唆するものかもしれません。実際に、大統領が国防省に対して、サイバー戦争研究の強化を指示したという報道も一部にあるようです。

我々、セキュリティ屋にとっては一見、追い風のようにも思えますが、一方でキナ臭い感じもします。はたして、サイバーセキュリティに関する情報が、これまでどおりに流通するのかどうか、という点も気になりますね。一方、攻める側も守る側も、より一層の「プロ化」が要求されることになり、我々それを専門とする人間にとっても、より資質を問われる時代になっていくのだろうなと思います。

さて、日本の政治家先生たちは、今はそれどころではないようですが、気がついたら穴だらけ・・・なんてことにならないようにしなくてはね。

CNNにも記事がでてます。

追記:

ホワイトハウスから発表されているレビューをちょっと読んでみました。70ページ以上もあるので、全部細かく読む気力はないのですが、サマリーを読んだだけでも、相当広範囲に総合的に考察されていることがわかります。要するに、レポートの結語に書かれている

The history of electronic communications in the United States reflects steady, robust technological innovation punctuated by government efforts to regulate, manage, or otherwise respond to issues presented by these new media, including security concerns. The iterative nature of the statutory and policy developments over time has led to a mosaic of government laws and structures governing
various parts of the landscape for information and communications security and resiliency. Effectively addressing the fragmentary and diverse nature of the technical, economic, legal, and policy challenges will require a leadership and coordination framework that can stitch this patchwork together into an integrated whole.

という文章が端的に表現しているように、もはやサイバーセキュリティは個別のセクターの個別の努力ではなく、全体をきちんと見据えた形でトップ(ホワイトハウスが)主導で行っていくのだという明確なメッセージなのだろうと思います。特に興味深いのは、コンピュータやネットワークの技術が、今後不可欠な重要インフラであり、それらの技術が自国のあらゆる面での優位性を保っていくカギとなるのだという考え方が徹底されていることです。つまり、これらをより有効に使うことを前提で安全性をどう確保していくか、という立場からの議論です。ともすれば、「使うことへの規制」に走りがちなどこかの国との大きな違いではないかと思います。

スタートレック

| コメント(0) | トラックバック(0)

そろそろスタートレックねたを書いてもいいかな・・・・と。実は今日、また見てきました。先日、ラスベガスで見てから、日本で公開されたらもう一度見に行こうと思っていたですが、今日、みなとみらいのマイカルシネマまで行ってみてきました。いやぁ、何度見てもいいですね。

あまりスジをバラしてもおもしろくないので、私の解釈を中心にかいておきましょう。

これは、ジェームス・T・カークとTVシリーズ時代のエンタープライズクルーの生い立ちや出会いに至るまで、そしてカークがエンタープライズの船長になるまでの話です。しかし、これは決して過去の話ではありません。むしろ、新たな未来、歴史の出発点となる物語なのです。

事件は未来から来たロミュラン人によって引き起こされ、意外な人物を巻き込んで、我々が知っているスタートレックの設定の一部を変えてしまいます。タイムマシンパラドックスに類する話は、過去のスタートレックにたくさんありましたが、これはタイムマシンパラドックスの話でもありません。むしろタイムマシンパラドックスの存在そのものを否定するものです。パラレルワールド仮説のもとではもはやタイムマシンパラドックスは存在しません。そして、この話は・・・・・・と、あとは見てのお楽しみ。

スタートレック2作目(カーンの逆襲)で出てきた、(絶対勝てない)コバヤシマル救出シミュレーションをまんまと切り抜けたカークの逸話や、マッコイが(英語版シリーズで)なぜ、ボーンズと呼ばれるようになったかなど、トレッキーなら知りたい話も満載です。

そして、この話を作ることにより、今後、スタートレックシリーズは過去のストーリーに縛られない展開が自由に可能になってしまうのでしょうね。

是非、みてみてください。

米国帰りで、1週間の出社自粛中。風邪は、かなりよくなって、もう咳もほとんどでなくなってきました。新型インフルエンザは、世界的に落ち着きつつあるものの、これから冬に向かうオーストラリアで感染が拡大中とのことで、今後の推移がちょっと心配です。

先の日記で少し所感を書いたのですが、今朝、26日のWHO会見の議事録を読んでいて、また少し思うところがあったので書いてみます。ちなみに、WHOの定例プレスコンファレンスは今週から週1回、毎週火曜日午後5時(ジュネーブの現地時間)になってます。

WHOは引き続きパンデミック警戒フェーズを5に据え置いたままで、現状では上げる予定はないとの立場です。このフェーズの基準については機械的な適用には各国から慎重な意見が出され、WHOとしても基準の再検討を余儀なくされているようですが、メディアからは、この点についても、かなりの突っ込みがあります。フェーズの意味については、「地域的な広がりについてのものであり、病状の重さとは関係ない」と重ねて言いながら、現実にはフェーズ6適用に対しては極めて慎重な態度をとり続けるWHOに対して、政治的な圧力に屈しているのではないか、とか、ゲームの途中でルールを変えるようなもので、混乱を招く、といった批判も飛び出しています。これに対してフクダ氏は、難しい問題があることは認めつつ、もっとも重要なことは、(各国が)すべきことができているかどうかであり、それは現在すべて出来ていると思うと述べ、フェーズを上げることによるパニックや過度の「禁欲主義=cynicism」をひきおこす危険をも考える必要があるとしています。フクダ氏によればフェーズの定義は、パンデミックへの対応ガイドラインとペアで作られており、最初のバージョンは数年前に策定されたが、当時は重症度なども含めた多くのパラメーターを含むものだったため、各国から複雑すぎるとの意見が多く出され、2005年により単純化されたものを出したとのこと。しかし、もともと(致死性のきわめて高い)鳥インフルエンザのパンデミックを前提に作られたものであったため、各国がフェーズに応じて定めた対策が、実際の流行の深刻さと釣り合わないという問題も出ているため、再度の見直しは必至のようです。

しかし、ウイルスの毒性の強弱や感染力の強弱は言えても、それがどの程度の人に広がり、そのうちどの程度が重症化するかという、実際に社会自体に与えるインパクト(リスク)は、その国や地域の環境や体制、その他様々な要素がからみます。つまり、「脅威」の大きさは一般的に議論ができても、それによって生じるリスクについては、地域によってその状況(耐性、脆弱性・・・などなど)が異なるため、各地域(国)ごとに判断するしかありません。また、対応策についても一般的な推奨策(ベストプラクティス)は提示できても、それをどのように実施、実装するか(特に何に重点を置くかや、対策の取捨選択)は、個々の地域の実態に合わせて行わなければ意味がありません。ここでいう「脅威の強さ」と「リスク」の違いや「ベストプラクティス」の意味についての食い違いが、フェーズの議論に影をおとしていることは間違いなさそうです。本来WHOは、「脅威の強さ」と「対応策のひな型=ベストプラクティス」を提示して、その先を各国に預けたかったのだと思いますが、こうした純粋に科学的な意図と各国の(政治も絡んだ)対応の間のギャップに苦しんだというのが実際のように思えます。

もうおわかりかと思いますが、これは我が国の情報セキュリティの現状とよく似ていますね。たとえば脆弱性やマルウエアの脅威レベルを標準化しようという動きはありますし、ISMSの管理策のようなベストプラクティスも多く存在します。しかし、これを役立てるためには、結局は個々の組織が常に自己の状況を掌握しつつ、適切な対応を組み立てていく必要があります。情報セキュリティもパンデミックへの対応もリスク管理という意味では同じ大きなフレームワークで扱えるものだと思いますから、こうした対比をしてみることは意味がありそうですね。

 

先週、米国でCSI SXに参加しながら、現地で風邪をひき、新型インフルエンザではないかと不安になって、ホテルの部屋にこもりながら、あれこれと考えたことがあります。

リアルでの新型インフルエンザと、サイバースペースでのマルウエア流行や情報漏洩の頻発など、いずれも人がからむことで、同じような状況が生じる局面が多いように思います。たとえば、「未知の脅威」であるということへの不安感からくる恐怖は、人々の過剰反応を引き出しがちですが、これも、たとえばマルウエアの大流行などの場合に、ちょっとPCが不安定になっただけで疑心暗鬼になってしまい、ヘルプデスクに電話が殺到するという状況が発生するというような形でよく見られます。特に、その脅威の詳細や、正しい対処法がきちんと伝達されないと、不安感が増大され、流言飛語や誤った認識による対応などが、さらに混乱を増大させることになります。たとえば、Winnyによる情報漏えい事故が頻発していたころ、よく受けた質問に、「最近、PCの調子が悪いのだけど、Winnyに感染したんじゃないかと不安」というものがあります。これも、Winnyとは何か、ということや、情報漏えい事故がどうやって起きるのかという知識の不足からくるものです。

セキュリティ上の脅威についての関心を高めるような活動を行う際、とくに差し迫った脅威の場合は、その反応を考えながら慎重に進める必要がありそうです。まさに、今回の新型インフルエンザにおいて、WHOなどが発表に非常に気を遣っていたように、脅威を強調しすぎれば過剰反応となり、逆に軽く表現すれば、過度の安心感を与えてしまって必要な対応が十分に行われないというようなことを念頭に、かなり微妙なかじ取りが必要になりそうです。

これまで、我々(情報)セキュリティ屋は、ともすれば「脅し」を武器にしてきました。それは、「脅威」への一般認識がきわめて低かったころに出来上がった形です。しかし、現在、サイバースペースの脅威は徐々に、ビジネスを真に脅かす脅威として認識されつつあり、「脅し」が効きすぎるケースが見られるようになっています。「脅し」によって過度の防御をかためたとして、それで問題を回避できればそれでいいじゃないか、という考えは安易です。過度の防御は、それ自体に時間やコストがかかるだけではなく、生産性の低下などビジネス上の問題も引き起こし、無視できないマイナス効果をもたらすからです。「脅し」の効果はだんだん減少していき、最後にはほとんどゼロになってしまいます。こうなると今度は最低限必要な対策にも金や人をもらえないハメになりかねません。本当に危ない脅威が出てきたときに、十分にそれに太刀打ちできない可能性があるのです。

今回の新型インフルエンザの騒ぎでは、貴重な経験がいくつか得られていると思います。まず、情報の不足。政府も当初はまとまった形で情報を開示できず、マスコミもWHOや海外メディアの報道などの一部を切り取って報道してしまったために、全体像がわからず十分な知識が得られないままに時間が経過してしまったこと。もっとも重要なことは、一般市民がこれにどう対処すべきなのか、誰も明確なことを(相当の権威をもって)言えなかったこではないかと思います。全体像が、発表できるほど理解されていないのであれば、最低限何をすべきかをまず周知すべきだろうということです。たとえば、今回のインフルエンザの場合、まだ日本に入ってくる前の段階から、入ってくることを想定して、まだ流行している季節性インフルエンザを含めて感染防止策を国民に徹底させておく必要があっただろうと思います。一旦新型が入ってくると、季節性か新型かは医療機関でなければ判断できないため、季節性の患者を含めた大量の患者が発熱外来におしかけることも危惧されるからです。今回の新型は、毒性は季節性インフルエンザよりも大きくないことが当初からわかっていたわけなので、入ってきた場合、一般市民ができることは、季節性インフルエンザの場合とほとんどかわらないのですから、先手を打ってこれを、もっと強く周知してもよかったのではないか、ということです。マスク信仰についても、もうすこしきちんとした情報を国が出してほしかったと思います。まず、最初に行ってほしかったのは、風邪をひいている人や咳、発熱などの症状があれば、外出をできるだけひかえると同時に外出時には必ずマスクをしてください、というアナウンスです。感染していない多くの人がマスクをするよりも、はるかに効果があるはずです。マスクについての政府の態度は極めてあいまいだったと思います。これは邪推ですが、選挙前なので特需を期待する業界に気を遣ったのかもしれませんね。こうしたことを、厚労相あたりが会見の席ではっきりとマスコミに伝えて報道してもらうことが重要だったと思うのですが。どうみても、今の状況は、なんともなさそうな人がマスクをしていて、風邪をひいてそうな人がマスクなしで咳をしているという本末転倒な状態になってしまってます。今回のウイルスが強毒化して戻ってきたり、鳥インフルエンザ変異の新型が出現した際に、今回の経験が生きるのか、それとも逆にマイナスになってしまうのかは現時点では微妙な気がします。是非、政府にもマスコミにも、今回の騒ぎの総括をどこかでやってほしいものだと思います。

情報セキュリティの脅威に対する関心を高める際も、我々専門家は、一般ユーザがすべきことと、専門家レベル、つまりSOCやIT部門が行うべきことをきちんとわけて精査し、一般ユーザには全体像をきちんと知らせつつ、彼らが何をすべきなのか、「具体的な」メッセージを発信すべきでしょう。

こうして比べてみると、なかなか興味深いなと思います。

どきどき・帰国

| コメント(0) | トラックバック(0)

今朝のシアトルは快晴。しかぁし!、体調は最悪・・・・・。昨日、もらった薬(抗生物質と咳止め)を飲んで寝たにもかかわらず、咳がとまらず、ほとんど熟睡できなかったので、ちょっとつらい朝になってしまいました。たしかに、いわゆる風邪薬ではなく、抗生物質は効き目が出てくるまでに時間がかかりそう。咳止めは・・・おそらく痰が切れないので、咳だけ止めようとしてもダメ・・・。ということなんだろうなと。特に横になっていると咳がひどくなるので、キングサイズベッドにいっぱいの枕を積み上げて、少し上体を起こした感じで寝ようとしてみたのですが、しばらく寝てもまた目が覚めるといった状態でした。結局、ずるずると9時ごろまでベッドにいて、このままじゃきっと寝過ごすと思ったので、なんとか起きて荷造りを始めました。

とりあえず、空港まで行けばあとはなんとでもなるので、まずはホテルをチェックアウトして空港へ向かいます。幸い、土曜日の今朝は道は比較的空いていて、渋滞もなく11時ごろには空港に着いてました。車を返して、帰国便のチェックイン。カウンターもそれほど混雑していませんでしたが、セキュリティはそれなりに混雑(通過に15分ほど)。でも、一昨年来た時は、こんなもんじゃなかったので、これも空いているほうかと。

出発ゲートは南側のSゲートなので、地下のトラムでターミナルを移動。このトラムは4分おき自動運行ですが、実際は5分以上待たされるので、ホームにはかなり人がたまります。おそらく遅れる原因は駆け込み乗車。混雑のため1本見送ったのですが、この時も2組ほどが無理やり駆け込んで発車を遅らせていました。自動運行のため、安全策としてドアの開閉が遅くなっているのでしょう、一回駆け込まれると一度開いて、それからゆっくり閉まるので、さらに駆け込みの余裕を与えてしまいます。たぶん、それでずるずると遅れていくのでしょう。(ちなみに、SFOのエアトレインはこれをやると、 You're delaying the train! といって怒ります。)

とりあえずゲートを確認して、ゲート脇のNWラウンジへ。朝飯を食ってなかったし、薬も飲みたかったので、ちょっと食べ物をつまみました。

ちょうど、折り返しの成田行きになる機体が到着したところで、荷物の積み下ろしや燃料給油が始まっています。帰りの機体はすでにデルタカラーに塗り替えられていて、ちょっとこれまでとは雰囲気が違います。ちなみに、機体の塗り替えと同時に、社内のVOD画面のロゴなどもデルタに変えたようです。でも中身はほとんど変わっていません。

ちょっとPCをいじっていたら、ここにきてまた少し咳が出始めました。幸いにも搭乗までには一旦おさまりましたが、とりあえず機内ではマスクをしておいたほうがよさそうです。1時15分ごろに搭乗開始。とっている座席はエコノミー最前列の非常口座席。非常時には体を張って脱出を援助するという条件付きの座席ですが、足を延ばせるゆったりさとPC電源着きということもあって、空きがあればだいたい押さえます。今回、この座席1列はビジネスクラスと同時に搭乗可能になっていたので、とりあえず乗ろうとしたら、呼び出しがかかりました。行ってみると「座席を変えますがいいですか?」とのこと。ラッキー、アップグレードされちゃいました。行きも同じだったので、出張の時よりも安い(つまり融通のきかない)チケットを買ったにもかかわらず・・・。やはり飛行機は同じ会社に乗り続けるものだな・・・と。

さて、搭乗していよいよ離陸。北向きの離陸なので、ちょうどシアトルのダウンタウンあたりの上で西向きに旋回して海岸線に向かうルートです。これまで感覚的にはシアトルは太平洋に近いイメージがあったのですが、入り組んだ湾の奥にあって、外海まではかなり距離があり、海に抜けるまでの間にはまだ雪をいただいた山も飛び越します。

今日の飛行ルートはかなり北寄り。海岸沿いに出てから進路を少し北寄りに変え、アラスカの直下を飛ぶような感じでした。帰りはだいたい寝ずに映画を見ているか、PCをいじっているのですが、今回は映画を3本ほど見ました。「地球が静止する日」主役のキアヌ・リーブスが持つイメージ=マトリックスでのイメージをそのまま生かしたような作品ですが、ちょっと尻切れ感もあるかなと。2本目はディズニーファンタジーの名作、ピーターパン、懐かしく大笑いしながら見ました。笑いすぎて咳が止まらなくなってちょっと往生しました。3本目はマダガスカル2、これが一番おもしろかったかな。ペンギンのキャラは最高です。

さて、そうこうしている間に、もう成田は目前。軽食を食べて着陸態勢に。揺れるかも・・・という情報の割には揺れもせず、そのかわり風の変化のため、進入方向が変更になり、順番待ちの渋滞が発生。しばらく空中待機してから、ようやく着陸できたのは4時40分ちょっと前くらいでした。

先週中に終わるかも・・・と言われていた機内検疫は、かなり簡素化されたものの、まだ継続されていました。とりあえず、滞在中の状況をありのまま申告しておいたほうがよかろうと、質問票にあれこれ記入したら、チェックリストのほとんどにチェックが入ってしまい・・・。で、回収されるかと思いきや、なにか異常があった人のみ教えてください・・・とのこと(そういう意味では機内検疫はほとんどないに等しいのですが・・・)。質問票にいっぱい書いてしまったので、名乗らないわけにはいかず、手を挙げると検温されました。やはり微熱があり、ここでインフルエンザ確認検査が確定。私の席から3行3列のシートに赤いシールが貼られ、それ以外の人たちには降機許可が出ます。ビジネスクラスの乗客の2/3はかわいそうにも居残りになってしまいました。よりによって、申告したのは私だけ・・・。周囲の視線がちょっと痛かったです。とりあえず、私はその場で「御用」となり、検疫所のオフィスで検査を受けることに。私が連行されたあと、居残りの乗客は解放されたようです。

私はといえば、検体をとって15分ほどの検査の結果、インフルエンザではないと確認され、釈放されました。まぁ、いい経験をしたといえばしたのですが、申告せず、熱も(たとえば解熱剤などで)下げてしまっていれば、しらばっくれて抜けることも出来てしまいそうなだけに、ちょっと不安です。実際、帰りの飛行中はあちこちで咳き込む声が聞こえていましたので・・・。

ま、めったにない経験といえばそうですが、あまりしたくない経験でもありますね。成田の到着ロビーは出迎えもまばらで閑散として静まり返ってました。

とりあえず、そんなこんなで帰ってきました。まずはこの長引きそうな風邪を早く治さないとね。

シアトル

| コメント(0) | トラックバック(0)

灼熱のラスベガスをあとにして、シアトルにやってきました。デルタのフライトは、ハブのソルトレイク経由。デルタのプリボーディングポリシーはファースト客優先でマイレージステータスを持つお客は2番目。うーむ、NW合併時の説明によれば、国内線はデルタも空きがあれば自動アップグレードされるはずなのだけど、今回はアップグレードなし、扱いが悪くなったのは面白くありませんね。ちょっと気分を害しつつ搭乗。しかし、ソルトレイクも久しぶり。空港からは盆地を囲む雪山が見えます。到着時にちょっとしたアクシデント。ゲート前で飛行機が停止線をオーバーしてしまい、牽引車を繋いで入れなおすことに。うーん、NW時代はこんな経験したことなかったんだけどなぁ・・・。

乗り継ぎ便を30分ほど待って搭乗。大塩湖を飛び越して、北西へ向かいます。ちょっと失敗したなと思ったのは左側の窓側席をとったこと。午後のフライトでは、ずっと陽がさしつづけて結構暑かったです。

でも、おかげでこんなUFO写真も撮れましたが・・・・。(笑)

この4つの光点は、実は腕時計に反射した日光が窓に反射したものです。でも、なんとなくUFOに見えませんか?。

さて、このフライト(MD90)では無線LANが使えました。どんなものだろうとサインアップしてみたら、Webのアクセスは結構速く快適でした。遅延を見ようとpingを投げてみたんですが、これはフィルタアウトされてしまっているようです。ホテルのADSL回線くらいの体感速度はありますから結構使えます。一度やってみたかったので、mixi側の日記には、フライト中に写真をアップしてみました。アップロードはちょっと遅いですが、使えない感じではありません。1時間半のフライトでは10ドル弱の料金は微妙ですが、米国だと4,5時間以上のフライトもよくあるので、暇つぶしになっていいかもしれません。(おっと、お仕事が好きな人はお仕事もできちゃいますが(笑))

そうこうしている間に、窓の外にはシアトル(というかワシントン州)の顔のひとつ、レーニア山が見えてきます。

シアトルに到着したのは午後4時半ごろ。レーニア山が見えたあたりから、ちょっとトイレに行きたくなっていたのですが、もうすぐだから、と我慢していたら意外と時間がかかった上に、着陸してから延々とタキシイング、滑走路のほとんど端から端まで走って、ようやくゲートに到着。お隣のパツキンなおねーさんの荷物をおろしてあげたまではよかったのだけど、ファーストクラスの乗客がなぜかもたもたして、なかなか降りてくれません。かなりヤバい雰囲気でしたが、どうにか持ちこたえてトイレに駆け込みました。昨年、NY(ラガーディア)でも同じようなことがありましたけど、学習してないっちゅうか・・・( ^^ ;)

さて、荷物を受け取って、レンタカーを借りてダウンタウン方面へ向かいます。夕方の渋滞は対向側に集中していたのでラッキー、ハイウエイを降りてからホテルへの道も、どうにか迷わず(あとから思うと、もうちょっといいルートがあったのですが)無事到着。

ホテルは、シアトル・マリナーズ本拠地、セーフコフィールドの真横にある、Silver Cloud Hotel です。部屋の窓から球場が見えます。もう少し上の部屋だとゲームも見えるかもしれません。とりあえず、荷物を部屋に置いて、さっそく球場に向かいました。

球場の横の歩道沿いには、選手の写真が並んでいます。とりあえず、日本人2選手の写真。

確保したのは、バックネット裏の特等席。時折飛んでくるファウルボールにひやひやしながらも、ゲームを堪能。マスコットのムースは子供たちの人気者です。

ゲームは出足にいきなりホームランを打たれてLAエンジェルスが先行。ナイターゲームですが、夏時間のため、9時ごろまで空が明るいのは、時間の感覚をちょっと狂わせます。

結局、ホームランばかりで3点とられ、逆転の期待もむなしく、マリナーズは敗退。2列ほど前に、エンジェルスの赤いユニフォームを着た観客が二人、ここだけ異常に盛り上がっていて、周囲はシブい顔。

まぁ、敵地でここまでやっても苦笑いで済むのは、アメリカ野球の歴史のなせる技でしょうか。あんまり調子に乗るので、隣のにーちゃんが、ちょっとはホームチームに敬意を払え、と文句を言う一幕もありましたが、殺気立った感じはなく、これもアメリカの野球文化なんだろうなと思った次第です。

ちなみに今日は、SFジャイアンツ戦、このホテルにはSFファンの姿が多くみられます。考えてみれば、泊まりがけで応援に来るのはアウェーチームのファンか、日本人くらいですかね。(笑)

そして、残念ながら負けゲームの三々五々・・・。

球場は日没になったあたりから急に冷え始め、それなりに厚着はしていったものの、足元がかなり寒く、ビールなんか飲める状態ではなくなって熱いスープを飲んで体をあたためていたのですが、これが災いしたのか、風邪がまた悪化。夜、咳がとまらなくなり、最悪な状態に陥りました。さすがに、この悪化した状態で帰国するのは不安があったので、今日は、朝から旅行保険のサポートデスクに電話して病院探し。ラスベガスで教えてもらった病院に電話がつながらなかったことを言うと、丁寧に対応してくれました。今回は東京海上の保険に入っていったのですが、病院探しのサポートは米国の提携先(シカゴ)がやってくれるようで、こちらの担当者の対応もなかなか良かったです。飛び込みのため、探すのにちょっと時間がかかったものの、最終的に West Seattle にある小さな診療所が Walk inで対応してくれるとのことで、車で出かけました。ラスベガスの一件があったので、ちょっと不安でしたが、行ってみると受付の対応もとても親切で、ナースやドクターも感じが良かったです。Flu-likeな症状だと伝えると、一応念のため、とマスクを渡され、待合所ではマスクをつけていました。(これが、本来のマスクの使い方なんですよねぇ)結局、さほど高熱も出ていない上、症状は咳が主体なので、風邪だろうということになり、抗生物質と咳止めを処方されました。Fluじゃないよね、と念押ししたら、ドクターは大丈夫だと言ってくれたので、少なくとも飛行機に乗って帰ることはおとがめなし・・・かと。まぁ、最近、簡易検査で反応しないケースも多いようなので、一応、飛行機の中ではマスクをつけて、成田では正直に状態を言おうかなと思ってます。もしかしたら、再検査で結果が出るまで足止めされるかもしれませんが、これはいたしかたありません。でもまぁ、これはいい経験になったかな・・・と。一昨年、シアトルにこの時期に来た時もやはりひどい風邪をひいていて、このときはなんとか気合で頑張ったのですが、さすがに今回はちょっと慎重になりますね。でも、シアトルでは風邪がトラウマになっちゃいそうですが・・・。

で、これがその薬です。

この薬をゲットするのに、処方箋を薬局に持っていかなければならないのですが、不案内なので、シアトル在住の友人に連絡して、近くの薬局を教えてもらって、買いにいきました。診療費は保険会社が交渉してくれたので、支払う必要がなかったのですが、薬代は自費で払ってあとから請求になるようです。

薬を買ってから、ちょっと車で一回りしてこようと思ったら、結構迷ってしまって大変でした。途中、こんな橋を渡ったのですが、友人によれば、これは浮き橋なんだそうです。中央部は車線変更禁止でした。

夕方になって、ホテル周辺はまた多くの野球ファンでごったがえしはじめました。今日はSFジャイアンツ戦。

今日は、球場を横目に見ながら、部屋でTV観戦してます。現在、午後11時になろうかというところですが、試合は延長戦にもつれこんで、12回の表のジャイアンツ攻撃中。11回裏は満塁までいって、ここまで直接外からの歓声が聞こえてきたのですが、決着つきませんでした。なんとか今日は勝ってほしいものです。

さて、そろそろベッドに入って、暖かくして寝る用意をしましょうかね。では、おやすみなさい。

P.S: 試合は12回裏にマリナーズがサヨナラ勝ち。ロペスがもみくちゃ(というか、ボコボコ)にされてます。よかったよかった。水を買う小銭がなかったので両替しに下に降りたらエレベーターの前に長蛇の列が・・・。おおかたがSFファン。昨日の逆だな。(笑)

Interop Las Vegas

| コメント(0) | トラックバック(0)

今朝も快晴のラスベガス。ちょうど日の出のころに一度目が覚めたので、しばし日の出を鑑賞。部屋がほぼ東向きなので、いい感じです。

で、そのあとまた寝て、結局は午前中寝てしまい、起きたらお昼。とりあえず、Interopの展示会場へ向かい、途中で昼食。

マンダレイ・ベイホテルの下のバフェ(いわゆるバイキング形式のレストラン)で昼食をとりました。昨日の昼食もここだったのですが、あれこれ選べるので、ちょっと食べるにはいい感じです。今日の昼食はシーフード系。

今日も外は100度越え、マンダレイ・ベイホテルのプールは大入り満員でした。

Interopの展示会は、昨年と雰囲気はあまり変わらない感じですが、全般的にちょっとブースは小さめで、不景気の影響が出ているように思えます。NOCやPODに入っている機器も、スポンサーがシブくなったためか、ちょっと節約気味な感じがしました。

セキュリティ・コンプライアンスゾーンに出店している企業も昨年とほとんど変わりません。内容も先日の日本の情報セキュリティEXPOと同様に、あるものを一通り並べた感じで、目新しい感じがするものも特にはなく、こちらでも「寄らば大樹」な傾向が明らかになっていると思います。

ブースで面白いなと思ったのが、これ。透明のパネルに背面からプロジェクターで画面を映しているのですが、パネルの表面にタッチすると操作ができます。ちょっとクールかも。

ちなみにMcAfeeブースでは、プレゼンにも同じようなプロジェクターを使っていて、スピーカーが画面に触れて画面の拡大、移動などの操作をしてました。

かわったところでは、会場のど真ん中にこんな特設リングが登場。なんとボクシングをやってます。いわく、有線LAN V.S 無線LAN の戦いなんだそうですが。結構盛り上がってました。

こちらはCISCOブース。自社展示よりもパートナー展示が中心。よく知っている会社も、今回はパートナーとして出店中。ちょっと something な感じもしますが・・・・。まぁ、これからは「寄らば大樹」ですからねぇ・・・。

しかし、今日も外が暑い分、中の冷房は加減を知らず、歩きまわっているにもかかわらず、体が冷えてしまいます。ちょっと会場を歩いていたら寒くなったので、一旦部屋に帰って上着を持ってきたのですが、それでもまた風邪が少し悪化してしまいました。マスクをしていると怪しがられるので、咳をするときはハンカチで口と鼻を覆ってしています。(ハンカチは毎日交換して洗います)

さて、ラスベガス滞在も明日まで。明日の昼前の飛行機で、シアトルに向かいます。シアトルで1日過ごした後、土曜日に成田に向かう予定です。

ラスベガスに来てはや4日目。CSI SX も今日でおしまい。入れ替わりに Interop が始まりました。今年の CSI SX は、不景気の影響か、参加者が少なかった昨年暮れの CSI Annual に比べても、もう一段少ない感じで、スポンサーがシブくなったせいか、コンファレンスバッグなど例年のスポンサー提供品が大幅にカットされていました。

そんな中で、はたして来ている人達はどうなのか、というところが気になっていたのですが、この状況下で来ている人達は、みな、それなりにこの不景気と戦ってなんとかしのいでいる人達ではないかという印象です。

初日のジェネラルセッションの最初のテーマもこれ。内容は、予想通りというか、不況下で逆にリスクが大きくなっているから気をつけてね、というもの。クビになった社員や契約社員の怨恨犯罪、リスクに無頓着な形でのアウトソースやオフショアリングの拡大などをあげて、セキュリティのためのリソースの一律的なカットに警鐘をならすものでした。とくに、オフショアリングについては、地域的、文化的な違いがリスクを生むばかりでなく、時には、その国のIT政策、制度などもリスク要因になりうるため、契約の内容に必要なセキュリティ上の要件を盛り込むこともちろん、その他の環境にも注意が必要だとしています。しかし、一方で、この経済状況下での考え方については、きちんとしたリスクアセスメントを行って、優先順位をつけてやるしかない・・・と教科書通りの話にとどまったのが残念です。実際、きちんとリスクアセスメントを行うためには、それなりの人的リソースつまり固定費増が必要となり、設備投資などの一時的な費用が中心のものよりもさらに難しいからです。もちろん、組織によって状況は違うので、一般論では難しいのでしょうが、もう少し踏み込んでほしかったかなと思います。

今回の大きなテーマのひとつが、クラウドコンピューティングにおけるセキュリティでしたが、グーグルが考えるクラウドセキュリティについての話もありました。

グーグルは、google appsなど、積極的にクラウドを進めていく立場なので、自分たちがいかにセキュリティをしっかり考えているかということをとにかくアピールしたかったようです。データセンタのセキュリティ、地域分散されたバックアップ体制とデータ保護、セキュリティや統制の監査体制といったことについて述べたあとで、こんなスライドも。

自前でシステムを管理すると大変だよ~ということを言いたかったのでしょう。ただ、後でも出てきますが、クラウドの利用も含めたアウトソースは結構ややこしい問題を含んでいるようです。

そして、ランチ。メインディッシュがちょっとさびしい気がしたのは私だけではなかったようです。小食の日本人にはちょうどいいですが、大食いの現地人(笑)にはちょっとものたりなかったかもしれませんね。

まぁ、道を歩いている人たちの体形を見ると、もうしばらく不景気が続いてもよさそうな気もしますが・・・・(笑)

午後は仮想化まわりやクラウド関連のセキュリティねたのセッションをいくつか聞きました。仮想化におけるセキュリティは、ゲストOSレベルでは、これまでと何もかわらないものの、ハイパーバイザのレベルでのセキュリティはより重要になります。このレベルでの脆弱性や、管理上の問題は、ゲストOS全体に影響しますし、また、ハードウエアの障害などの影響も大きくなるため、これらについては非仮想環境よりもさらにきちんと考えていく必要がありそうです。ハイパーバイザの管理権限も一律ではなく、いくつかのグループに分けて管理するようなモデルも示されていました。

今週のラスベガスの気温は、真夏並み。最高気温は連日100度(華氏)前後で、このためか室内の冷房はどんどん強くなって、異常に寒くなっています。これはいつものことなので、ある程度想定して長袖シャツを着ていったのですが、寒さはちょっと想定を超え、体が冷え切ってしまいました。休憩時間はちょっと外に出て体を暖めないとダメなくらい。なぜか半そでで涼しい顔をしてる連中が多い中、日本組はみんな凍えてました。

さて、夜はいつもの参加者レセプションがあり、とりあえず参加。日本からは常連さん3名(S君、U先生と私)のみしかみかけませんでした。他にもいたかもしれませんが、いつものように何人もいるという状況では、さすがにないようです。レセプションでちょっと参加者と話をしたのですが、この状況下でセキュリティの予算や人員を確保することができている人達は、何年もかけて経営層との間で太いパイプを作ってきた人たちのようです。ある人は自分は5年かけて CIO を巻き込んだんだと言ってました。5年・・・ちょっとタメイキがでましたが、やはり必要なことなのでしょうね。

レセプションの帰りがけ、S君とスタートレックを見に行こう、ということになって、近くの映画館へ。

いやぁ、面白かったです。ネタバレになるので中身は書きませんが、トレッキー必見の一作でしょう。日本に帰ったらもう一回見に行こう・・。ちなみに日本では28日公開です。

・・・と、そんなことをしたのが災いしたのか、それとも昼間の寒さが災いしたのか、翌朝目が覚めたら、喉が痛くて熱っぽい感じが・・・。この時節柄、ちょっと焦りました。とりあえず、万一のこともあるので、この日はコンファレンスをあきらめて、部屋で様子を見ることにしました。少し寝て、多少マシにはなったものの、不安なので旅行保険のカウンターに電話して、病院を紹介してもらいました。しかし、その病院や教えてもらった日本人の担当者に何度電話してもつながらず、そうこうしているうちに体調も回復してきたので、とりあえずこの日は休んで様子を見ることにしました。ちなみに、教えてもらった病院に、最悪直接行こうかと思って電話番号をググってみたら、病院レビューのサイトが・・・。レビューを見て、あまりの悪さにちょっと不安になりました。スタッフがいいかげんだとか、何時間も待たされたとか、わけのわからん薬をいっぱい出されたとか、診療費をぼったくられたとか・・・・。日本の保険会社の契約先だからといって、必ずしも安心できるわけではなさそうですね。これはちょっと勉強になりました。ホテルに医者を紹介してもらうのがいちばんいいのかもしれません。

とりあえず今朝には、少し咳が出るものの体調はほぼ回復したので、コンファレンスに復帰。

今朝のセッションでは、クラウドを使う場合のセキュリティ上の問題点についての話がありました。たしかに、事業者はそのセキュリティの高さを自慢しますが、もし、何かインシデントが起こった場合、その調査をどこまでできるのか。たとえば、事業者のサーバに対してフォレンジック的なことまでできるのか、事業者はどこまで調査に協力してくれるのか・・・、といったことも問題となりそうです。特に、個人情報の場合、国や地域によって、法制度も異なるため、とりわけ国際的な企業や法規制が強い地域の企業などが、クロスボーダーのクラウドを使うと問題が発生する可能性があるとの指摘もありました。特に、クラウドの場合、データが物理的にどこに格納されているのかといことも問題にされる可能性があるとのこと。たとえば、EUや、米国内ではマサチューセッツ州など、その地域に居住する人の個人情報に対して、その置き場所かかわらず同レベルの管理を求めるところについては、困難が伴うだろうとのことでした。また、守秘契約などで法的に保護された情報を扱う場合も、最終責任はその情報を管理している企業などが負うことになるので、クラウド側で問題が起きた場合の責任分担などは、契約でしっかりと取り決めておく必要があるだろうとの指摘もありました。このあたりはなかなか難しい問題のようです。

とりあえず、そんなこんなで CSI SX も終了し、日本常連3名で昼食を食べた後、一旦部屋に戻って休憩。またちょっと体が冷えたこともあって、咳がすこし出始めたので、無理をせず午後はちょっと昼寝しました。夕方に起きだして、ちょっと体をあたためようと大通り沿いをぶらぶらと散歩してみました。

今回の宿泊先は、このピラミッドの中。コンファレンス会場は、お隣のマンダレイ・ベイホテルです。で、とりあえずラスベガス大通り(通称、ストリップ通り)を北に歩いて、例年、BlackHat が開催されるシーザースパレスのあたりまで行ってみました。

腹が減ったので、いつも行くフラミンゴホテルの下のステーキハウスで夕食。一人なので、バーカウンターに居座って、そこでステーキ(8ozのフィレ)を食べました。時々、ほかの席から客が酒を買いに来るのですが、ちょっと観察していたらみんな太っ腹。11ドルちょいの酒をたのんで、20ドルを出し、バーテンが釣りを用意している間にカウンターに1ドル置いた、と思ったら、「釣りもやるよ」と言って立ち去る客はちょっと異常にしても、10ドル前後の支払いでみんな3ドルほど置いていく・・。日本人はチップを払いすぎだといわれるけど、ラスベガスでは別なのかな・・・と思ってついつい多めにチップを払ってしまいました。まぁ、すごく気のいい兄ちゃんだったし、めちゃくちゃこきつかわれてるみたいだったので、いいかなと。(これも作戦だったり・・・^^;)

帰りはベラジオホテルの前の噴水ショーを見て、また歩いて帰ってきました。まだちょっと明るかったので、噴水ショーの観客は少なめで、歩道が歩きやすかったのはラッキーでした。いつもは大混雑になるのですが。

ラスベガスはこの不景気にもかかわらず、建設ラッシュです。どんどん新しいホテルや施設が作られています。

ニューヨークニューヨーク前の歩道橋を渡って、その上から、そろそろ灯りがつきはじめた大通りをちょっとながめて一休み。

ニューヨークニューヨークからエクスカリバーにわたる歩道橋から、ジェットコースターごしに夕陽に照らされた雲が不思議な形に見えます。雲に乗った雷神様か風神様?、サーファーにも見えるかな・・・。

そうこうしている間に食事を含めて2時間ちょっとの散歩はおしまい。ピラミッド前まで戻ってきました。ピラミッドにも照明が入って、ちょっと怪しい感じに・・・。

さて、明日はInteropの展示会を少し見て、それからどうしようかな・・・・といったところ。夕方は、ダウンタウンあたりにでも行ってみようかなと・・・・。

ラスベガス

| コメント(0) | トラックバック(0)

小雨の成田を飛び立って、10時間弱でLAに到着。今回は私費のため、アップグレード不可の安チケットを買ったので、窮屈な旅を覚悟していたのですが、なんと、ゲートでアップグレードしてもらえました。ラッキー!。プラチナメンバーのステータスのおかげと、新型インフル騒ぎでのお客の減少によるところも大きかったのでしょうが、おかげさまで、フルフラットシートでゆっくり眠れました。

夜中に窓のシェードを開けてみたら、満天の星空。正面にはさそり座と赤く輝くアンタレス。天の川・・・・。しばらく窓にはりついて見入ってました。流れ星もいくつか・・・。富士山5合目に冬の初めに上った時以来です。

LAはいいお天気。イミグレの指紋デバイスは新型にかわっていて、全部の指の指紋をとられます。最初に右手の4本を同時に、次に右の親指、それから左手を同じようにして全部の指をとります。以前は左の人差し指からだったので、左右の順序が逆になったのはちょっととまどいます。で、この時に渡されたのが、この紙。

正式にはインフルエンザA(H1N1)または新型インフルエンザという呼称にしようということになっているはずなのだけど、米国ではまだ政府機関もメディアも多くがまだ Swine Flu という呼称を使っているようです。飛行機の中も、空港もマスクをしている人は皆無に近く日本人の一部くらいしかマスク姿は見かけません。マスクは感染予防には気休め程度であることが知られていることもあるのでしょうし、呑気な人が多いこともあるのかもしれません。少なくともマスクをしていると、逆にインフルエンザや風邪にかかっていると誤解されかねない雰囲気もありますから、カナダでインフルエンザをもらってきた高校生がマスクをしにくい雰囲気だったのはよくわかります。基本的には手洗いなどを徹底して、感染者が居そうな場所に近づかない、また、自分がかかった疑いがあるなら安易に出歩かない・・といったことしかないのだと思いますが。

さて、イミグレはほとんど待ちなしで抜けて、カスタム通過後に荷物を預けて出発ロビーへ。LAXの第3ターミナルは乗り継ぎでも一度外へ出ないといけないので面倒です。SFOも同じなのですが、デトロイトやミネアポリス、ポートランドなどでは、そのままセキュリティを通って出発ゲートへ行けるので便利です。セキュリティの先で各ターミナルがつながっていない空港の構造にも理由があるのでしょう。

とりあえず、2階の出発ロビーに上がり、再度セキュリティを通って、ゲート前でちょっと待ってから乗り継ぎ便に搭乗。50分ほどのフライトでラスベガスに到着しました。このところ肌寒かった日本からいきなり真夏の国に来たようで、気温は30度を軽く超え、今週は華氏100度つまりは40度近い気温も予想されています。一方で建物の中は外が暑くなればなるほど寒くなるので、逆に少し厚着が必要ですから、調節には苦労しそうです。

今回も昨年と同じ、ルクソールホテルに泊まることにしたのですが、今回はピラミッドの部屋をとりました。変わっていることといえば、エレベーターが斜めに動くので、加速度が斜めにかかってちょっと戸惑うことと、窓が傾斜していることぐらいで、それ以外は大きな違いはありません。窓からは空港が見渡せて、なかなか眺めもいい部屋です。ホテル前のスフィンクスの背中が見えます。

レジストレーションが開いていることを期待して、CSI SX会場のマンダレイ・ベイまで行ってみたのですが、今日はまだ開いておらず、すごすごと戻ってきました。Interopのレジストレーションはやってましたが、まだ閑散とした感じでした。去年は前日でももう少し人がいたような気もしますが・・・。

一旦、部屋に帰って一休み。ピラミッドの客室は壁面にあり、内部はカジノやシアターなどになっています。

少し疲れたので横になったらちょっと寝込んでしまい、気がついたら7時ごろ。食事をかねてちょっと外に出てみました。ラスベガス自体の観光客は昨年よりもむしろ多いような気もします。なにか仮装イベントでもあるのか、仮装した人がたくさん歩いてました。

夕食はちょっと戻ってマンダレイ・ベイのバイキングですませ、ちょっとスロットで遊んで(10ドル入れて22.5ドルもらい・・)からビールを買って部屋で夜景を見ながら飲んでます。明日は、朝からCSI SXへ。さっき、外に出かけたときに、CSI常連のS君にばったり。これからカントリーミュージックのショーを見に行くとのこと。しかし、よく出会ったものです。これだけ人が多いのにね。Small Worldです。さて、ほかの常連さんたちは来られたかな。来ている人には明日の朝のジェネラルセッション(キーノート)で会えると思いますが・・。さて、今日はそろそろ寝ましょうか。

現在、成田空港で米国行きの搭乗待ち中。時節柄、さすがにちょっと閑散とした感じがある空港ロビー。横浜駅でNEXを待っている時も、なんとなく周囲の視線が厳しげ・・。

なんでまたこの時期に・・といわれそうだが、今回の渡米は、例年、仕事として参加しているCSI SX(旧NesSec)コンファレンスに参加すること。まだ休業、リハビリ中の身ゆえに今回は出張ではなくプライベートな参加。まぁ、おかげで、帰国後1週間、念のために出社しないことを前提にしつつも、強硬な反対にはあわなかった。今回、私費を投じても行きたかった理由は、この不況下でのセキュリティ屋さんたちのしのぎかたが気になったからだ。昨年11月にワシントンDC近郊で行われたCSI Annualコンファレンスでも、既に参加者が大幅に減っていて、かなり厳しい状況がうかがえた。予算もかなり削られているだろうし、予算どころか自分の首も危ない中、一方ではリストラなどによって社員のモティベーション低下などセキュリティ上のリスク要因は逆に増えている。セキュリティ屋自身もどこまで前向きに物事を考えられるのかが心配だが、それはさておいても、予算の削減と増加するリスクというジレンマをどのように乗り越えていくのか、その点に興味がある。なぜなら、セキュリティの仕事で常に課題とされてきた、リスクと投資の関係が最も厳しく問われる時期だからだ。ユーザサイドのセキュリティ屋さんたちが集まるCSIのコンファレンスでは、ナマの声が聞けるのではないか、そんな期待がある。そして、それはこの厳しい時期でなくてはいけない。

というわけで、敢えて、この時期に国を離れることにした。おりしも、国内での新型インフルエンザの初感染、しかもおそらく潜伏した感染者からの二次感染が疑われる事例が発見された今日、もしかしたら帰ってきたときにはWHOのフェーズが6に上がっているかもしれないなと思いつつも、腹をくくって(というよりは開き直って?)行ってくるつもりだ。大量の殺菌用ウェットティッシュ、うがい薬、気休めとは知りつつマスクも持って行く。むしろマスクは感染予防よりも、帰ってきた時に自分がウイルスをまき散らさないためには必要だ。行きはともかくも、帰りは飛行機の中からしておいて、その後1週間は体調がよくても外出時にはかならずするようにしようと思っている。症状がでなくてもウイルスを持っている場合もあるからだ。マスクは渡航中よりもむしろ帰国後に一定期間はしておくべきだと思うし、行政やマスコミも海外渡航者に対してはこうした注意喚起はしてほしいと思う。

今日の成田は、どんよりとした雲に覆われている。今にも雨が降りそうな感じだ。閑散とした空港が余計に寂しげに見える。

ラウンジに行く前に、いつものように展望デッキで少し時間をつぶした。いつものノースウエストは、すでにクルーのユニフォームや機内誌もデルタのものになっている。機体も順次塗り替えられていくようだ。

まぁ、利用者にしてみれば、会社の状態がよくなってサービスが向上することが一番なので、歓迎すべきことなのだろうなと思う。

さて、搭乗便は16:10初のLA行き、そこで乗り継いでラスベガスへ向かう。ラスベガスでは、CSI SXコンファレンス参加のあと、Interopの展示会を見て、帰りはシアトルに立ち寄ってスキー仲間の友人の顔を見て帰ってこようかと思っている。帰国は24日の日曜日、向こうでの様子はまた日記に書こうと思っている。

・・・と見たら雨が降ってきた。まぁ、もうじき雲の上だから関係ないが・・・(笑)。

リハビリ最終段階。1週間のフルタイム出社に入って2日目も無事終了。気分的にも特に問題は感じていない。まだ正式には休業中なので、特に仕事の割り当てもなく、今週はセキュリティ技術の社内教育のカリキュラムの改訂をぼちぼち進めている。先日、JNSAの有志で書いた新しい教科書が出版されたので、これに合わせた形で内容を変更しているのだけど、本の構成を抜本的に変えたので、ちょっとホネな作業になっている。(これは自分の首を絞めた形・・・なわけなのだけど・・(苦笑))

フルタイムなので、昼休みはまた、ぼちぼち周辺の散歩を始めたのだけど、暑くてもう豊洲経由対岸まわりのロングコースは無理。とりあえず日陰の多い近場を歩いてお茶をにごしている。

春先には薄いピンクに染まった桜並木も、いまはもう青葉に覆われていて、木陰は涼しげだ。歩道は緑のトンネルとなっている。

こちらは常緑樹に覆われた歩道。オリンピック招致の旗が飾られている。

あれこれやっていると時間はすぐに過ぎていく。間に休みは入っているが、リハビリはすでに3週間目。なんとなく感覚も戻ってきつつある。一方で、あれこれ課題も見えてくる。復帰後に取り組むべき課題はある意味で復帰前と何も変わっていない。もちろんこれは想定内なのだが、さて、どんな形で取り組むべきかは少し思案が必要だろう。同じやり方ではまた同じ結果になるだろうから。

定時に会社を出て、晴海通りを有楽町まで歩く。昨日も同じように歩いたのだが、昨日はちょうど勝鬨橋の上でビルの谷間に夕陽が雲から顔を出した。

今日は雲が厚くて夕陽は見られなかったのだが、築地の先の公園の花壇が綺麗だったのでちょっと1枚。もう薄暗くなっているのに、花の色は意外に鮮やかだ。

この少し先には歌舞伎座。この歌舞伎座もあと1年足らずで取り壊されることに・・・。正面にはカウントダウンが・・・。しかし、保存してほしいという気持ちは多くの人が持っているのだろうけどね。某鳩凸大臣(管轄外)に頑張ってもらおうか。(笑)中に郵便局でもあれば面白いのだけどなぁ。

今日は残念ながら電車は座れず。運が良ければ有楽町から乗ると、どこかで座れることもあるのだけどね。まぁ、これもリハビリのうちかな。

さて、今日は早めに休もうかな。なんだか風が強くなってきた。明日は荒れ模様かな・・・。

今日は朝からいい天気。富士山もくっきり見える。連休に実家から帰って以来、雨続きだったので気持ちがいい朝だった。

朝飯を買って帰ってきてTVをつけて食べ始めたところに飛び込んできたのが、新型インフル感染者確認のニュース。まぁ、ある意味予想されていたことでもあり、そのこと自体よりも、その情報がどのように流れていくのかということのほうが気になった。見た限りでは、マスコミも比較的冷静にニュースを伝えていて、政府も厚労相の会見までは少々時間がかかったものの、発表された内容はある意味、教科書通りで一安心。各メディアとも専門家のコメントや、感染の避け方などをまとめて放送するなど、不安感の打ち消しを念頭に置いた報道姿勢だ。

昨日は、気を利かせて書いたつもりのWHO会見のサマリーが、あちこちに聞き間違えがあって、ちょっと恥ずかしいことになってしまったので、今日はもう一度、文書化されたものと音声を突き合わせてなぜ聞き間違えたのかを考えてみた。簡単にいえば、まだ日本語で言うところの「てにをは」をきちんと聞き分けられていないのだと思う。まだまだ修行が必要だなと思う次第で・・・。自分の専門の内容ならば、ある程度知識で補完できるのだけど、専門外のことをきちんと聞きとるにはまだまだ努力が必要なのだと思う。今回も結局自分の主観で補完してしまったので、ずいぶんと不正確になった部分があった。これは、リスニングよりもリーディングで、文章がすんなり頭に入ってくるような練習を重ねたほうがいいかもしれないな・・と。

さておき、ニュースは気になったものの、今日は午前中に診察のために病院へいくことになっていたので、車で都内の病院へ向かった。

最初に耳鼻科へ行って、先日から時々雑音が聞こえる右耳の診察。2週間近く薬を飲んだのだけれど、あまりよくならないので再度見てもらう。耳の中や鼻の奥をスコープで見てもらったのだけど、特に異常な様子が見られないので、もうしばらく薬(抗生剤、鼻汁を出やすくする薬)と、耳鳴りを抑えるためにビタミン剤(B12)を追加して飲むことになった。あまり気にしすぎないでねとのこと。

次に行ったのは精神科。この間のリハビリ出社の様子を先生に話してみたら、状態はかなり改善してるので、あまりあせらずにね、と言われた。飲んでいる抗うつ剤は、しばらくはいまの量で続けて、最終的には1年くらいはかけて減らしていくことになるようだ。

とりあえずお昼前に自宅に帰ってきて、それから昼食に出かけて、その帰りに薬局へ寄って薬をもらってきた。歩いていると汗ばむくらいの陽気だ。昨日まではちょっと肌寒かったのに一気に夏になったような感じ。ちょっと体がついていかない。

家に帰ってまたテレビでニュースをチェック。それから関連サイトをネットでチェック。米国CDCのサイトでも、WHO同様に毎日プレスコンファレンスが行われていて、その音声ファイルと少し遅れて文書化された記録がアップされている。音声はWHOのものに比べてちょっと音質が悪く聞き取りにくい。また、米国では、啓発用に pandemicflu.gov というサイトが立ち上がっていて、一般向けの情報が整理されて公開されている。感染防止の注意を説明したビデオはわかりやすい。日本でもこういうサイトを上げてくれればいいのにな、ととりあえず厚労省のサイトを見てみたら、ありました。新型インフルエンザ対策サイトの日本版。でも、米国に比べるとちょっとたよりない感じもするし、最新情報がまだ5月6日のもの・・・・うーん、今日なんかは即アップデートしてほしかったなと。それに、米国ではCDCの会見などで先のサイトがあることをメディアに伝えているから、メディアは国民にその存在を知らせているはず。一方、日本でこのサイトをニュースなどで紹介したメディアは私は見ていない。(もしかしたらあるかもしれないが)まぁ、あまり頻繁には更新していないみたいだから、教えたら逆に苦情が来るかも・・・とか思いながらもちょっと情けない。たしかに世界一の感染者数になった米国とは政府の緊迫度が違うのかもしれないが、今日あたりからはこちらのほう(国民向けの情報公開)も臨戦態勢で願いたいものだと。

そんなことをしている間に、もう夕方。ちょっと外に出たら、面白い雲を見つけた、まるで竜が飛んでいるような雲。役目を終えた鯉のぼりが竜になって空に昇ったみたいだ。

そして夕暮れ。夕焼け雲もちょっと不思議な形

こうして今日も暮れていった。明日も暑くなりそうだ。

雷雨・・・

| コメント(0) | トラックバック(0)

今日は早朝から雷雨、一旦夕方になって晴れ間が見えたけれど、今はまた雷鳴がして雨が降り出した。

今朝は電車の遅れもなく無事、始業前に出社。ただ、電車の中で車内スクリーンを見ていたら、宇都宮線の人身事故で湘南新宿ラインは今日も運転見合わせ中になっていた。この路線の乗客には昨日の今日でさぞやストレスがたまっただろうな・・・と。その影響もあってのことか、乗っていた電車も一時すし詰めになりかけたが、特に気分が悪くなるようなこともなく落ち着いて乗っていることができた。気分的には以前と比べればずいぶん安定してきたなと思う。

今日までは3時でおしまい。来週一週間はフルタイムのリハビリ最終週となる予定。帰りがけに、また周囲の花を眺めて気持ちを落ち着けて帰ってきた。

(以下の部分は当初のバージョンでは私の聞き違いのためにかなり不正確だったので訂正しました。文書化された内容を改めて読み直してかなり自分の主観で補完していたことに気づき、自分のリスニングの課題をちょっと思い知った次第で・・・)

4時半ごろ自宅に帰ってテレビをつけた。CSの日テレニュースチャンネルで新型インフルエンザ関連のニュースをチェック。Mixi側の日記には書いたのだけれど、実は今朝、昨夜のWHOの定例プレスコンファレンスの内容を昨日紹介したサイトの音声ファイルでチェックしていた。これまでは、どちらかといえば、過剰なリアクションを抑えるような、やわらかな表現が多かったのだが、昨夜のフクダ氏は少しトーンが違っていた。おそらく、感染拡大が依然として持続していることから、楽観的すぎる観測にクギをさしたかったのだろう。もしかしたらフェーズ6宣言の伏線なのかもしれないが、1918年のスペイン風邪を引き合いに出して、このときは春に緩やかな流行があって、一度下火になった後に、秋ごろからより悪性の大流行が始まって結果的に数千万人の死者を出したことや、過去の例からパンデミックでは全世界の人口の3分の1にあたる人が感染する可能性があること。これは現在の人口にすれば20億人にのぼることなどを紹介し、警戒を続ける必要性を強調した。

また、こうした悪性化の兆候がこれから冬場のインフルエンザ流行期を迎える南半球で出てくる可能性があり、これを注視していることや、大流行は南半球の発展途上国で大量の重症者や死者を発生させる危険もあり、WHOとしてこれらの途上国への支援も重視していることを述べている。

しかし、一方で会見の最後に終わらせようとした司会者を遮って、「皆さんがこの会場を出るときに、来年まで20億人が感染する可能性があると言いながら出ないでほしい。これは未来を予測したものではない。これはあくまで過去のパンデミックの際に全人口の3分の1が感染したということであり、未来のことではない。未来がどうなるのか、よくなるか悪くなるか、それはまだわからない。」と念を押した。少し脅かしすぎた・・・と思ったのだろうか。

この会見についての日テレの報道を見るとちょっと脅しが効いてしまったようだ。20億人が感染する可能性がある・・・と述べたとの報道。たしかに可能性としてはあるのだが、ちょっと悪いほうに倒れ掛かっているように思った。最後にフクダ氏があえて述べたコメントについても、「予想は不可能」という部分のみが強調されていて、なんとなく不安を煽りそうな報道姿勢だったのは気になった。NHKは報道で、南半球での可能性についてのみ触れ、20億人・・の部分は報道しなかった。やはり、マスコミの報道だけではなかなか全貌をつかみにくいようだ。ちなみにNHKはシカゴでの日本人小学生の感染をちょっとショッキングな表現で取り上げながら、一方で、米国CDCが発表した調査結果を詳細に報じた。この報告書は後で見てみようかと思っている。

WHO会見ではある記者が、各国の対応についてコメントを求めたのに対し、フクダ氏はWHOとして、個々の国の対策にコメントする立場にはなく、各国はそれぞれの立場で持てる情報をもとに有効と思われる対策を講じているとした。またフェーズ6の判断は(多くの専門家の判断をもとに)最終的にWHO事務局長が下すことになるだろうと述べた。

さて、今日の夕方は一度晴れ間が見えたのだけど、本格的な回復は夜半過ぎになるとの予報だ。なんとなく新型インフルエンザを暗示しているように思ったのは、私にも脅しがきいてしまったのだろうか・・・。

連休明けの一日

| コメント(1) | トラックバック(0)

思ったほどの殺人的な渋滞もなく、交通機関の混雑もほどほど、新型インフルエンザにひやひやしながらも無事終わった感がある大型連休。今日からまた会社・・・・と、いきなり出足をくじかれた。駅に行ったら京浜東北線が止まっている。また人身事故か、と思ってアナウンスを聞いていると、人身事故があった後で、今度は鶴見付近で横須賀線が故障し、身動きが取れなくなった電車から乗客を鶴見に向かわせているとのこと。たしかに、横須賀線は鶴見から先は並行する鉄道がない(南武線はあるが・・・)から、鶴見に降ろすのはしかたないかもしれないが、これじゃ京浜東北線は当分動かせない。8時前に駅に着いて、とりあえず電車に乗ったものの、アナウンスを聞いた乗客はどんどん降りて、隣の京急新子安へ流れていく。しかし、経験上、こうなってしまうと京急は横浜あたりから大混雑になってしまい、まず乗るまでに相当な時間がかかるうえ、川崎あたりで特急などに乗り換えることも難しいだろう。この区間はそれでなくても限界に近い人数を運んでいるのだから。・・・というわけで、様子見を決め込んで、空いてきた京浜東北線の車内で座って待っていた。まぁ、会社に行くといっても、リハビリ目的だし、こういうストレスもリハビリのうちだろうから、ゆっくり構えていようと思った次第。

結局、10時過ぎに動き出したが、鶴見、川崎とホームは超満員で電車はすし詰めになった。座っていてラッキー。京浜東北のいいところは沿線で乗り降りがかなりあること。大森あたりでかなり降りてくれたので、混雑は普通の状態に戻った。11時に2時間遅れで出社。今日は3時までの予定だったが、結局2時間短くなってしまった。5時ごろまで居ようかと思ったのだけど、考えてみれば、通勤時間を含めてのリハビリと考えれば3時までで十分。で、3時に会社を出て帰ってきた。

晴海界隈はしばらくご無沙汰していた間に、少しずつ変わっている。トリトンスクエアの向かいには新しい高層マンションが完成間近だ。このところ、マンション建設ラッシュ。勝どき交差点周辺の再開発でも、超高層ビルを建てようとしていて、そろそろ下層部分が姿を見せつつある。

トリトンスクエアの周囲は花盛りだ。このところのぐずついた天気で沈みがちな気持ちを暖めてくれる。

新型インフルエンザは世界的に見れば、あいかわらず拡大している。各国で検査体制が拡充したことで、感染を確定するペースが上がったことも影響しているが、一方であらたな感染も少なからず発生しているようだ。WHOはとくにイギリス、スペインで持続的な拡大が発生している可能性が高いとみて注視しているとの報道がある。もし、これが確実になれば、フェーズ6格上げの条件を満たすことになる。ただ、WHOが繰り返し述べているように、フェーズ6の条件は地域的な広がりのみであり、症状の重さによるものではないため、たとえば毒性の強い鳥インフルエンザなどに比べれば、必要となる対応は比較的緩やかなものになるとのこと。おそらく、渡航制限などはWHOとしては推奨しないことになりそうだ。日本政府もフェーズ6宣言後も現在の水際対策を継続して経過を見守ると表明している。

感染疑い者は16人、今のところ新型感染は見つかっていないが、一方で、まだ季節性インフルエンザの流行が続いており、こちらのほうは全国を見るとかなりの自治体で警戒すべきレベルを保っているようだ。今日のニュースによれば現在、17万人ほどが季節性のインフルエンザにかかっているという。流行の期間は例年よりも長くなっているらしい。そういえば、3月にいったん収まったインフルエンザが再流行して学級閉鎖などがあいついだな・・・と。新型ではなくても、場合によっては命を落とすこともある病気なので、この際、予防策はきちんと講じておこうと思う。

そう思って今日はマスクを持って出て、電車の中ではマスクをしていた。意外やマスクをしている人はごくわずか。周囲からはおそらくパラノイアに見えたかもしれないが、普通の風邪でも今はひきたくない。今月中旬~下旬にかけてコンファレンスで渡米する際に、余計な騒ぎを避けるために体調を万全に保っておきたいからだ。特に、今は医療機関のほうが殺気立っているようで、発熱者の診療拒否なども発生しているとのことだから、慎重を期したいところだ。この件について、某所管大臣が医師法違反だと述べたとか言われているが、それを言う前に、医師など専門家(といっても皆が感染症の専門家ではないと思う)向けに、きちんとまとまった専門的な情報を開示して、まず彼らの不安感を払しょくすることが必要なのではないかと思う。批判すればそれですむ問題ではないと思うのだが。国民も断片的な情報に右往左往しているうちに、だんだん「狼少年」モードに入ってしまい、本当にまずい事態になったときに正しい動きができなくなってしまうのではないかと不安である。この状態でフェーズ6宣言が出ると、まず医者からしてパニックを起こしかねないし、結果として新型ではなく、季節性インフルエンザの感染者の治療がおろそかになってしまいはしないかという危惧もある。専門家向けにも素人向けにも正確で包括的な情報をきちんと開示するのが政府/厚労省の仕事だと思う。ぜひ、霞が関は本来の仕事をきちんとやってほしいものだと。

ちなみに、正確な情報を知りたい人にはWHOのサイト(英語)がお勧め。毎日の定例記者会見の音声ファイルなども掲載されているので、英語のリスニング練習にもなる。(記者や担当者が適度に訛ってくれるので、TOEICのリスニング練習にいいかも。)

帰り道

| コメント(0) | トラックバック(0)

GWで実家に帰省していたのだが、今日は朝に実家を出て帰路についた。天候悪化の予報に反して、今朝の実家方面は快晴。気持ちのいい朝だ。6時に起きてしばし散歩。

30分ほど歩いて家に帰り、朝食をとってから7時過ぎに出発。北陸道に上がった。行きは、話のネタにと高速1000円均一を体験。しかし、勘定してみると、結局100km以上遠回りした上に、渋滞などで結構時間もかかっている。高速代とガソリン代を足して比較してみると、いつも使っているルートのほうが、値段的には同じか安上がりな上、走行距離が短い分、CO2発生量も少なく、地球にも優しい。そこで、帰りは高速を下道をはさんで2区間乗り継ぐいつものルートに変更した。北陸道に小松ICから7時15分頃上がって、富山方面へ向かう。車は(北陸道にしては)多めだが、スムーズに流れている。8時頃には富山ICを降りた。そこから国道41号線で神岡まで走り、国道471号に入って安房トンネルを目指す。安房トンネル入口で9時半頃、富山から1時間半くらいだ。途中の道では、こんな光景も目を楽しませてくれる。

安房トンネルを抜け、国道158号線で松本へ。長野道松本ICから、10時半頃に高速へ。渋滞情報によれば、笹子トンネルで6キロ、相模湖付近で15キロの渋滞が発生していた。これならば通常のレベルなので、とりあえず先を急ぐことにする。

1時間ほどで甲府盆地までやってきた。甲府昭和IC通過時の情報では笹子渋滞は勝沼を越えて一宮御坂まで10kmに延びている。笹子トンネル内の渋滞を避けるための車線規制の影響なのだが、上り坂で10kmの渋滞はマニュアルシフト車にはちょっとつらい。みんなたぶん、1000円キープのために高速を下りないだろうと踏んで、一宮御坂から国道20号へ降りて、下道で笹子越えすることに。案の定、20号は空いていて、時速60~70km程度のペースで流れてくれている。腹が減ったので笹子トンネル手前の道の駅で昼食。これが、ちょうど12時ごろ。30分強、昼食休憩をとって、それから国道側の笹子トンネルを抜けて大月方面へ下る。大月の先から都留へ抜けるつもりだったのだが、大月手前に都留へ抜ける県道を発見。ちょっと走ってみる。所々狭いところもあるが、空いているし、大月市街を通らなくてすむので時間も節約できる。ちょうど、都留ICのところへ出てきた。そして都留から来たときと同じように県道で山越えし道志に出て、国道413号そして412号で厚木に出て246号へ。いつもの海老名~大和付近は断続的な渋滞。しかし、多少いつもよりも込んでいる程度で夏場の土日渋滞とあまり変わらない。そして16号、保土ヶ谷バイパスを経由して首都高狩場線から横羽線、家に帰り着いたのは午後4時ごろだった。走行距離は470kmほど。ひっかかった渋滞は246の渋滞のみ。下道が半分くらいなので時間はそれなりにかかったが、想定範囲内で、殺人的渋滞は経験しなくてすんだ。早めに出てきたのも幸いしたのだろう。

連休もあと1日、明日はゆっくりすることにしよう。

それはそうと、新型インフルエンザのほうは、ちょっとまだ混沌としているようだ。メキシコ政府はピークを過ぎたとの認識で、学校や店舗などを順次再開するとのこと。ただ、米国のCDCやWHOはまだ慎重な姿勢だ。特に、これから夏場にかけて一旦下火になったあと、秋から冬のインフルエンザシーズンに、より強力なウイルスが戻ってくる可能性を警戒している。そういう意味では、これから冬を迎える南半球で新型インフルエンザが流行を続けるかどうかに注目しているようだ。新型のワクチン製造についても、しばらくこの様子を見ながら考えたいとしている。米国政府はメキシコで下火になりつつあるという認識については敢えて否定はしていないが、米国は遅れて広がった分、収束にももう少し時間がかかるだろうとしている。

日本国内では、今のところ確定症例は幸いにも出ていないが、今日も帰国した子供1人が疑いありで検査中とのことで、これから連休帰国ラッシュを迎える中、ウイルスが持ち込まれてしまう可能性にも警戒が必要だ。一方、ニュースでは医療機関の過剰反応が報じられている。海外からの帰国者や帰国者と接触した人でもない発熱患者が診療を断られるケースや、保健所に相談した上で、一般病院に行くようにいわれた発熱患者が診療を拒否されるというような例も発生している。このまえ、米国から帰ってきた同僚が、ホテルや飛行機の空気の乾燥で喉をやられ、発熱もないため一般の病院へ行ったところ、米国帰りだといった瞬間に周囲がパニック状態になって、いきなり隔離病室に連れて行かれたという話しもあった。結局、保健所とのやりとりの結果、発熱もなく、通常の診察で喉の腫れのみで風邪でもなし、ということになり一件落着となったのだが、専門家であるはずの医師ですら、この状態だから大変だ。一方、疑心暗鬼になる人がいる反面、どこ吹く風の人もいる。海外から帰ってきて、検疫で診察を勧められても拒否する輩があとをたたないようだ。これもちょっと無責任な話である。なかなか正確な情報が流れてこないことにも原因はあるのだろう。前にも書いたが日本のマスコミが流す情報は総じて断片的であるように思う。きちんと状況と対処法を国民に知らせるような動きが必要だろう。政治家たちよ、インフルエンザまでも選挙ねたにして騒ぎ立てるのはやめて、きちんと、まとまった説明を政府にさせるように動いてくれたまえ。連休で税金を使って海外旅行をする暇があるのなら・・・・・

まったり一日

| コメント(0) | トラックバック(0)

GW実家帰省中。昨夜は前日分も含めて早めに寝て、今日はちょっと早起きして散歩のあと朝食。これといってすることもないので、テレビを見ながら、退屈すると散歩の繰り返し。実家の前には母が植えた花がきれいに咲いている。

さて、散歩に出ようと路地を抜け表通りに出たところで、空爆の痕を発見。3発もバクダンを食らってしまった私の車・・・。こいつらには、さすがの航空自衛隊(小松基地)も無力らしい。F15もこいつら空賊の敵ではないようだ。(笑)

その空自基地がある空港も、今日はお休みで飛んでいるのは民間機のみ。冷戦時代はしょっちゅうスクランブルがあったのだけど、最近では休日は静かなものだ。暇つぶしにちょっと飛行機など見に行った。

3時台から4時台にかけては離着陸が結構多いので、小一時間空港で時間をつぶして帰ってきた。天気が悪くなってきたからか、実家の前の花は閉じてしまった。

家に帰って、笑点の大吉利を見て大笑いしていたら、次のニュースで、今度はサンフランシスコ帰りの女性がA型インフルエンザ反応・・・のニュース。また横浜かい・・・・。まぁ、この騒ぎはしばらく続くのだろうなぁ。連休帰国ラッシュでどうなることやら。まぁ、この時代、ここまで広がったウイルスを持ちこませないようにするには鎖国でもするしかないのかもしれない。入ってくる可能性を前提に冷静に対処したいものだと。うがい、手洗い、人ごみでのマスクなどは徹底したいなと。それはそうと、私も今月中旬にコンファレンスのため米国に行く予定にしている。今回はプライベートで行くのでできるだけ安く上げようとした結果、ホテルはキャンセル不可、飛行機もそれなりにキャンセル料を取られることが判明・・・この分だと、よほど悪化しないかぎり行くしかないかなと思っている。最悪のケース、1週間ほど足止めされることを織り込んでいくしかなさそうだ。

GW帰省中

| コメント(0) | トラックバック(0)

昨夜、自宅を出て、1000円均一の高速道路を使って実家に帰省しました。午後10時ごろ、横浜の自宅を出て、首都高狩場線から保土ヶ谷バイパス、国道246号厚木から相模湖方面へ抜けて中央道に乗ろうというルート。中央道は八王子から先はすべて地方区間。16号で八王子というルートは車が集中しそうなので、相模湖を狙ったのですが、VICS情報で中央道の渋滞を察知。国道412から413へ折れ、道志から都留へ抜けるルートを選択。都留から河口湖線、大月経由で中央道に上がりました。流れているものの、車は多くスピードは上がりません。慣れない自家用車ドライバーののろのろ運転にしびれを切らしたトラックが右側車線に出てくるので、右側でも時速100kmを切る状態で、ちょっとストレスがたまります。

サービスエリアはどこも満杯。この時間ではまだ行列こそできていないものの、駐車スペースはいっぱいで、通路や路肩に止めている車も続出している状態。

双葉、諏訪湖とパスして入ろうとした梓川も満杯。ようやく、長野手前の姨捨SAで止められるスペースを見つけて、仮眠をとりました。この時点で午前3時。いまひとつよく眠れず、午前7時に起床して朝食。SAはこんな状態で、大混雑中。

山にはまだ桜の花、このSAは高台にあり、長野界隈を一望できます。

渋滞する前に早めに北陸道まで抜けてしまおう・・・と思ったのだけど、ちょっと甘かったようです。更埴から上信越道へ入って、中野の手前で渋滞につかまってしまいました。ここが渋滞の始点

流れは異常に遅く、少し動いてしばらく止まる・・・の繰り返し。おかげで、道路わきの桜並木を堪能できましたが。

渋滞のボトルネックは飯山の先の対面通行。みんな長野方面で降りるとおもいきや、北陸道方面へ抜ける車が多く、狭い道路に車が集中したために渋滞となったようです。1000円均一の料金のおかげで、渋滞がひどくても高速を降りる車は少なく、それがより渋滞を悪化させているような気もします。スピード重視なら1000円余計に払うつもりで、一旦、下道に降りたほうが早いかもしれませんね、

ここまで、12キロほど、ようやく流れるかとおもいきや、そのまま団子状態でさらに数キロ・・・。ようやく流れだしたのは、車線が増える信濃町IC手前。妙高がきれいに見えてました。

この区間は対面通行が多いので、場所によってはまた渋滞が起きます。新井PAのあたりからまた3キロほど渋滞。ちょっとPAでトイレ休憩。

上越JCTから北陸道に。いつもよりは車は多いものの、比較的いいペースで流れてました。とりあえず順調に実家のある石川県小松まで。小松手前で対向車線を見ると事故の模様。大渋滞となってました。この連休の混雑に事故渋滞はちょっと辛いですね。こちら側でなくてよかったなと。そして、小松IC、料金表示はこんな感じで1000円也・・・でした。ちなみに今回のルートは自宅から600km弱。一方、いつも使っている松本から安房トンネルを抜けて富山に出るルートだと450kmほど、150kmちがうとガス代は1000円以上、時間的にもあまりかわらない。つまり、全部高速ルートをとる利点はほとんどないのです。高速代を2000円払ってでも、いつものルートを走ったほうが安上がりだし、環境にもやさしいと思うので、帰りはいつものルートで帰ろうと思ってます。

実家に帰って一休み。昼飯を食ったら眠くなったのでひと眠り。昨夜は、SAでの仮眠でいまいち眠れなかったので、夕方までねてしまいました。夕方に起きだして、あたりをちょっと散歩。家の前にはつつじの花。

実家の裏は一面の田んぼ。農道を歩いて散歩するのは帰省したときの日課です。田植えが終わった田んぼに反射した夕陽。今日はちょっと雲にかすんでました。

夕方は小松空港の到着便も多く、散歩中にも3機ほどが到着。こちらがわからの着陸は、旋回して降りて行くのが見られるので好きです。

夕飯は、まずは刺身とビール・・・。いい気持になってこれを書いてます。今日は早めに休もうかな。あたりには、蛙の声が響いていて、のどかな感じです。結構うるさいのだけど、あまり気になりませんね。今夜はこれを子守歌代わりに寝ることにしましょう。

ようやくGW突入

| コメント(0) | トラックバック(0)

1週間のリハビリ出社を無事終えて、GWに突入。まぁ、それまでの間4ヶ月のロングバケーションだったわけだから、全部出勤してもいいくらいなのだけどね。今日から5月、コイノボリの季節。

午後、家に帰ってしばらくテレビを見ていたら居眠りしてしまい、気がつけば夕方。テレビでは、横浜の新型インフルエンザ疑い患者の検査結果の会見。とりあえず新型ではないとわかって一安心。昨日の成田の乗客もシロだったので、いまのところ日本は大丈夫そう。ただ、世界各地に飛び火しているから、日本に入ってきても不思議じゃない。この連休で海外に出かける人も多いから、可能性は大だ。昨日や今日のような騒ぎが連休明け直前からまたはじまるに違いないと思う。

世界中で感染者が増え続けていて、二次感染もあちこちで確認されつつあるから、なんとなくフェーズ6に引き上げ・・・なんて不安もある。なんとなくマスコミ報道も不安をあおりがち。実際に、昨日、今日の報道を見て、最初、新型が入ってきたと思いこんだ人も多かったようだ。各地のマスコミを見ていると、私見だが一番冷静かつ正確な報道をしているのがCNNのように見える。数値的な情報も切り出してではなく、全体像がわかるように伝えているだけでなく、専門家のコメントも広く紹介している。たとえば、WHOの担当者のコメントでは、「感染確認症例がどんどん増加しているのは、確認に時間がかかり、確認待ちになっていた分の結果がどんどん出て行っているためで、それをただちに、現在も感染が急拡大していることには結びつけないほうがいい。」というものなどもあった。見出しも控えめだ。一方同じ米国でもABCはかなりセンセーショナルな見出しを付けている。ただ、中身は比較的バランスがいい。日本ではNHKが比較的マシだと思う。なんとなく、現代人は「破滅的」シナリオを思い描きがちなようだ。先日、ABCニュースで報じていたが、教育水準が高い人ほど「破滅的」または「終末的」(Apocalyptic)な結末を思い描きがちだとか。エリート人種で構成される報道陣(これは嫌味で言っているのだが)は、この傾向が強いのかもしれないな・・・と。(笑)

冗談?はさておいて、いずれにせよ深刻な事態であることは間違いないし、「弱毒性」ウイルスといっても、感染が全身に広がらないだけで、呼吸器系感染が重症化する危険性はある。決してナメてはいけない。あるニュースで言っていたが、軽症でも大量に患者が発生すると医療現場が混乱するから、それが怖いのだと。そのとおりだと思った。こうなってしまうと、風邪や季節性のインフルエンザにかかっただけで、本人や周囲をパニックに陥らせる可能性もある。ともかく、新型インフルエンザに限らず、余計な病気をもらわないようにすることだと思う。手荒い、うがい、人ごみでのマスク着用などを心がけたい。また、調子が悪い人は出かけたりせず、早めに医療機関に相談するべきだ。新型に気を取られているうちに、普通のインフルエンザが流行する可能性だってある。毎年、この時期には小流行が発生するようだから、注意するにこしたことはないだろう。

悪質な便乗も出てきている。インフルエンザ関連の情報に見せかけたスパムメールや、マルウエア(コンピュータウイルスなど)を仕込んだ添付ファイルを付けたメールなどが出回っているようだ。米国などでは、「豚インフルエンザFAQ」と称したPDFを添付したメールが出回って、これを開くと、Adobe Readerの脆弱性が攻撃されて感染するという。この脆弱性はすでにパッチが出ているものなので、最新版のソフトを使えば大丈夫なようだが、先月末にはまた新たな脆弱性も見つかり、攻撃コードが公開されている。この脆弱性のパッチはまだ公開されていないので、これがつかわれると状況は深刻だ。PDFであっても、素姓のわからないファイルは開かないほうがいい。日本では、マルウエアが含まれたZIPファイルを添付した同種のメールが、国立感染症研究所の名前を騙って送られているようだ。研究所では注意を呼びかけている。

さて、そんなことをしているうちに、今日も夕暮れ。昨日までと違って、今日はちょっとうす雲がかかっている。空にはすでに半月に近い月が出ている。

明日からの5連休、前半は実家にちょっと帰ってこようと思っている。今回、はじめて高速道路1000円の恩恵にあずかろうと思うのだけど、渋滞を避けるために、タイミングをみはからって移動しようと思っている。

月別 アーカイブ

このアーカイブについて

このページには、2009年5月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2009年4月です。

次のアーカイブは2009年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。