このブログは「風見鶏」が、日々気づいたこと、思ったこと、したことを気ままに綴る日記です。2008年9月に旧ブログから引っ越しました。バックアップをご覧ください。

ゲストログインがうまくできないので、コメントを承認制にしました。スパムでないことを確認の上、公開します。判断はあくまで「風見鶏」の主観で行いますので、文句は受け付けません。(笑)承認が遅れることもままあると思いますが、あしからず・・・

システムトラブルのため、2015年以降のブログ画像と2018年5月以降の記事が消失しました。画像は鋭意、新しい物から順次復旧中ですが記事については残念ながら戻せません。残念ですが、あきらめます。

なお、ここに書いていることは、あくまで個人的な思いであり、いかなる組織をも代表、代弁するものではありませんし、無関係ですので念のため。

【メモ】IE8のクリックジャック対応

| コメント(0) | トラックバック(0)

久々にセキュリティねた。

JPCERT/CCから以下の文書が出ていたので、apacheを使ってちょっと実験してみた。

http://www.jpcert.or.jp/ed/2009/ed090001.pdf

この攻撃は、すでに昨年、可能性が報告され、実際にいくつか攻撃事例もあるのだけれど、なかなか有効な対策がなかったもの。正当なWebサイトの表示の上に透明なフレームを重ね、本来のWebサイト上で行われるマウスクリックのイベントを横取りして、別のサイトに対して不正な操作を加えさせるというものだ。この攻撃を行うには、XSSのように不正サイトを一度踏ませるか、サイト改ざんが必要と思われるが、実際に攻撃に使われた事例もわずかながらあり、特定の組織を狙ったような攻撃にも使えそうだ。IE8に実装されるのは、Webサーバから返されるレスポンスヘッダによって、こうしたフレームのオーバラップをブラウザ上で禁止しようというもので、X-FRAME-OPTIONS DENYといったヘッダが返された場合、IE8はこうした他のサイトからのフレームを重ねて表示することを拒否するというもの。上のドキュメントでは、Debian上のApacheとIIS6の設定例がかかれているが、私がソースコードから構築したApache 2.2.8では、この設定ではうまく動作せず、以下のような設定となった。おそらく文書上の例はDebianの環境に依存しているようだ。

 

Apache 2.2.xでの設定例(httpd.conf)

 

<IfModule headers_module>

Header append X-FRAME-OPTIONS "DENY"

</IfModule>

 

違いはモジュール名だけなのだが、エラーもでないので、間違った設定を入れて安心してしまう可能性もあるかもしれない。モジュールはたしかにmod_headersなのだが、設定上はその識別子であるheaders_moduleと記述しなければいけないようである。

 

ただし、このヘッダが有効なのは、現在のところIE8のみ。他のブラウザが追従するかどうかや、IE8がどのくらい早く普及するか(Winodows7になってから?)がカギとなりそうだが・・

 

とりあえず、メモとして・・・

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.kazamidori.jp/MT/mt-tb.cgi/90

コメントする

月別 アーカイブ

この記事について

このページは、風見鶏が2009年3月 8日 08:52に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「モヤモヤの原因」です。

次の記事は「高速料金「値下げ」のワーストケースシナリオ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。