これまた二転三転の上の辞任劇。海外メディアは問題の会見シーンの大写しをまた流して報道。ついでに、内閣支持率にも言及。先進国中最悪のGDP減少は、この迷走政治と無縁ではあるまい。ここまで信頼を失いながらも居座る現政権もさることながら、その足を引っ張り続ける民主党にも少し辟易している。麻生が降りても自民党にとって解散はありえないだろう。このままあと半年、国政の足を引っ張り続けたら民主の株もかなり下がるはずだ。当然自民はそれを狙っているだろう。多少難があろうとも、まず予算を通して、それから追加対策なりをどんどん打ち出していくことだ。そういう必要な妥協ができなかったから、昔の社会党は万年第二党に甘んじたのだ。本当に二大政党政治を目指すのであれば、民主はここらで戦術を変えるべきである。米国の共和党は反対姿勢を明確にしつつも、若干の修正を入れて予算を通した。オバマ人気にとことん逆らうのは得策ではないとの判断もあっただろうが、まずは社会不安、市場の不安を緩和することを第一にした判断だろうと思う。
永田町界隈が迷走する中、この国の状況はどんどん悪化している。連日ニュースをにぎわす凄惨な事件の頻発もこれと無縁ではあるまい。政局に夢中になっている政治家たちよ、そろそろ目を覚まして周囲をみまわしてみるがいい。
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