ああ、ホテルの無線LANがおかしくて接続できなかったので、俗世とは隔絶・・・と思ったのもつかの間、ヘルプデスクにごねたせいか、翌日には復活してしまいました・・・。しょうがないので、レポート続行です。
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で、3日目は朝からコナへ移動。うーん、オアフとはぜんぜん雰囲気が違う・・・。これが南の島・・・という感じで、なかなかグッド。
で、早速車をレンタルして、海岸沿いの19号線を北上。まだ朝早いので、ホテルに行ってもだめだろうと思って、そのまま島巡り。黒い溶岩台地の中を一直線に伸びる道路は走っていて気持ちがいい。やがて海岸沿いを離れて、190号線から今度は山側を南に下るルートへ・・・。少し行くと、 Saddle Road の文字・・・。うーん、時間もあるから行ってみるか・・・と、左へ折れ、マウナケアの麓をヒロに向けて走る。
ガイドブックでは、かなりの悪路とのこと。たしかに、狭い上に舗装がかなり痛んでいて、あまりスピードを出せない。マウナケアとマウナロアという二つの4000m級火山のすそ野が交わる鞍状の峠を越える道だから、この名前なのだろうけれど、通る車も少なく、あたりはのどかな牧草地。ヒロ50マイルの標識を横目にひたすら走る。
どんどん上っていくと、開けた台地に出る。もう海抜1000mはとっくに超えている。左にマウナケア、右になだらかな傾斜のマウナロアを見ながら一直線に道が延びている。
そろそろトイレに行きたいな・・・と思っていたら、マウナケアの公園管理事務所と休憩所があったので、一休み。しかし、トイレはあっても手を洗う場所がない・・・。おまけに、・・・(以下自粛:ちょっと気分悪し・・・)
さて、気を取り直してまたサドルロードを走る。やがて道が急にきれいになる。どうやらこれはヒロ側から延びてきた200号線らしい。(実はこれまでの道も200号線、天文台観光がクローズアップされるようになり、ヒロ側だけは改修されたのだそうな) しばらく走ると、マウナケアの登山口。ついでだから、途中まで様子を見に行こう・・・と登り始めた。しかし、山は黒雲に覆われ始めている。マウナケアの裾野には小高いハゲ山がいくつか並んでいる。もうそろそろ2000m、森林限界か・・・。
かなりの急坂を気圧差にならしながらゆっくり上っていくと、ビジターセンターがある。チャレンジャー事故で犠牲になったハワイ出身の飛行士、オニヅカさんの名前がつけられたこのビジターセンターは標高2800m、マウナケアの山頂を目指す人たちが高度に体を慣らす場所だ。高山病への警告など、注意書きが大きく書かれていた。
ここはすでに雲の中、半袖Tシャツと短パン姿ではここまで・・・・ということで、マウナケア様子見は終了。上っているときはあまり感じなかったが、下りはすごい急坂に感じる・・・。ブレーキが焼き付かないように、エンジンブレーキを使うが、ただでさえオートマチック車でローに落としてもこの急坂ではエンジン回転があがるだけ・・・。結局ブレーキに頼らざるを得ない。
どうにか、分かれ道まで下って、さて、どちらへ・・・と迷ったが、ヒロまでは20マイル・・・ええい、行ってしまえ・・・。ということで、一路ヒロを目指した。ヒロ側の200号線は快適・・・と思っていたらところどころに工事区間、迂回路や砂利道がいきなり出てくる。でも、前半の道に比べればずいぶん快適だ。
とりあえずヒロに到着。しかし勝手がわからず、町中をぐるぐる・・・見つけたショッピングセンターのマックでとりあえず休憩がてら昼食。
さて、大回りしてしまったので、あんまりゆっくりしてると日が暮れる。そろそろホテルへ行かないと・・・・とはいえ、ここは島の反対側・・。とりあえず地図で帰りのルートを検討。さすがにサドルロードはやめにして、距離から考えて北の海岸線沿い19号線を選択。一路コナ方面を目指して走った。
19号線を走ること1時間強、今朝の190号線との別れ道から190号線に入り、そのまま南下、カイルア・コナに向かう。・・・と、前方、マウナケア方面から黒雲が流れてくる・・・。やがて滝のような雨・・・。ワイパーがきかないくらい・・。右側は崖・・・だったりで、ちょっとひやひやしながらもなんとか無事、ホテルにたどり着いた。
ホテルはカイルア・コナの海沿い。今度の部屋は、なんとかまともに海が見える。(正面が海・・・ではないのだけど)そろそろ日が暮れ、庭のステージではポリネシアンダンスショー。なんとなく、このまえ行った、いわきの某所を思い出してしまった私は無粋?(こっちは本場だし・・・)
さて、これを書くのにネットにつなごうとしたら、無線LANしかない。で、無線はつながるのだけどIPアドレスがとれないという、ありがちなトラブルに遭遇。ヘルプデスクに電話して、あれこれすったもんだしたあげくに、たぶん機械がおかしいんだろうから、明日誰かをそっちに送って、チェックさせる・・・とのこと。あんまり期待できなさそうなので、なかばあきらめていたのだが、今日のお昼には直っていた。で、今は、海沿いのテラスにPCを持ち出して、これを書いている。(今日はまったりモードの一日・・・・。今日の様子はまた後ほど・・)
天国みたいなところにいて、それでも俗世とのつながりを持たざるを得ない性格は「業」とよぶべきなのだろうか・・・。(苦笑)
では・・・