Interop 2日目

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昨日に続いて、Interop。朝のキーノートは8時半からなので、まだ時差ぼけ気味の体にはちょっと辛い。とりあえず朝飯を食う暇もなく参加。今日はスポンサーのCitrix, Oracleの2社のプレゼンと Web2.0セキュリティに関するパネル。Citrixは、Web2.0サービスのデリバリーシステム(つまりは、データセンタのフロントエンド)としてのNetScalerの役割を強調するような内容。そういえば、NetScalerを買った後に買ったWebアプリケーションファイアウォールのTEROSも、そろそろNetScalerに統合されつつあるようだ。F5と真っ向勝負の様子だが、はたして実績ベースでF5に勝てるのだろうか。こうなると一方で単品のWebアプリケーションF/W製品は、大規模用途向けにはちょっと辛くなってくるかな・・・と思う。

Oracleは、データベースなどの基盤ソフトとミドルウエア、ビジネスアプリまでの品揃えの良さと、他との互換性を重視した様々な標準の採用に固執する姿勢を強調。これはWeb2.0やSaaSの世界においても、中心的な役割を果たすのだ、というアピールにちがいない。ちなみに、SaaSベンダはオープンソースを採用する傾向が強いのだが、ミッションクリティカルなアプリケーションへの強み(実績)を強調することも忘れていない。

Web2.0セキュリティのパネルでは、Secure Computing のCEOをモデレータに、US BANKと某大学のCISO、Secure Computingのコンサルタントの3名がそれぞれの立場から意見を述べた。銀行と大学という正反対とも言える性格の組織を引っ張り出したのは面白い選択だろう。Web2.0・・というよりはジェネラルなセキュリティ談義になってしまっていたのだが、だいたい想像通りの内容。面白かったのは、セキュリティ対策の投資と効果をどう考えているかという問いに対し、銀行は「とにかくコンプライアンスや信頼をたもつためだからやらなきゃいけないので必要なカネは使う・・・・」という姿勢だったのに対し、大学側はリスクアプローチで必要な投資と受け入れるべきリスクを決めるという正攻法であたっていると答えたのは、なかなか興味深かった。

キーノートの後、ちょっと重ための朝食(というよりブランチになってしまったのだけど)をとって、それから展示会場をうろついた。

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大手各社は、10Gをベースにしたデータセンタ用のソリューションにセキュリティなども加えた品ぞろえを中心に据えているほか、一般向けには音声・画像などの統合を前面に出している。無線系は802.11nの高速通信をベースにエッジを無線化する方向を志向しているようだ。当然必要なセキュリティを組み込んだ上での話だ。実際、これらはあまり目新しいものではないように思う。新しいものがなく、大手がすべてを提供する中で、ベンチャー企業もいまいち元気がないように見えた。セキュリティも同様だ。目新しいものがなく、やはり主要なソリューションは大手に取り込まれてしまっているため、こちらもいまいちぱっとしない感じがする。こんな書き方をしてしまうとかなりネガティブな感じだが、見ていて、いまひとつ「わくわくしない」というのが正直なところだ。

ま、そう言っていてもアレなので、明日はもう一度、気をとりなおしてブースまわりをしてみようと思う。

今夜は、一人で飯を食いにでたので、Stripを少し北に歩いて FlamingoやCaesers Palaceあたりまで行ってみた。Paris LasVegas のエッフェル塔もどきを見上げて、向かいのBellagioの噴水ショーをしばし見物。分厚いニューヨークステーキ(16oz)を食って帰ってきた。

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なんだか毎日ステーキを食っているようだけど、なぜか肉を食うと元気が出てくる。特に、日本ではこんなステーキは食えないので、こちらにくると、ついついステーキの食いだめをすることになってしまう。

さて、明日は最終日。あと一日、展示会をまわって、盛大に打ち上げと行こう。もう少しツキの女神にお布施をしてもいいかもしれないな・・・と。(すでに結構お布施はしているのだけど・・・[E:sad])

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このページは、風見鶏が2008年5月 1日 18:00に書いた記事です。

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