このところ、日記が週1ペースになってしまってる・・・・。
ところで最近、CSのスーパードラマチャネルで宇宙空母ギャラクティカのリメイク版が始まった。見てみるとストーリーがかなり異なるものの、SFXなんかは格段に向上している。旧版のテレビシリーズも並行して放送されていて見比べて見るとおもしろい。ただ、新版側では、ギャラクティカは退役まぎわのボロ船で、頑固な艦長がコンピュータのネットワーク化を嫌ったために、サイロンのウイルス攻撃から唯一生き残るという設定。生き残った人類政府の大統領は女性。このあたりのコンセプトは現代のもの。(苦笑) ・・・なので、艦内のメカなどは、かなりボロい感じ。最新のメカを期待した点は裏切られたのだが、これは往年のテレビシリーズのマニア(かなりいい歳になってるはず)を意識してのことなんだろうかと邪推してみた。見方によっては前作の続編ともとれる作り方だが、12惑星が全滅状態で、残った人類がまだ見ぬ地球を求めて逃避行を続けるというのは同じ。いずれにせよ、今後の展開がたのしみだ。
しかし、スタートレックといい、エキサイティングなSF映画はやっぱりアメリカ製なんだなぁ・・・と改めて思った次第。これは、登場人物が外国人で我々日本人にとっての生活臭がない、というのも一因なのかもしれないが、間違いなくストーリー展開も緻密で一貫したものがあるように思う。SFXのレベルも向こうが(金のかけかたも含めて)一段も二段も上手だが、そうした技術の使い方、生かし方になれているように思える。
それに引き替え和製のSF映画は、特に最近駄作続き。いい例が小松左京ものの映画化だ。最初の日本沈没は、当時のSFXのレベルではまぁまぁ見れたし、復活の日あたりまではある程度原作の思想に忠実にできていたと思う。ところが、首都消失では、本来、見えないことで観衆の想像を誘うべき雲の内側を見せてしまったり、あげくのはてにはウルトラマンばりのメカまで登場させてしまって、ストーリーを台無しにしてしまった。最近リメイクされた日本沈没に至っては、ストーリーを大幅に変えてしまって安っぽい自己犠牲ものに仕立てたあげくに、沈没までも止めてしまうという暴挙に出た。そもそも日本民族が国家と国土を失ってどうなっていくのか・・・ということをテーマとした小松左京の意図を踏みにじった、まさに暴挙としかいいようがない。おまけに、SFXのレベルもお粗末。小松左京ファンとしては二度と日本での映画化はやめてもらいたい気分である。
やっぱり、日本はアニメ・・・・なのかなぁ・・・。
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