AVCHDねた、ふたたび

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ハワイでSD1を使いまくって、容量にして10GBほどのデータを持って帰ってきた。さて、これをどう料理しようか・・・、となったところで、以前書いた nero の編集機能がいまいちであるのに気がついて、何かいいものはないかとまた探していたところ、ULEAD の DVD Movie Writer 6 SD Edition が、AVDHDの取り込みに対応していることがわかり、とりあえず入手。ついでに、一般向けの編集ソフトである VideoStudio 10もとりあえず買ってきた。たぶん、前者の編集機能は nero 程度だろうと考えたのと、とりあえず同じメーカーの製品なので、ファイルの互換もとれるだろうと踏んだのが理由だ。

昨日の夜から悪戦苦闘してわかったことが、いくつか。まず、DVD Movie Writer 6 を買ってきたままの状態で使うと、SD1のファイルを取り込んで処理する際、エラーが起きて死んでしまうこと。これは、調べたらパッチが存在して、適用したら改善。でも、Pentium D 3.4GHz のマシンで、7分のDVDを作るのに4時間半もレンダリングしてるのは、あまりといえばあまり・・・。1時間ものだと2日ちかくかかる計算だ。結果的にできあがるのは通常画質の16:9サイズのDVDである。これまでほかのソフトを使っていて、P4 3GHzで1時間もので3,4時間あればレンダリングできてたので、この遅さは異常。

それからこれはマニュアルにもFAQにも、もちろんパッケージの外側にもどこにも書いてないのだが、AVCHD形式(つまりは、H.264形式)のクリップは、タイムライン編集やクリップ同士の結合ができないこと。MPEG2などのファイルは、ハイビジョン仕様でも編集できるので、これはH.264についての問題のようだ。処理の遅さもどうっやら、H.264ファイルに固有の話のようで、これはコーデックのできが悪いのが原因なんではないかと思う。neroの場合も、AVCHD形式の表示は、かなり引っかかりが多かったので、もしかしたら、H.264はソフトウエア処理にあまり向かない仕様なのかもしれない。(それとも、みんなあわてて作ったので改善の余地が大きいのか・・・はわからないが) とりあえず、ULEADのサポートに編集できないことについて質問(というよりもクレーム)を投げておく。少なくとも、マニュアルにもHPにもどこにもそういう制限事項は書いていないから、「仕様」ではありえないと釘をさしておいたのだけど、それでも「仕様」だと言われたら、どうしてやろうかと・・・・(笑)。(JAROか消費生活センターか・・・・(^^;) )

とりあえず、読み込んだファイルはMPEG2に変換してエクスポートできるようなので、現在、これを書いている裏でガリガリとCPUが回り続けている。変換した後は,Video Studio 10に読み込んで、こちらで編集しようかと。26分のデータを変換するのに5時間ほどかかりそうなので、実際の編集作業は連休かな・・・と。はぁ、ちょっと疲れた。

Video Studio 10のほうは、結果をIEEE1394で出力できるようなので、うまくいけばHDDレコーダーなんかに1080iで落とせるかも・・・と期待している。ちなみに、Video StudioはまだAVCHD形式には対応していない。H.264のコーデックは持ってはいるようなのだが・・・。

しかし、なんとなくクアッドコアがほしくなる、危険な雰囲気が漂ってきた・・・・。絵に描いたような散財の連鎖だけは避けたいのだけど・・・。(すでに連鎖してるとも・・・・ orz)

はぁ、なんだか、今週末も疲れが増した気がする・・・・


ちなみに、今回 Panasonic SD1を使ったインプレッションは、こんなところ。

・軽くて手軽なのはいい。

・バッテリーの持ちは、4GBのSDカードを高画質モード(40分くらい)で使い切るには十分だが、1時間程度なので、SDを差し替えて使うにはちょっときつい。低画質モードだと、持たないかもしれない。ちなみにバッテリーが本体に入ってしまう構造のため、使えるバッテリーは1種類のみ。長時間型はないので注意が必要。

・ズームの操作性は最悪。これは、以前、同社のDVカメラを使っている際にも感じたことだが、ズームボタンの倒し具合でズームの変化速度が変わるのだが、この特性が最悪。少し押してもなかなか動かず、もう少し押すといきなり早くなるので、加減がきかない。またそれに気を取られて手ぶれのもとになる。

・軽いのが災いして手ぶれしやすい。手ぶれ補正もいまいち・・・・。安定した画像をとるには三脚は必須。

総合的評価は、まぁ、それなり・・・。同じコンセプトで SD3が出るけど、画質が向上しても、この手ぶれ問題やズームの操作性が同じだと、結果的に、美しい絵にはならないかもしれないな・・と。

あと、今回、SDHCカードは付属の純正1枚とSAN DISKのものを2枚用意した。SAN DISKでも問題なく使えるのだが、録画を停止したあと、スタンバイに戻るまでの時間が、 SAN DISKのものを使った場合、かなり長いのに気がついた。どうやら、微妙に書き込み速度が異なる(遅い)ことで、アンダーラン防止用のFIFOに多くデータがたまってしまうのではないかと想像。だとすれば、長時間連続で録画すると、アンダーランが生じる可能性もありそう。まぁ、今回連続3分程度の録画ではまったく問題はなかったが・・・。長時間まわしっぱなしにするなら、純正がいいかもしれない。

と、とりあえず・・・インプレまで

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Video Studioは次期版の11の発表が行われています。(発売も、そろそろだったかな?)
(10を新規購入されたということは…最悪のタイミングかもしれませんね)

11だと、AVCHDの読み込み&書き出しが行えるようです。
ただし、やっぱり、かなりのマシンパワーは要求されるようです。

うーん、結構きわどいタイミングでしたかねぇ。そういう意味ではSD1だってそうなわけで、まぁ、ほしいと思ったときが買い時だとは自分では思ってますけどね。

とりあえず、全部 MPEG2に落としたんで、これからぼちぼち編集しますわ。

VideoStudio 11 は、どうやらAVCHDを読み込めるものの、書き出しはできないようです。出力に関しては10と変わらないよう。BluRayもHD-DVDもサポートはなし。サポートレベルとしては、DVD Movie Writer 6と同じレベルのようです。ということは、今持ってる組み合わせで十分、ということになり、あまり食指はのびないですね。

http://www.ulead.co.jp/about/release/2007/070417.htm

発売も6月だし、ま、無視してもいいかと・・・・

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この記事について

このページは、風見鶏が2007年4月22日 17:52に書いた記事です。

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